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東京ドーム[1988-] - 球場別PF


パークファクターとは

パークファクター(PF)は球場の特性を評価する指標です。
得点や本塁打といったイベントがその球場でどれだけ発生しやすいかを示します。
数値が大きければイベントが発生しやすい、数値が小さければ発生しにくい球場であることを意味します。

注意点

・開場(1988年)以来の東京ドームの年度別PFを調べました。(巨人使用時と日本ハム使用時で分けて算出)
・球場特性を評価する上でノイズとなる交流戦と地方球場の試合は除外して算出しました。
・主催試合の1/4以上を占める球場を本拠地と定義し、本拠地が複数ある場合は合算値を記載しました。

□巨人使用時パークファクター
年度別PF 打線 監督 順位 得点 本塁打 BABIP 単打 二塁打 三塁打 三振 四死球 使用試合 備考
2017年PF 打線 高橋由伸 4位 1.06 1.33 1.00 0.91 1.10 1.02 1.11 1.02 63 / 143
2016年PF 打線 高橋由伸 2位 0.92 0.95 0.92 0.90 0.86 0.56 0.98 1.02 66 / 143
2015年PF 打線 原辰徳 2位 1.10 1.17 0.95 0.88 1.12 1.58 0.97 0.90 64 / 143
2014年PF 打線 原辰徳 1位 0.97 1.26 0.98 0.95 0.90 0.82 1.07 1.05 63 / 144 人工芝張替え
2013年PF 打線 原辰徳 1位 0.91 1.40 0.94 0.93 0.86 0.69 1.05 0.92 64 / 144
2012年PF 打線 原辰徳 1位 1.12 1.08 1.03 1.06 1.06 0.88 0.92 1.13 64 / 144
2011年PF 打線 原辰徳 3位 0.96 1.65 0.90 0.84 1.04 0.23 0.96 0.89 63 / 144 統一球導入
2010年PF 打線 原辰徳 3位 1.05 1.21 0.96 0.92 1.05 0.75 0.99 1.04 64 / 144 外野フェンスにネット設置
得点 本塁打 BABIP 単打 二塁打 三塁打 三振 四死球 使用試合
2009年PF 打線 原辰徳 1位 0.88 1.43 0.96 0.91 0.88 0.91 1.08 0.97 63 / 144
2008年PF 打線 原辰徳 1位 1.15 1.76 1.00 0.96 1.01 1.34 0.98 0.95 63 / 144
2007年PF 打線 原辰徳 1位 0.88 1.19 0.92 0.89 0.91 1.12 0.97 0.89 63 / 144 人工芝張替え
2006年PF 打線 原辰徳 4位 1.01 1.28 0.97 0.98 1.03 0.62 0.94 0.87 64 / 146
2005年PF 打線 堀内恒夫 5位 0.73 0.82 0.87 0.87 0.77 0.39 0.94 0.95 63 / 146 エキサイトシート設置
2004年PF 打線 堀内恒夫 3位 0.89 1.03 0.91 0.91 0.77 0.70 0.97 1.13 62 / 138
2003年PF 打線 原辰徳 3位 1.00 1.14 0.98 0.96 1.01 0.80 0.98 1.10 62 / 140
2002年PF 打線 原辰徳 1位 1.06 1.35 0.94 0.90 1.12 0.53 0.97 1.06 62 / 140 人工芝張替え
2001年PF 打線 長嶋茂雄 2位 1.22 1.66 0.98 0.96 1.06 0.75 1.02 1.18 62 / 140
2000年PF 打線 長嶋茂雄 1位 0.87 1.11 0.96 0.88 1.04 0.31 1.02 0.87 62 / 135
得点 本塁打 BABIP 単打 二塁打 三塁打 三振 四死球 使用試合
1999年PF 打線 長嶋茂雄 2位 0.84 0.85 0.98 0.90 0.95 0.41 1.09 1.19 61 / 135
1998年PF 打線 長嶋茂雄 3位 1.08 1.45 0.99 0.98 0.88 0.46 1.10 1.14 63 / 135
1997年PF 打線 長嶋茂雄 4位 1.00 1.39 0.92 0.83 0.92 0.88 1.09 0.93 61 / 135
1996年PF 打線 長嶋茂雄 1位 0.93 0.94 0.93 0.88 0.93 0.78 0.99 1.03 60 / 130
1995年PF 打線 長嶋茂雄 3位 0.77 0.68 0.96 0.92 1.15 1.37 0.97 0.92 61 / 131
1994年PF 打線 長嶋茂雄 1位 0.96 1.08 0.96 0.93 0.86 1.47 0.96 1.07 60 / 130
1993年PF 打線 長嶋茂雄 3位 1.06 1.05 1.01 1.02 1.14 0.81 0.99 1.03 59 / 131
1992年PF 打線 藤田元司 2位 1.09 0.97 0.94 0.95 1.00 1.90 0.89 1.31 60 / 130
1991年PF 打線 藤田元司 4位 1.04 1.18 0.95 0.87 1.17 1.55 0.96 1.14 56 / 130
1990年PF 打線 藤田元司 1位 0.94 0.77 1.03 1.02 1.13 0.88 0.97 0.97 56 / 130
得点 本塁打 BABIP 単打 二塁打 三塁打 三振 四死球 使用試合
1989年PF 打線 藤田元司 1位 0.95 0.76 0.95 0.88 1.23 1.03 0.89 1.12 57 / 130
1988年PF 打線 王貞治 2位 0.85 0.66 0.93 0.95 0.88 0.60 0.88 0.96 56 / 130 後楽園球場から移転

