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試験的な守備評価2014(セ)

※12/23追記
評価手順に書いてあるDER補正の項が実際の計算式から抜け落ちていたので修正しました。
巨人・中日の選手はやや過小評価、DeNA・ヤクルトの選手はやや過大評価になっていたようです。

DELTAさんやデータスタジアムさんがされているような高度なデータを用いた計算ではなく、
刺殺,補殺等の簡単な守備データを元に試験的に計算して評価を行なってみました。参考程度にどうぞ。

□内野守備評価
今回はRRFから刺殺部分を取り外したものを使用しました。
補殺が絡んだ刺殺や内野フライは誰がやってもほぼ失敗することがないため、
選手の守備力を判断する材料としては不十分と判断。

■計算方法(RRFそのままですが)
推計ゴロアウト = 投手補殺 + 一塁補殺 + 二塁補殺 + 三塁補殺 + 遊撃捕殺

リーグ平均一塁補殺割合 = リーグ総一塁補殺 ÷ リーグ総推計ゴロアウト
リーグ平均二塁補殺割合 = リーグ総二塁補殺 ÷ リーグ総推計ゴロアウト
リーグ平均三塁補殺割合 = リーグ総三塁補殺 ÷ リーグ総推計ゴロアウト
リーグ平均遊撃補殺割合 = リーグ総遊撃補殺 ÷ リーグ総推計ゴロアウト

チーム一塁期待補殺 = リーグ平均一塁補殺割合 × チーム総推計ゴロアウト + 左腕補正
チーム二塁期待補殺 = リーグ平均二塁補殺割合 × チーム総推計ゴロアウト + 左腕補正
チーム三塁期待補殺 = リーグ平均三塁補殺割合 × チーム総推計ゴロアウト + 左腕補正
チーム遊撃期待補殺 = リーグ平均遊撃補殺割合 × チーム総推計ゴロアウト + 左腕補正

期待一塁走者数補正については許盗塁と盗塁刺のデータが無いため今回は含めていません。

一塁補殺RRF = 実際のチーム一塁補殺 ÷ チーム一塁期待補殺 × チームDER傑出度
二塁補殺RRF = 実際のチーム二塁補殺 ÷ チーム二塁期待補殺 × チームDER傑出度
三塁補殺RRF = 実際のチーム三塁補殺 ÷ チーム三塁期待補殺 × チームDER傑出度
遊撃補殺RRF = 実際のチーム遊撃補殺 ÷ チーム遊撃期待補殺 × チームDER傑出度

一塁PlusPlays = (一塁補殺RRF-1) × チーム一塁期待補殺
二塁PlusPlays = (二塁補殺RRF-1) × チーム二塁期待補殺
三塁PlusPlays = (三塁補殺RRF-1) × チーム三塁期待補殺
遊撃PlusPlays = (遊撃補殺RRF-1) × チーム遊撃期待補殺

守備得点 = PlusPlays × 守備得点化係数

左腕補正についてはmorithyさんの算出したデータ(出典元)より
リーグ平均に対し左腕300余剰投球回につき一塁補殺数-5,二塁補殺数-12,三塁補殺数+12,遊撃補殺数+12としました。
守備得点化係数についてはBaseball-Labのクロスケさんのコラム(出典元)より内野アウトは0.72、外野アウトは0.84としました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

□外野守備評価
クロスケさんの構築したBIPと推計ゴロアウト/推計フライアウト比からフライ数を推計する手法(出典元)を使用しました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

□結果(ポジション別守備得点)
球団 一塁 二塁 三塁 遊撃 外野
巨人 ロペス 片岡 村田 坂本 アンダーソン/橋本/長野/亀井 -30
-1 +12 -15 +11 -36
阪神 ゴメス 上本 今成 鳥谷 マートン/大和/福留/俊介 -30
-3 +1 +6 -28 -6
広島 エル/キラ 菊池 梵/木村 田中/梵 エル/丸/堂林/松山/ロサリオ -10
-11 +23 +20 -18 -25
中日 森野 荒木 ルナ エル/堂上 和田/大島/平田/藤井 +62
+12 -17 +8 +15 +44
DeNA ブラ/バル 石川 バル 山崎/白崎 筒香/金城/梶谷/荒波 +6
+8 -16 -13 +23 +4
ヤクルト 畠山 山田 川端 森岡/谷内 バレンティン/上田/雄平/飯原 +3
-4 -2 -7 -2 +18

一塁、森野がトップなのは個人的には順当な結果。主観だと一塁手の中では最も機敏な動きをしていたように感じた。
DeNAもかなり高いスコアを記録しているが、出場機会の少なかった後藤の多く稼いだ補殺が効いている。

二塁、補殺評価なので2年連続でシーズン補殺記録を更新した菊池が当然トップに。
興味深いのは名手として名高い荒木の数値で、今回の計算では大幅な「-」となった。
刺殺数も評価に含めると「+」に転換するため、Baseball-Labのmorithyさんのゾーン別分析(出典元)に示されている
「フライ処理に秀でた内野手」という評価を裏付ける結果になったと言える。
補殺のみの評価だとこういった選手は割を食うことになるのかもしれない。

三塁、広島の梵・木村コンビがトップ。この2人はDELTAさんのUZRではあまり数値は高くないようなので意外な結果。

遊撃、UZRでは「-」を記録しているらしい山崎・白崎コンビがセ内野全ポジション中、最高値を記録。
鳥谷の守備面の凋落は既に各所で話題となっているが、RRF評価でも悲観的な数値が出ている。
原因としては万全でない体調で出場し続けたのが大きいと思われ、2008年の井端と状況が似ているように感じる。
同年、守備指標で好成績を残しながらGG賞を獲得できなかったのが奇しくも鳥谷だった。(参考:道作さんの守備指標について:2008)

外野、巨人と広島はゴロピッチャーが多いという傾向を明確に示したものの、それを考慮してもRFとあまり変わらない結果に。
中日は鉄壁とも言える布陣となっているが、球場の影響も少なからず働いていると思われる。
UZRではこの部分をどう処理しているのか非常に興味深い。

合計、巨人,DeNA,ヤクルトはDERとの乖離が目立つ。この乖離がどこから来ているのか精査する必要がありそう。
今後はこの辺りを先人の皆さんが構築した様々な守備指標と合せて見ていきたいと思う。

コメント

鳥谷の件ですが、守備範囲は体のコンディションをよく語ってくれますよね
'08年に怪我した井端も同じ33歳で、翌年盛り返したことを考えると、
鳥谷の守備力低下(と思われるもの)の原因も、衰えではなく単なる一時的な故障であってもおかしくないと思います。
ファンの願望込みで…

Re: タイトルなし

あんさん、コメントありがとうございます。

今シーズンの鳥谷は故障の報道が何度かありましたし、補殺数の低下は一時的なものである可能性が高いと私も考えています。
来季は恐らくMLBでプレーすることになるのでしょうが、あちらの守備指標ではどんな数値が出るのか非常に楽しみですね。
万全な体調で臨んでもらいたいです。

今年の鳥谷は当時の井端と同じ年齢なんですね。書いていて気付きませんでした。
言われれば言われるほど当時の井端と今の鳥谷は状況が似てますね・・・

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