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2017年12球団パークファクター(二軍)


パークファクターとは

パークファクター(PF)は球場の特性を評価する指標です。
得点や本塁打といったイベントがその球場でどれだけ発生しやすいかを示します。
数値が大きければイベントが発生しやすい、数値が小さければ発生しにくい球場であることを意味します。



算出方法

算出式:(本拠地球場で発生した試合あたりイベント数)÷(他球場で発生した試合あたりイベント数)
試合数ベース(該当イベントが試合あたりどれだけ起こったか)で算出しました。
BABIPは該当球場と他球場のBABIPの比で算出しました。また、入手データの都合で分母に犠飛を含みません。

同一リーグ内での相対的な偏りを測る上で、地方球場と交流戦はノイズに成りうると考え、
同一リーグ内での各本拠地球場の結果だけを対象としてPFを算出しました。
右端の本拠試合数と全体試合数の()内は、地方球場と交流戦を含む試合数を示しています。

PFの算出方法では「中日が得点が取れないからナゴヤドームの得点PFが低い」といった事態は起こりません。
該当球場を本拠地とするチームが残した「本拠地と他球場の成績比」がベースとなるため、
そのチームが該当イベントを記録しやすいかどうかは、PF値に対して反映されない算出方法になっています。



本拠地の定義

二軍も各チームが本拠地を持ち、そこで主催試合の大半を消化するのが一般的です。
しかし、楽天やDeNAのような「準本拠地」を持つチーム、阪神のような一軍本拠地を使用するチームが存在し、
一軍と比べて本拠地での主催試合が少ないのが二軍本拠地の特徴です。

二軍本拠地rrrr_20171014

このような試合興行形態を踏まえると、球場環境が成績に与える影響を考える時に、
評価対象を本拠地に限定すると実態を上手く捉えられないと考えます。
そこで主催試合の10%以上を占める球場を本拠地と見なし、合算値で特性を評価しました。(※が該当)



2017年二軍各種PF 2016年 / 2018年
イースタン本拠地とチーム 得点PF HRPF BABIPPF 単打PF 2BPF 3BPF 三振PF 四死PF 本拠試合数 全体試合数
ロッテ浦和球場 1.27 1.61 1.14 -- -- -- 1.05 0.92 45(45) 99(120)
西武第二球場 西 1.01 1.01 1.01 -- -- -- 1.02 1.09 47(47) 99(117)
戸田球場 1.00 1.20 0.93 -- -- -- 0.80 1.01 62(62) 114(126)
鎌ヶ谷スタジアム 0.97 1.70 0.92 -- -- -- 1.10 1.04 58(60) 107(124)
泉グラウンド 0.95 0.48 1.02 -- -- -- 0.93 1.14 41(41) 98(122)  ※利府を含む
ジャイアンツ球場 0.92 0.68 1.04 -- -- -- 1.01 0.92 55(59) 105(125)
横須賀スタジアム De 0.91 0.68 0.99 -- -- -- 1.09 0.93 60(60) 114(123)  ※平塚、ベイスターズ球場を含む

ロッテ浦和球場の得点PFは1.27。
近年では打者有利傾向を示すことの多いヒッターズパークです。
ロッテの二軍打者の成績を見る時はこうした球場の影響に注意する必要があると考えます。

ウエスタン本拠地とチーム 得点PF HRPF BABIPPF 単打PF 2BPF 3BPF 三振PF 四死PF 本拠試合数 全体試合数
由宇球場 1.15 1.34 0.99 -- -- -- 1.02 1.03 51(51) 101(115)  ※マツダを含む
阪神鳴尾浜球場 1.08 1.60 1.03 -- -- -- 1.11 1.07 50(50) 97(122)  ※甲子園を含む
ナゴヤ球場 0.96 0.65 1.08 -- -- -- 1.04 1.02 43(46) 90(109)
舞洲サブ球場 0.95 0.72 0.98 -- -- -- 0.93 1.16 42(42) 93(112)
タマホームスタジアム筑後 0.83 0.67 0.92 -- -- -- 0.90 0.77 56(58) 103(119)

由宇球場が投手有利から打者有利に転じました。
同球場は昨オフの改修により、随一の広さだったファウルグラウンドが縮小されており、
ファウルフライの減少で得点が入りやすくなった可能性があります。


2017年12球団パークファクター 同年の一軍PF

コメント

No title

更新お疲れ様です
ファールグラウンドの縮小、1軍に比べて試合数が少なく数字のブレも大きい、複数球場の合算値
という様々な要素があるにしろ由宇球場が2014-15で2年連続得点PFリーグ最下位からトップになってるのは驚きです
今まで投手優位な球場という目で見ていたので考えを改める必要がありますね

Re: No title

コメントありがとうございます!

