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2015年セリーグ守備成績(8月24日時点)

今回はRRFを用いて、現時点のセリーグ6球団のポジション別の守備評価を行なっていきます。

DERによるチーム守備力評価(8月24日時点)

cf201508.png 
参考として防御率とFIP、そして防御率とFIPの差を示す「E-F」も載せました。「E-F」はDERとかなり強い相関を見せています。

注目は阪神。オールスター時点(下)と比較するとマイナス幅が少しずつ圧縮されています。
ポジション別の奪アウト率を見る限りでは、三塁今成と中堅江越の定着がDERの改善に効いているようです。
攻撃面も後半戦に入り大幅なプラスに転じており、前半戦とは全く別のチームになったと考えるべきでしょう。
一方でDeNAは大きく数字を落としました。こちらは二塁から石川が外れた影響が大きいかもしれません。


RRFによるポジション別守備力評価(8月24日時点)

次にRRFを用いてDER守備得点をポジションごとの数字に分解します。

順位 球団 投手 一塁 二塁 三塁 遊撃 左翼 中堅 右翼 合計 DER傑出
1位 阪神 3 -13 5 11 -26 7 -16 4 -24 0.977
2位 巨人 6 -9 -7 12 20 1 9 1 33 1.028
3位 ヤクルト -9 10 12 2 -11 15 0 3 22 1.004
4位 広島 -20 3 -1 4 17 -3 3 -15 -13 1.002
5位 DeNA -3 -4 2 -15 7 -18 4 7 -19 0.983
6位 中日 23 13 -12 -12 -7 -2 -1 0 2 1.007
下線は一人の選手がチーム総イニングの90%以上を守ったと推定されるポジションです。
神:ゴメス(一),鳥谷(遊) / ヤ:畠山(一),山田(二),川端(三) / 広:菊池(二),田中広(遊),丸(中) / De:ロペス(一) / 中:大島(中)


内野手評価については刺殺を取り外したRRFを用いました。外野手評価については「外野守備指標試案」と「外野補殺評価試案」を用いました。
セイバーメトリクスリポート4のmorithyさんのコラムで示されている外野刺殺と外野補殺の得点価値の差を参考に、1補殺PP=1点で換算しました。


阪神はポジション別外野刺殺数が左翼>右翼>中堅で、外野守備形態がかなり歪な形になっています。
鳥谷は通算値マイナス転落が濃厚。UZRを見ても守備力の低下に歯止めがかかっていない状況と言えます。
今季は満身創痍という報道も何度かありました。休養を挟みつつ起用すればまだまだ良いパフォーマンスが期待できると思います。

巨人は坂本が上げてきました。通算評価ではいよいよ井端宮本と肩を並べるレベルまで来ています。
例年と比べると外野の奪アウト率が高いのが今季の巨人の特徴。これは橋本と立岡の台頭が大きいかもしれません。
チーム全体ではやや大きめのマイナスになっていますが、二塁の片岡もいい働きを見せています。

ヤクルトはやはり山田哲人でしょう。ここまでフルイニング出場の二塁守備でも高い貢献を記録しています。
あとは一塁で畠山が例年通りの働きをしているほか、新加入の左翼デニングも少ないイニングで高い奪アウト力を記録。

広島は菊池の成績がUZRと大きく乖離しています。昨季までは上に大きく乖離していましたが今季は下に乖離。
右翼のシアーホルツの数字がかなり悪いですが、MLBでの守備成績を考えると体調不良が主な原因かもしれません。

DeNAは右翼の梶谷が好成績。これで2年連続で高い守備貢献を残したことになりました。
同じく昨季に良い成績を残した筒香は、梶谷とは対照的にやや心配な数値になっています。

中日は相変わらずのピッチャーゴロの異常な多さ。中日投手陣がキャンプで行ったとされる特守練習が要因なんでしょうか。
二塁三塁遊撃守備に関しては全体ではマイナスになっていますがポジション内での守備力格差が大きいようで、
出場イニングが少ないため参考程度ですが、二塁では亀澤、三塁では堂上直、遊撃では遠藤が良いスコアを残しています。

□ポジション別最高得点者(規定試合数以上)
[一] 畠山(+11/ヤ) [二] 上本(+16/神) [三] 村田(+12/巨) [遊] 田中(+19/広)
[左] マートン(+5/神) [中] 大島(+3/中) [右] 梶谷(+9/De)

捕手 一塁手 二塁手 三塁手 遊撃手 外野手 2014年以前のポジション別守備得点

↓過去の更新分


DERによるチーム守備力評価(オールスター時点)

le.png
参考として防御率とFIP、そして防御率とFIPの差を示す「E-F」も載せました。「E-F」はDERとかなり強い相関を見せています。

5月上旬時点(下)と比較すると運の要素がある程度排除され、平均に回帰した印象を受けます。
パリーグと比較するとリーグ全体の守備力偏差は小さいように見えます。
阪神のDERは依然と比べるとかなり改善しましたが、依然として平均からやや下に外れています。
この影響はE-Fにも表れており、投手陣が守備陣に足を引っ張られていると言えるかもしれません。


RRFによるポジション別守備力評価(オールスター時点)

