記事一覧

当ブログについて

NPB2017

NPB2016

NPB2015

NPB2014

則本昂大[2013-]

E則本1_20171106

E則本2_20171106

太字はリーグ最高記録


■ERA+(防御率傑出度)
「平均的な投手が同じ環境で投げた場合と比較した防御率傑出度」を示します。
100がリーグ平均で数値が高いほど優秀です。算出式:「球場守備補正をかけたリーグ平均防御率÷防御率×100」

■RSAA
「平均的な投手と比べて、どれだけチームの総失点を減らしたか」を示します。
数値が高いほど優秀です。算出式:「リーグ平均失点率×投球回÷9-失点」

■RSWIN
「平均的な投手と比べて、どれだけチームの勝利数を増やしたか」を示します。
数値が高いほど優秀です。算出式:「RSAA÷RPW(チームの勝利数を1つ増やすために必要な得失点差)」
 単年度RSWIN 0.0-2.0():リーグの平均以上の防御率を記録した
 単年度RSWIN 2.0-4.0():リーグ上位5傑に入りうる成績を記録した エース級
 単年度RSWIN 4.0-*.*():リーグ最上位の成績を記録した MVP級

■球場補正
「本拠地球場の影響でRSAAが何点分低くなっているか」を示します。
「+」は所属球団の本拠地が得点の入りやすい球場であるため正の補正がかかっている、
「-」は所属球団の本拠地が得点の入りにくい球場であるため負の補正がかかっていることを示しています。
算出方法についてはこちらの記事を参照「球場守備力補正通算記録

■守備補正
「チーム守備力の影響でRSAAが何点分低くなっているか」を示します。
「+」は後ろの守備力が平均より低いため正の補正がかかっている、
「-」は後ろの守備力が平均より高いため負の補正がかかっていることを示しています。
算出方法についてはこちらの記事を参照「RSAAに守備力補正をかける

■補正RSAA
「平均的な投手が同じ環境で投げた場合と比べて、どれだけチームの総失点を減らしたか」を示します。
数値が高いほど優秀です。算出式:「RSAA+球場補正+守備力補正」

■補正RSWIN
「平均的な投手が同じ環境で投げた場合と比べて、どれだけチームの勝利数を増やしたか」を示します。
数値が高いほど優秀です。算出式:「補正RSAA÷RPW(チームの勝利数を1つ増やすために必要な得失点差)」

■簡易WAR
「平均的な控え投手が同じ環境で投げた場合と比べて、どれだけチームの勝利数を増やしたか」を示します。
控え投手の定義は「勝率.380の投手」としました。算出式:「補正RSWIN+投球回÷9×0.12」
単年度WAR 2.0-4.0():年間通して平均以上の成績を記録した
単年度WAR 4.0-6.0():年間通してエース級の成績を記録した
単年度WAR 6.0-*.*():年間通してMVP級の活躍を記録した

■RFIP(FIP傑出度)
「奪三振率傑出度,与四球率傑出度,被本塁打率傑出度を使用して算出したFIPの傑出度」を示します。
平均奪三振率を6.89,平均与四球率を2.90,平均被本塁打率を0.96,平均防御率を3.80としています。

コメント

No title

2016のWARですが
DELTAの数値とだいぶ差がありますね。
菅野はほぼ同じなのですが・・・

Re: No title

山本さん、コメントありがとうございます!

則本のWARの差は主に評価方法の違いに起因していると考えます。

例えばバックの守備陣が優秀であれば、投手の被安打はそれだけ減ると考えられます。
このように投球成績には守備の影響が入りうるスタッツが多く含まれるので、
投球を評価する際には「どこまでが野手貢献(守備)でどこからが投手貢献(投球)か」という線引きが問題となります。

この記事では「投手が実際に帰した走者の数(=失点)」をベースに、
他のスタッツから野手陣の守備力を評価し、野手陣が投手の失点に与えた影響を推定してそこから差し引き、
「平均的な守備陣が後ろを守った場合、どの程度の失点が見込まれるか」を評価する方法を取っています。

一方でDELTAは「投手が実際に帰した走者の数(=失点)」は考慮せず、
野手の影響の入り込まない投球成績(奪三振、与四球、ゴロを打たせた、フライを打たせた)から
「平均的な守備陣が後ろを守った場合、どの程度の失点が見込まれるか」を推定して評価する方法を取っています。

どちらの方法にも一長一短があり、(守備の影響を正しく見積もれるのか?、全てのゴロやフライを同質とみなしてよいのか?等)
WARを算出している米の二大データサイトでも一方は前者寄り、
もう一方は後者寄りの評価方法を採用するなど、あちらでも考え方が分かれているようです。