> ファールグラウンドの縮小、1軍に比べて試合数が少なく数字のブレも大きい、複数球場の合算値
仰る通りで一軍と比べて信頼性が低いのは注意が必要ですね。
一軍のように万遍なく色んな球場に出場する選手が少ない点もノイズになっていると考えます。

由宇球場は2016年も得点PFがウエスタンリーグ最下位でした。
3年連続最下位からトップになったので、何かしらの変化があったのではと考えてしまいますね。

No title

ファームまで各種パークファクターが充実しているのはとてもありがたいです。
ソフトバンクはヤフオクドームにテラスが設置されたことで、同じ大きさのタマスタとはPFに相当差ができるのではと思っていたのですが、
今年に関しては一軍も得点PF最低値になったので、データが揃うまでもう少し様子を見る必要がありそうです。
ただHRPFは極端に差がありますので、フライボール投手については特に注意して評価しなければいけませんね。
HRPFは他球団でも一軍と乖離しているものが散見されますので、各球団がどういう評価をしているか気になります。

また鎌ヶ谷がHRPF1.70で得点PFが平均以下というのはちょっと信じがたいですね。ヤフオクドームをより極端にしたような球場特性です。

Re: No title

カンザスさん、コメントありがとうございます!
返信が遅くなりまして申し訳ございません。

仰る通りソフトバンク二軍はフライボール投手が淘汰されにくい環境であるようなので、
二軍で活躍した人材と、HRの出やすい一軍環境に適した人材にはギャップが生じますね。
フロントがこの辺りをどう評価しているのか私も気になります。

サンプルサイズが小さいせいかもしれませんが、
一軍と比べて二軍は得点PFがHRPFと連動していないようにも見えますね。

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コンテンツ

■2017年シーズンデータ
 PFを考慮したwOBAとRSAA
 セリーグ パリーグ 各種PF
 ファームwOBAとRSAA
 ウリーグ イリーグ 各種PF
 各球団の一軍打線
  De 西


■選手INDEX(球団/五十音/守備)
  De
  西 他消滅球団
 
 

■打線アーカイブ
  De
  西 他消滅球団
 歴代打線得点力評価[-2017]
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■RCWINに関する記録
 RCWIN歴代記録[-2016]
 通算 シーズン RCWIN
 通算 シーズン RCWIN(PF)
 通算 シーズン RCWIN(PF/POS)
 RCWINで見る強力打撃コンビ
 RCWINで見る強力打撃トリオ
 ポジション別
 

■RSWINに関する記録
 RSWIN歴代記録[-2016]
 通算 シーズン RSWIN
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 RSWINで見る強力ダブルエース
 RSWINで見る強力勝利の方程式

■守備得点に関する記録
 

■PFに関する記録
 一軍PF
 2017 2016 2015 それ以前
 二軍PF
 2017 2016 2015 それ以前
 球場別各種PF
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 横浜スタジアム
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 種類別各種PF
 セリーグ得点PF[1957-2016]
 パリーグ得点PF[1957-2016]

■傑出度に関する記録
 打撃歴代記録[-2016]
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 通算 シーズン 奪三振率傑出度
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■戦力分析とドラフト評価
 2015年戦力分析
  De 西
 2014年戦力分析
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 2015年二軍評価
  De 西
 2015年ファーム得点PFと選手評価
 打順の組み方を眺める
 2016年 セリーグ パリーグ

■選手の個人評価
 ポジション別に最優秀打者を選ぶ
 2016年 セリーグ パリーグ
 2015年 セリーグ パリーグ
 2014年 セリーグ パリーグ
 2013年 セリーグ パリーグ
 2016年打者の通信簿
  De 西
 2015年打者の通信簿
  De 西
 2014年選手別守備得点と総合貢献
 総括
 簡易WARの答え合わせ2014
 球団史上最高の4人を選ぶ
    De 西
 

■2017年の特筆記事
 現役20代選手の通算安打(2017年版)
 「8番投手」は珍しいのか?
 2017年各種パークファクター
 2017広島打線は史上最強か?

■2016年の特筆記事
 2016年における2000本安打の展望
 2016年広島打線、得点力向上の要因は?
 2016年各種パークファクター
 パリーグ野手編成と野手運用の私的評価
 セリーグの犠打減少を考える
 糸井嘉男の成績低下リスクを考える


■2015年の特筆記事
 2000本安打の展望
 違反球の再来?2015年セリーグ
 こちらも違反球?2015年パリーグ
 秋山と柳田が挑む、もうひとつの日本記録
 秋山翔吾の安打記録更新の確率を考える
 「余剰安打」で見る、安打新記録の価値
 山田哲人は何位?二塁手シーズンHR記録
 二塁手史上最高の打撃?2015年山田哲人
 30HRと30盗塁の両立
 三浦大輔、23年連続安打
 谷繁元信、27年連続本塁打
 坂本勇人、7年連続二桁本塁打
 阪神タイガース、得失点差-59で貯金
 2015年はどのくらい打低だったのか?
 2015年各種パークファクター

■考察のようななにか
 □分析結果系
 徹底比較 ダルビッシュ有と田中将大
 平成の大投手 三浦大輔
 ポスト松井稼頭央時代の遊撃手総合力評価
 恐怖の8番打者
 稲葉篤紀、現役引退表明
 0本塁打のスラッガー
 シーズン二桁本塁打に関する記録
 20盗塁カルテットに関する記録
 ピタゴラス勝率を用いた采配評価の妥当性
 鈴木啓示の先発勝利に関する疑義
 セリーグの野手世代交代に関する考察
 □分析手法系
 RSAAに守備力補正をかける
 守備イニング推定手法の改良案
 DERチーム守備得点の改良案
 RRFの考え方
 外野刺殺指標試案
 外野補殺指標試案
 NPB版oWAR(試案)

■データ置き場
 [守備位置別安打記録]
 通算 シーズン
 [奪三振率]
 通算 シーズン
 [与四球率]
 通算 シーズン
 [K%]
 通算 シーズン
 [BB%]
 通算 シーズン
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 通算 シーズン
 投手のシーズン本塁打記録
 セパ年度別 打低打高早見表
 年度別タイトル・表彰獲得者一覧


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