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2017年12球団パークファクター

 
2017年各種PF 2016年 / 2017年(二軍) / 2018年
セ本拠地とチーム 得点 本塁打 BABIP 単打 二塁打 三塁打 三振 四死球 使用試合 順位 監督
明治神宮野球場 1.41 1.67 1.05 1.05 1.26 0.85 1.07 1.20 67 / 143 6位 真中満
東京ドーム 1.06 1.33 1.00 0.91 1.10 1.02 1.11 1.02 63 / 143 4位 高橋由伸
横浜スタジアム De 1.04 1.29 1.02 1.01 1.12 0.91 1.01 0.97 71 / 143 3位 ラミレス
マツダスタジアム 0.90 0.77 0.97 1.03 0.77 1.23 0.85 0.92 69 / 143 1位 緒方孝市
阪神甲子園球場 0.85 0.63 0.95 0.92 0.81 1.23 1.04 0.95 62 / 143 2位 金本知憲
ナゴヤドーム 0.85 0.64 1.02 1.09 1.00 0.77 0.96 0.99 69 / 143 5位 森繁和

明治神宮野球場は得点PF1.41。21世紀のNPBでは2番目に高い数値となりました。
極端に打者有利・投手不利のヒッターズパークだったと言えるでしょう。
ここを本拠地としながらリーグ最少得点に沈んだことは、ヤクルトの得点力不足の深刻さを物語っています。

パ本拠地とチーム 得点 本塁打 BABIP 単打 二塁打 三塁打 三振 四死球 使用試合 順位 監督
京セラドーム大阪 1.12 0.82 1.08 1.07 1.24 1.40 1.07 1.20 57 / 143 4位 福良淳一
メットライフドーム 西 1.08 1.40 0.99 1.04 1.01 1.23 0.90 0.88 67 / 143 2位 辻発彦
Koboパーク宮城 1.08 1.03 0.99 1.00 0.91 0.83 0.98 1.01 66 / 143 3位 梨田昌孝
札幌ドーム 0.96 0.91 0.97 0.98 1.00 0.69 0.91 0.99 59 / 143 5位 栗山英樹
ZOZOマリンスタジアム 0.90 0.65 1.09 1.09 1.10 1.57 1.12 0.96 71 / 143 6位 伊東勤
福岡ヤフオクドーム 0.88 1.25 0.89 0.83 0.80 0.51 1.05 1.00 67 / 143 1位 工藤公康

福岡ヤフオクドームは得点PF0.88。テラス設置後では初のリーグ最低値。
BABIP-PFが昨季から大幅に低下したことが原因だと考えます。
同球場は昨オフに人工芝を張り替えており、芝の変更によりゴロ安打が出にくくなった可能性あり。


パークファクターとは

パークファクター(PF)は球場の特性を評価する指標です。
得点や本塁打といったイベントがその球場でどれだけ発生しやすいかを示します。
数値が大きければイベントが発生しやすい、数値が小さければ発生しにくい球場であることを意味します。


算出方法

算出式:(本拠地球場で発生した試合あたりイベント数)÷(他球場で発生した試合あたりイベント数)
試合数ベース(該当イベントが試合あたりどれだけ起こったか)で算出しました。
BABIPは該当球場と他球場のBABIPの比で算出しました。また、入手データの都合で分母に犠飛を含みません。

同一リーグ内での相対的な偏りを測る上で、地方球場と交流戦はノイズに成りうると考え、
同一リーグ内での各本拠地球場の結果だけを対象としてPFを算出しました。

PFの算出方法では「中日が得点が取れないからナゴヤドームの得点PFが低い」といった事態は起こりません。
該当球場を本拠地とするチームが残した「本拠地と他球場の成績比」がベースとなるため、
そのチームが該当イベントを記録しやすいかどうかは、PF値に対して反映されない算出方法になっています。

コメント

No title

まだ6月終了時点とはいえ神宮のHRPF2.17って凄いですね
最終的に2を超えたら2005年の広島市民球場以来ですかね?

Re: No title

コメントありがとうございます!

