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中村剛也、通算300本塁打を達成

中村剛也、史上8番目のスピードで300本塁打に到達

西武中村300号で1000安打、301号で満塁王(日刊スポーツ)
<西武6-13日本ハム>◇24日◇西武プリンスドーム
 ゴジラを追い越し、世界の王に肩を並べた。西武中村剛也内野手(31)が、日本ハム大谷から記録ずくめの2打席連続弾だ。
 今季28号が1158試合目での300号となり、1200試合で達成の松井秀を抜いて史上8番目のスピード記録に。
 史上初の1000安打とのダブル達成も果たした。そして29号は通算15本目の満塁弾。王貞治の持つプロ野球記録に並んだ。

現役最強のホームランバッターが、また一つマイルストーンにその名前を刻みました。
2010年代に入ってから統一球の導入に伴い「ホームランの出にくい時代」が長く続いていますが、
中村剛也にとってはあまり関係のない話なのかもしれません。

安打の30%が本塁打

1000本安打と300本塁打の同時達成は、すなわち「安打の30%が本塁打である」ということを意味しています。
中村が如何にホームランに特化した打者であるか、この割合から窺うことができそうです。


小笠原道大(378HR) 阿部慎之介(353HR) 松中信彦(352HR) 高橋由伸(320HR)
 和田一浩(317HR)  村田修一(314HR) 中村剛也(301HR)
2015年7月25日現在、300本塁打を記録している現役打者は中村も含めて7人存在します。
この7選手の「安打に占める本塁打の割合」は以下のようになっています。

□本塁打/安打(通算300本塁打以上の現役打者のみ)
nakamura2.png

30%はもちろん、20%以上を記録している打者も中村だけという状況です。
村田修一の「19.9%」が中村剛也に次ぐ値となっていますが、松中信彦と阿部慎之助もほとんど同値。
この中ではアベレージヒッター寄りの打者と言える和田一浩と小笠原道大は低めの値となっています。
中村は安打に占める二塁打の割合も表中で一番高く、安打全体の半数以上を長打が占めています。

□本塁打/安打歴代10傑(通算300本塁打以上)
okawari1.png

対象を「歴代」に拡大したものがこちら。中村剛也の「30.0%」は300本塁打以上の打者では3位に相当します。
安打に占める本塁打の割合が30%を超えている打者は、王貞治(31.2%)・田淵幸一(30.9%)・中村剛也(30.0%)の3人のみ。
また二塁打の割合は300HR打者の中で中村が最も高く、長打の割合も唯一50%を超えています。

規定打席に到達した経験のある打者の内、安打に占める長打の割合が50%を超えているのは
リチャード・ランス(56.5%/1987年本塁打王) ウィリー・アップショー(51.9%)
ラルフ・ブライアント(50.1%/1989年,1993年,1994年本塁打王)
オレステス・デストラーデ(50.0%/1990年,1991年,1992年本塁打王)
と中村剛也(52.5%/2008年,2009年,2011年,2012年,2014年本塁打王)の5人だけとなっています。

パリーグの打者が多く、セリーグの打者は広島に所属したランスのみ。
これはパリーグの方が型破りな打撃スタイルが許容されやすいことを意味しているのかもしれません。

史上3人目の通算600HRの可能性は?

中村剛也は来月15日に32歳の誕生日を迎えます。
まだまだ打者としては脂の乗った時期であり、これから更なる上積みに期待がかかります。
これを占う上で重要となる先人の記録を調べました。

□33歳以降の通算本塁打記録(年齢はシーズンが含まれる年の満年齢)
順位 選手名 年数 試合 打席 打率 HR 打点 盗塁 33歳以降最多HR
1位 門田博光 12年 1369 5440 0.288 345 930 20 44HR(33歳,40歳)
2位 王貞治 8年 1019 4341 0.305 334 847 10 51HR(33歳)
3位 T.ローズ 8年 1009 4416 0.285 328 810 28 55HR(33歳)
4位 落合博満 13年 1510 6319 0.303 318 1021 30 50HR(33歳)
5位 金本知憲 12年 1674 6800 0.285 286 990 71 40HR(37歳)
6位 山本浩二 8年 1011 4219 0.305 279 770 58 44HR(34歳)
7位 野村克也 13年 1402 5418 0.264 272 845 40 42HR(35歳)
8位 山﨑武司 13年 1358 5037 0.245 245 732 7 43HR(39歳)
9位 T.ウッズ 6年 824 3466 0.289 240 616 11 47HR(37歳)
10位 衣笠祥雄 8年 1040 4215 0.278 217 607 70 31HR(33歳,37歳)
11位 G.アルトマン 8年 935 3608 0.309 205 656 31 39HR(38歳)
12位 和田一浩 11年 1365 5571 0.296 204 739 36 37HR(38歳)
13位 A.カブレラ 9年 848 3560 0.299 203 598 5 36HR(34歳,37歳)
14位 藤村富美男 9年 941 3804 0.308 201 739 49 46HR(33歳)
15位 A.ラミレス 7年 906 3600 0.308 198 642 8 49HR(36歳)
16位 小久保裕紀 9年 1042 4195 0.273 186 607 8 41HR(33歳)
17位 大島康徳 12年 1281 4527 0.270 185 622 28 36HR(33歳)
18位 D.ロバーツ 8年 814 3205 0.275 183 492 22 40HR(35歳)
19位 C.マニエル 5年 537 2144 0.311 178 459 5 48HR(36歳)
20位 小笠原道大 10年 961 3556 0.299 171 538 12 36HR(35歳)

33歳を迎えるシーズン以降に記録した通算本塁打20傑。衰えの緩やかな打者が並びます。
この年齢帯に絞ると天下の王も2位に後退し、門田博光が1位になります。

中村はあと200HR上積みできれば、史上7人目となる清原和博以来の通算500HRとなります。
33歳以降に200本以上の本塁打を記録できた選手は、過去に14人存在します。
ここまでの実績を考えれば、中村がこの中に割って入ることは十分可能に見えます。

中村はあと300HR上積みできれば、史上3人目となる野村克也以来の通算600HRとなります。
33歳以降に300本以上の本塁打を記録できた選手は、過去に4人存在します。
いずれも33歳以降は長期的な離脱もなく引退まで試合に出場し続けた選手であり、
故障がちの中村がこの中に割って入るためには、故障を減らすことが求められるでしょうね。

また33歳以降で最も多く本塁打を打った年齢を見ると、やはり33歳時の成績が最も多くなっています。
当然のこととも言えますが、本塁打を打つには若いに越したことはないようです。
通算本塁打を伸ばす上では、35歳までにどれだけ上積みできるかが鍵となりそうですね。

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