今季の則本の場合、「野手の影響の入り込まない投球成績」から推定される失点数に対して、
後ろの守備力を考慮しても実際の失点数がかなり多いため、これをどう評価するかが数値の違いになっています。
菅野は両者がほぼ一致しているため、同じような評価になっていますね。

No title

則本投手は3年連続で奪三振王を取るなど、主な数字を見ると圧巻の投球内容となっていますが、
その割には、菅野投手と比べても失点抑止の面に大きな差があるように見られます。
今年に関しても、勝ち星はチームの調子通り順調ですが、防御率は依然として3点台近い数字となっています。
則本投手は本人の実力でコントロールできない面や不運が続いているのでしょうか。それとも、数字に現れにくい部分で彼のピッチングに欠陥があるのでしょうか。

Re: No title

しゃかもとさん、コメントありがとうございます!

奪三振・与四死球・被本塁打から推定される防御率であるFIPを見ると、
則本投手はもっと優秀な防御率を残してもおかしくない投球内容ではあるものの、
仰る通り実際の防御率は振るっていない、FIPと防御率の乖離が非常に大きい投手の一人ですね。

この原因は極めて明快で、則本投手の被BABIPの高さが失点を多く生み出しているためです。
被BABIPはファールと本塁打以外の打球がヒットになった割合を示します。
則本投手は平均的な投手と比べてファールと本塁打以外の打球がヒットになる割合が高いのですが、
FIPの計算においてこの割合は「投手の責任ではない」と切り捨てられるため、評価に含まれないのが乖離を招くという理屈です。

それでは「なぜ則本投手の被BABIPは高いのか?」と考えると、
まず最大の原因となっていると考えられるのは楽天野手陣の守備能力でしょう。
チーム全体の被BABIPやUZR辺りを見ても楽天野手陣のアウトを稼ぐ能力が高くないということが窺えるため、
彼らがアウトを稼げなかった分が則本投手の投球成績に反映されてしまっていると考えられます。

しかし、それを考慮しても則本投手の被BABIPの高さには説明のつかない部分があります。
よく言われるように被BABIPは投手が実力によってコントロールしにくい数値であることは間違いなく、
本人に制御できない運の要素が則本投手にとって悪い方向に働いている可能性は考えられると思います。

ただ、個人的に少し気になっているのが則本投手の「Hard%」の高さですね。
DELTA社が1.02で公開しているスタッツの一つで、全打球に占める強い打球を打たれた割合を示しています。
則本投手はこの割合が4年連続でパ・リーグ平均よりも高くなっています。

つまり、則本投手は強い打球を打たれやすい投球スタイルであるということですね。
当然ながら強い打球ほどヒットになる確率は高いため、これが被BABIPを押し上げている可能性は高いと考えます。
これはおそらく「本人の実力でコントロールできない面」ではないでしょうね。

では「なぜ則本投手は強い打球を打たれやすいのか?」を考えると、
元東映の土橋正幸投手の例が参考になるかもしれません。
土橋投手も則本投手と同様に被BABIPが高く、FIPと防御率の乖離が非常に大きい投手の一人でした。

現役時代の彼のピッチングを見た選手によると、
「甘く入っても良いから徹底的にストライクゾーン内に投げ込んでいた」という証言が多く残っています。
土橋投手も則本投手と同じく高い奪三振率と低い与四球率を誇りながらも、被BABIPが高く防御率の振るわない投手でした。
ひょっとしたら則本投手が現在取っている投球スタイルは土橋投手と似たものなのかな、と考えることがしばしばあります。

コメントの投稿

非公開コメント

コンテンツ

■2017年シーズンデータ
 PFを考慮したwOBAとRSAA
 セリーグ パリーグ 各種PF
 ファームwOBAとRSAA
 ウリーグ イリーグ 各種PF
 各球団の一軍打線
  De 西


■選手INDEX(球団/五十音/守備)
  De
  西 他消滅球団
 
 

■打線アーカイブ
  De
  西 他消滅球団
 歴代打線得点力評価[-2017]
 歴代打線守備力評価[-2017]

■RCWINに関する記録
 RCWIN歴代記録[-2016]
 通算 シーズン RCWIN
 通算 シーズン RCWIN(PF)
 通算 シーズン RCWIN(PF/POS)
 RCWINで見る強力打撃コンビ
 RCWINで見る強力打撃トリオ
 ポジション別
 

■RSWINに関する記録
 RSWIN歴代記録[-2016]
 通算 シーズン RSWIN
 通算 シーズン RSWIN(PF/DER)
 通算 シーズン RSWIN(リリーフ)
 RSWINで見る強力ダブルエース
 RSWINで見る強力勝利の方程式