> 最終的に2を超えたら2005年の広島市民球場以来ですかね?
仰る通りです。

・地方球場と交流戦を除外する
・主催試合の1/4以上を消化した球場を本拠地とする
この条件でHRPFが2を超えた本拠地球場は、2005年の広島市民球場と1978年の川崎球場だけです。

No title

HRPFや安打PFは単独の値として意味を持っているのでしょうか?何かの指標に、それぞれが単独で補正値として使用されることはあるのですか?

Re: No title

コメントありがとうございます!

パークファクターは「他球場と比べて何倍そのイベントが発生しやすいか」を示しています。
成績の補正を行う際にはこれをそのまま使うことはなく、更に本拠地での試合割合を考慮して補正値を算出します。

その辺りについてはBaseball Concreteさんのこちらの記事が詳しいかと思います。
http://baseballconcrete.web.fc2.com/alacarte/parkfactor.html

No title

ヤフオクドームが得点PF最低値というのは驚きですね。シーズンオフの各PFを見るのが楽しみです。
テラス導入初年度もそうでしたが、本塁打が出やすい=得点が入りやすいとは必ずしも言えないのが面白いです。

No title

HRは多いが安打や得点は少ないヤフオクドーム
HRは少ないが安打や得点は多い京セラドーム

中々不思議な数字ですね
セリーグは素直に二分割されてるのも面白い

No title

ヤフオクが得点PF最低というのは意外な結果ですね。
ホームランは出やすいが得点が入りやすいわけでない、というと東京ドームの印象が強いです。
メットライフは今年からマウンド改修されたとのことですが、今のところパークファクターには反映されていないようですね。

Re: No title

カンザスさん、コメントありがとうございます!

私も最初に計算結果が得られたときに驚きました。
得点の入りやすさは本塁打の出やすさだけで語られがちですが、そうでないことを示す好例であるようで興味深いですね。

Re: No title

コメントありがとうございます!

> HRは多いが安打や得点は少ないヤフオクドーム
> HRは少ないが安打や得点は多い京セラドーム
ここまで本塁打PFが得点PFと相関しないシーズンはかなり珍しいですね。
特に京セラドームの得点PFは、本塁打PFが1未満の本拠地では史上2番目に高い数値です。
(最も高いのは1979年の横浜スタジアムで、得点PFが1.31、本塁打PFが0.98でした。)

No title

HRPFが高くても得点PFが低ければ投手に有利なんでしょうか?

No title

更新お疲れ様です

>BABIP-PFが昨季から大幅に低下したことが原因だと考えられます。
>同球場は昨オフに人工芝を張り替えており、芝の変更によりゴロ安打が出にくくなった可能性あり。

打球が弱くなるといえば柳田のサヨナラゴロがインパクトありましたね
東京ドームでも2014年に芝生の張り替えがあって打球が弱くなったと言われていましたね
リアル野球版でも芝生の張り替えで打球が弱くなりすぎて面白味が減ったとよく聞きます
東京ドームのPFの推移が分かれば何か見えてきそうですね

Re: No title

しゃかもとさん、コメントありがとうございます!
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。

BABIP-PFの低さにより得点の入りにくい点も東京ドームと共通していますね。
メットライフはHRPFがやや高いですが、仰るように例年と変わらない傾向を概ね示しているように感じます。

Re: No title

篠原さん、コメントありがとうございます!

投手の有利不利は得点PFで語られることが多いですね。
私もそのような認識を持っていますが、これは解釈と表現の問題なので、
「この考え方が正しい」という性質のものではないということを初めに断っておきます。

私の考えで言えば、野球は得点の多いチームが勝つというルールなので、
守る側は「どれだけ多く失点を防げるか」という基準で評価されるべきと考えます。
投手が目指すべき最終的な目標は「ホームランを打たれないこと」ではなく「失点を防ぐこと」であるべきです。
三振を奪ったり四球を出さなかったり本塁打を打たれないことは、投手が失点を防ぐための一手段に過ぎません。
だからホームランを打たれやすい球場でも、得点が入りにくいのであれば投手有利な環境だと考えます。

ただし、それはそれとして、
失点にも投手由来のものと守備由来のものが存在するのがややこしいところですが。
得点が入りにくいからと言って投手由来の失点も少ないとは必ずしも限らないので。

Re: No title

コメントありがとうございます!