次にRRFを用いてDER守備得点をポジションごとの数字に分解します。

順位 球団 投手 一塁 二塁 三塁 遊撃 左翼 中堅 右翼 合計 DER傑出
1位 DeNA -5 -2 1 -9 11 -10 3 4 -6 0.991
2位 巨人 -5 -7 4 11 5 -2 8 -1 14 1.022
3位 阪神 11 -9 -1 4 -21 5 -14 -0 -26 0.963
4位 ヤクルト -9 7 4 6 -4 3 7 5 19 1.011
5位 広島 -21 -1 4 -2 17 2 1 -13 -13 1.004
6位 中日 29 12 -13 -10 -8 2 -7 6 13 1.008 
内野手評価については刺殺を取り外したRRFを用いました。
外野手評価については「外野守備指標試案」と「外野補殺評価試案」を用い、今回は更にポジション別に分解しました。
セイバーメトリクスリポート4のmorithyさんのコラム「オールタイム・ゴールデングラブ賞への道」で示されている
外野刺殺と外野補殺の得点価値の差を参考にして、1補殺PP=1点で換算しました。

下線は一人の選手がチーム総イニングの90%以上を守ったと推定されるポジションです。
一塁:ロペス(De),ゴメス(神),畠山(ヤ) / 二塁:上本(神),山田(ヤ),菊池(広) / 三塁:川端(ヤ)
遊撃:鳥谷(神),田中広(広) / 中堅:丸(広),大島(中) / 右翼:福留(神)

□ポジション別最高得点者(100推計Inn以上)
[一] 畠山(+8/ヤ) [二] 片岡(+14/巨) [三] 村田(+10/巨) [遊] 田中広(+19/広)
[左] 藤井(+4/中) [中] 橋本(+*7/巨) [右] 野間(+11/広)

1ヶ月ほど前の話になりますが、DELTAさんのポジション別UZRが公開されましたね。
レンジ系指標とゾーン系指標の違いを見比べてみるのも面白いかもしれません。


DERによるチーム守備力評価(5月5日時点)

セder
参考として防御率とFIP、そして防御率とFIPの差を示す「E-F」も載せました。「E-F」はDERとかなり強い相関を見せています。

現時点ではヤクルト、中日、巨人が平均を上回るDERを記録。一方でDeNA、阪神が平均を下回るDERを記録しています。
特に阪神のDER傑出度「.933」という値は、直近20年間でのNPBにおける最低値(2003年オリックスの.948)を下回っており、
前述の通り運の要素も含まれているでしょうが、やや守備面に不安を感じさせるデータとなっています。

一方で、ヤクルトは小川政権下において長らくDERが低迷していましたが(2011年-2014年は平均以下)、
現時点では5年ぶりにプラスに転換し、リーグトップの値を記録しています。
「E-F」を見ると分かる通り、昨季から今季にかけての防御率の大幅な改善にも大きく効いており、
真中監督の標榜する「守りで勝負する」野球が体現出来ているように感じます。

RRFによるポジション別守備力評価(5月5日時点)

次にRRFを用いてDER守備得点をポジションごとの数字に分解します。

セ守備2
内野手評価については刺殺を取り外したRRFを用いました。
外野手評価についてはこちらの方法を用いました。「外野守備指標試案

一塁は福田が好調。
二塁は山田、上本が好調。昨季好成績を残した菊池、片岡が奮わず。
三塁は村田、川端が好調。今成→西岡と入れ替わった阪神と、ルナの出場率が落ちた中日は前年比で低下。
遊撃は田中、倉本(と飛雄馬)が好調。現時点で鳥谷の数字は回復していない。坂本の出場率が落ちた巨人は前年比で低下。
外野は中日が好調。おそらく例年通り大島平田の2人が大きく牽引していると思われる。
前年比では阪神の数値の低下が目立つ。名手大和の出場機会が減ったことが関係しているかも。

コメント

UZRトップ菊池がマイナスにまで落ちるとは驚きです
平田大島の数字も今年は意外と伸びませんね

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます!

菊池の数値が例年と比べて上がってこない原因は、昨年最も高いゴロ率を記録した右腕(バリントン)が抜け、今年新しく高いゴロ率を記録する左腕(ジョンソン)が入ったからでしょうね。このため、今季の広島はキャッチャーから見て左側に内野ゴロの分布が偏っていると思われますが、現行の左腕補正がこの変化に対応できていないと考えられます。この補正については工夫次第でもう少し改良の余地があると私は考えているので、いずれ取り組んでみたいです。

断片的に手に入る情報だと、平田と大島はUZRでも例年ほどの高い数値は出ていないようですね。

No title

広島はショートが飛び抜けてますから、
ゴロ分布の偏りは実際にありそうですよね

Re: No title

コメントありがとうございます!

今季の広島は菊池が低くなっている分だけ、田中が高くなっていますね。
過去のデータを眺めても、投手の影響以外の部分でも1シーズン単位程度ではゴロの偏りは排除しきれない印象があります。基本的にはサンプル数の増加に従って偏りのムラは薄くなっていくと考えられますが、この辺りはレンジ系指標の弱みでしょうね。

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