■守備得点に関する記録
 

■PFに関する記録
 一軍PF
 2017 2016 2015 それ以前
 二軍PF
 2017 2016 2015 それ以前
 球場別各種PF
 マツダスタジアム
 横浜スタジアム
 ナゴヤドーム
 種類別各種PF
 セリーグ得点PF[1957-2016]
 パリーグ得点PF[1957-2016]

■傑出度に関する記録
 打撃歴代記録[-2016]
 通算 シーズン 打率傑出度
 通算 シーズン 出塁率傑出度
 通算 シーズン 長打率傑出度
 通算 シーズン OPS傑出度
 投球歴代記録[-2016]
 通算 シーズン 防御率傑出度
 通算 シーズン 奪三振率傑出度
 通算 シーズン 与四球率傑出度

■戦力分析とドラフト評価
 2015年戦力分析
  De 西
 2014年戦力分析
  De 西
 2013年戦力分析
  De 西
 2015年二軍評価
  De 西
 2015年ファーム得点PFと選手評価
 打順の組み方を眺める
 2016年 セリーグ パリーグ

■選手の個人評価
 ポジション別に最優秀打者を選ぶ
 2016年 セリーグ パリーグ
 2015年 セリーグ パリーグ
 2014年 セリーグ パリーグ
 2013年 セリーグ パリーグ
 2016年打者の通信簿
  De 西
 2015年打者の通信簿
  De 西
 2014年選手別守備得点と総合貢献
 総括
 簡易WARの答え合わせ2014
 球団史上最高の4人を選ぶ
    De 西
 

■2017年の特筆記事
 現役20代選手の通算安打(2017年版)
 「8番投手」は珍しいのか?
 2017年各種パークファクター
 2017広島打線は史上最強か?

■2016年の特筆記事
 2016年における2000本安打の展望
 2016年広島打線、得点力向上の要因は?
 2016年各種パークファクター
 パリーグ野手編成と野手運用の私的評価
 セリーグの犠打減少を考える
 糸井嘉男の成績低下リスクを考える


■2015年の特筆記事
 2000本安打の展望
 違反球の再来?2015年セリーグ
 こちらも違反球?2015年パリーグ
 秋山と柳田が挑む、もうひとつの日本記録
 秋山翔吾の安打記録更新の確率を考える
 「余剰安打」で見る、安打新記録の価値
 山田哲人は何位?二塁手シーズンHR記録
 二塁手史上最高の打撃?2015年山田哲人
 30HRと30盗塁の両立
 三浦大輔、23年連続安打
 谷繁元信、27年連続本塁打
 坂本勇人、7年連続二桁本塁打
 阪神タイガース、得失点差-59で貯金
 2015年はどのくらい打低だったのか?
 2015年各種パークファクター

■考察のようななにか
 □分析結果系
 徹底比較 ダルビッシュ有と田中将大
 平成の大投手 三浦大輔
 ポスト松井稼頭央時代の遊撃手総合力評価
 恐怖の8番打者
 稲葉篤紀、現役引退表明
 0本塁打のスラッガー
 シーズン二桁本塁打に関する記録
 20盗塁カルテットに関する記録
 ピタゴラス勝率を用いた采配評価の妥当性
 鈴木啓示の先発勝利に関する疑義
 セリーグの野手世代交代に関する考察
 □分析手法系
 RSAAに守備力補正をかける
 守備イニング推定手法の改良案
 DERチーム守備得点の改良案
 RRFの考え方
 外野刺殺指標試案
 外野補殺指標試案
 NPB版oWAR(試案)

■データ置き場
 [守備位置別安打記録]
 通算 シーズン
 [奪三振率]
 通算 シーズン
 [与四球率]
 通算 シーズン
 [K%]
 通算 シーズン
 [BB%]
 通算 シーズン
 [wSB+(盗塁得点)]
 通算 シーズン
 投手のシーズン本塁打記録
 セパ年度別 打低打高早見表
 年度別タイトル・表彰獲得者一覧


■当ブログのデータについて
 Kazmix World
 日本プロ野球記録
 スタメンデータベース
 プロ野球ヌルデータ置き場
 日本プロ野球私的統計研究会
 を参考にさせていただいています。

■お問い合わせ
 ご意見ご感想、間違いのご指摘など
 お問い合わせは コメント欄 及び
 ranzankeikoku.npbstats★gmail.com
 にお願い致します。(★を@に変換)

Twitter

検索フォーム

訪問者カウンター