あれを見ると以前と比べて球足が遅くなった印象を受けますよね。
東京ドームのBABIP-PFに関して言えば、2014年の前後では特に変化は見られません。

No title

各種PFが出揃ったところで改めて眺めてみますと、以前のコメントでも指摘されていますがヤフオクと京セラが綺麗に対比されていて面白いです。
HRPFは高いが他は全て投手有利なヤフオク、HRPFは低いが他は三振PFを除き野手有利な京セラになっていますね。
統一球になり使用球で自軍有利にする戦術は使えなくなりましたが、グラウンドは球団が自由に設定できるのでチーム編成に影響があるかもしれません。
ただボールほどすぐに取り替えるわけにも行きませんので、裏目に出た時のリスクが大きすぎる気もします。

Re: No title

カンザスさん、コメントありがとうございます!

両球場の対比はホームランだけで球場の得点の入りやすさが決まらないことを示していますね。

> 統一球になり使用球で自軍有利にする戦術は使えなくなりましたが、グラウンドは球団が自由に設定できるのでチーム編成に影響があるかもしれません。
> ただボールほどすぐに取り替えるわけにも行きませんので、裏目に出た時のリスクが大きすぎる気もします。
これはその通りだと思いますね。戦術として手軽に行えるものではないと思います。
個人的にはホームランを重視する戦略を長期的に取っていきたいという、
ソフトバンクの意志が見えたような気がしています。

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/09/17/kiji/20170916s00001173352000c.html
柳田悠岐もフライの割合を意識して増やした理由として、
人工芝が張り替えられてゴロがヒットになりにくくなったことを挙げているので、
現場の選手たちは本拠地の変化に気付いているような印象を受けますね。

更新お疲れ様です。

芝の変化といえば、ナゴヤドームが今オフに芝を張り替えるそうですね。芝自体は同型のようですが劣化に伴う交換ということで、少しはクッション性が増すのかなと思います。

ナゴヤドームの芝は硬く、ゴロやライナーを持ち味とする打者にとっては有利な環境という印象ですが、芝の張り替えによって逆風にさらされるかもしれませんね。

No title

ナゴヤドーム改修 人工芝張り替えLED設置など
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201710110000381.html

芝の張り替えと共にLED設置で一新するみたいですね
これが野手にとってプラスになるのかマイナスになるのか
LEDといえばハマスタの照明が目に入る光景が真っ先に出てきますが・・・

ドーム球場で全面LEDといえばヤフオクドームがあります。
初年度こそ松田等が目に入ると言って苦情を入れていましたが、3年目の現在ではLEDが起因となる守備のミスは見られなくなりました。
照明塔が必要になる野外球場と違い、ドーム球場は360度全方位から照射が可能なので、光を上手く拡散できるのではないでしょうか。

導入初期の段階ではLEDが原因のミスが出るかもしれませんが、上手く調整していけばヤフオクドームと同じような環境になると思います。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます!

次の人工芝は5代目で、3代目4代目と同型のようですね。

BABIP-PF
2007年 1.03
2008年 1.03
2009年 1.02
2010年 0.93
-- 人工芝張替え --
2011年 0.90
2012年 0.91
2013年 0.97
2014年 0.99

3代目から4代目に切り替わった際には、BABIP-PFが低くなっているように見えるので、
今回も同じ推移となる可能性が高いと考えます。(2010年の数値が少し気になりますが)
やはりクッション性の向上で打球速度が下がるのでしょうか。

ゴロヒッターの大島や京田は打率を下げるかもしれませんね。

Re: No title

コメントありがとうございます!

私もLED証明導入と言うと、ハマスタを思い出してしまいます。

外野手のフライ処理が最も強い影響を受けそうなので、
フライBABIP-PFが上がって多少打者有利になるのではと考えます。
ただ影響を受けるのはおそらく一部のフライだけなので、影響は限定的だと予想します。

Re: タイトルなし

サクさん、コメントありがとうございます!

仰る通りだと思います。
2016年に東京ドームにLED照明が導入された時も混乱はなかったようですし、
野外球場ほど影響は大きくないように感じますね。
LED照明の球場が増えたことによる、照度設定のノウハウ蓄積も影響しているかもしれません。

一つ質問です。

毎年各球団の本拠地のパークファクターの順位は変動していますが、この時点でパークファクターという指標に信憑性はあるのでしょうか。

球場に変化が無いのに順位が変わるということは球場の特性を計測できていると言えるのでしょうか。

初歩的な質問で申し訳ないのですがお願いします

Re: タイトルなし

大中さん、コメントありがとうございます!

「球場が成績に与える影響」を測るために、
選手が実際に記録した、球場毎の成績の比を取ってやろう、
というのがパークファクターの発想です。

何が言いたいかというと、
「選手が実際に残した成績」を元に球場の特性を推測するため、
成績が持つ「バラつき」を取り込んでしまいます。
球場に変化が無いのに順位が変わるのは、これが主な原因だと考えます。

「バラつき」とは何なのかという話ですが、
「投げた時に表と裏が同じ確率で出るコイン」を想像していただくと分かりやすいかと思います。
表が出る確率は1/2ですが、このコインを100回投げて表がちょうど50回出る確率は8%にすぎません。
コインに変化はないのに、100回投げるごとに表が出る回数は変わってしまうんですね。

これを打者に置き換えて考えると、打席に入ると3割の確率で安打を記録する打者がいたとしても、
500打席に立たせるたびに、毎回異なる打率を記録することが分かるかと思います。
例えば、この打者が「球場Aで記録した打率」と「球場Bで記録した打率」を比較したいというような時に、
このバラつきがノイズになります。

このバラつきは致命的なものではなくて、評価に用いるサンプル数を増やせば解消できます。
コインを投げた回数が多くなるほど表が出た割合は50%に近付いていく、という話はご存知だと思いますが、
先に挙げた「打席に入ると3割の確率で安打を記録する打者」も、打席が増えるほどその打率は3割に近付いていきます。

こうした性質を考えると、この打者が「球場Aで記録した打席」と「球場Bで記録した打席」を増やしていけば、
上で挙げたバラつきによるノイズをより小さくして、
「球場Aで記録した打率」と「球場Bで記録した打率」を比較できることが分かるかと思います。

毎年パークファクターの順位が変わってしまうのは、
1年間ではサンプル数が少ないため、このバラつきによるノイズを排除しきれていないのが原因です。

サンプル数を増やすために具体的にどうすればよいかというと、複数年の平均値を見ればよいです。
複数年の平均値だと順位の変動が小さくなることは、「プロ野球セイバーメトリクスReference」さんが過去に実証されています。
http://blog.livedoor.jp/npbsaber/archives/15195764.html

1年間というスパンでも球場特性を評価できるような評価方法があればベストなのですが、
これ以上にベターな手法は考案されていないのが現状で、
MLBでも球場特性を評価したい時には同様の手法を用いるのが一般的となっています。
http://www.espn.com/mlb/stats/parkfactor

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 現役打者の2000本安打達成確率を考える
 現役20代選手の通算安打(2018年版)

■2017年の特筆記事
 現役20代選手の通算安打(2017年版)
 「8番投手」は珍しいのか?
 2017年各種パークファクター
 2017広島打線は史上最強か?

■2016年の特筆記事
 2016年における2000本安打の展望
 2016年広島打線、得点力向上の要因は?
 2016年各種パークファクター
 パリーグ野手編成と野手運用の私的評価
 セリーグの犠打減少を考える
 糸井嘉男の成績低下リスクを考える


■2015年の特筆記事
 2000本安打の展望
 違反球の再来?2015年セリーグ
 こちらも違反球?2015年パリーグ
 秋山と柳田が挑む、もうひとつの日本記録
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 二塁手史上最高の打撃?2015年山田哲人
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 三浦大輔、23年連続安打
 谷繁元信、27年連続本塁打
 坂本勇人、7年連続二桁本塁打
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 2015年はどのくらい打低だったのか?
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 稲葉篤紀、現役引退表明
 0本塁打のスラッガー
 シーズン二桁本塁打に関する記録
 20盗塁カルテットに関する記録
 ピタゴラス勝率を用いた采配評価の妥当性
 鈴木啓示の先発勝利に関する疑義
 セリーグの野手世代交代に関する考察
 □分析手法系
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