フェンスまでの距離の近さから、現在のセリーグの中では本塁打の出やすいのが特徴。
日本初のドーム型球場ということもあり、球場規格は現代標準からはやや外れており、
特に左右中間の膨らみが他球場と比較して小さくなっています。

もう一つの特徴がフィールドに飛んだ打球が安打になりにくい点。
安打になりやすさを示すBABIP-PFは、開場から安定して平均を下回り続けています。
特に単打が出にくいことから、ゴロが安打になりにくいサーフェスである可能性あり。


□日本ハム使用時パークファクター
年度別PF 打線 監督 順位 得点 本塁打 BABIP 単打 二塁打 三塁打 三振 四死球 使用試合 備考
2003年PF 打線 ヒルマン 5位 1.25 1.49 1.04 1.07 1.21 0.56 0.91 0.99 59 / 140 札幌ドームへ移転
2002年PF 打線 大島康徳 5位 1.02 1.50 0.92 0.94 0.88 0.39 0.96 0.98 64 / 140 人工芝張替え
2001年PF 打線 大島康徳 6位 1.30 1.96 0.98 0.97 1.00 0.32 0.95 1.10 63 / 140
2000年PF 打線 大島康徳 3位 1.08 1.70 0.99 0.97 0.91 0.65 1.08 0.95 60 / 135
得点 本塁打 BABIP 単打 二塁打 三塁打 三振 四死球 使用試合
1999年PF 打線 上田利治 5位 1.22 2.00 1.00 0.96 1.12 0.52 1.07 0.99 61 / 135
1998年PF 打線 上田利治 2位 0.97 1.34 0.91 0.96 0.75 0.53 0.97 1.05 60 / 135
1997年PF 打線 上田利治 4位 0.96 0.93 1.01 1.04 0.97 0.55 1.03 1.00 62 / 135
1996年PF 打線 上田利治 2位 0.99 1.22 1.03 1.00 0.92 0.60 1.06 1.12 58 / 130
1995年PF 打線 上田利治 4位 0.96 1.18 0.99 0.98 0.82 0.87 1.12 0.98 58 / 130
1994年PF 打線 大沢啓二 6位 1.03 1.11 1.05 1.10 1.04 0.52 1.13 1.02 59 / 130
1993年PF 打線 大沢啓二 2位 1.12 1.41 0.97 0.95 0.88 1.06 1.08 1.15 60 / 130
1992年PF 打線 土橋正幸 5位 1.04 0.78 1.01 1.05 0.97 0.51 0.98 1.08 53 / 130
1991年PF 打線 近藤貞雄 4位 0.89 0.80 0.95 0.95 0.98 1.16 0.89 0.96 53 / 130
1990年PF 打線 近藤貞雄 4位 0.75 0.58 0.91 0.86 0.90 2.79 0.85 0.99 54 / 130
得点 本塁打 BABIP 単打 二塁打 三塁打 三振 四死球 使用試合
1989年PF 打線 近藤貞雄 5位 0.94 0.90 0.92 0.89 1.00 1.93 0.94 1.07 54 / 130
1988年PF 打線 高田繁 3位 0.86 0.74 0.90 0.89 0.85 1.52 0.88 0.92 55 / 130 後楽園球場から移転

こちらは日本ハムが使用した際の、つまりパリーグの中における東京ドームのPFです。
巨人と日本ハムが同じ規格のボールを使用していたと仮定すれば、
両チームのPFの差は、両リーグ本拠地の全体的な傾向差を示していることになります。

本塁打PFは世評通りの傾向(パ本拠地の方が本塁打が出にくい傾向)を示していますが、
興味深いのはBABIP-PFで、パの中では高くも低くもないという傾向を示しています。
全体の傾向として、パ本拠地の方がBABIPが低く出やすいのでしょうか?


算出方法

算出式:(本拠地での試合あたりイベント数)÷(他球場での試合あたりイベント数)
主催試合の1/4以上を占める球場を本拠地と定義し、
非交流戦 かつ  主催試合 かつ 自軍本拠地 で開催された試合における「試合あたりイベント数」を、
非交流戦 かつ 非主催試合 かつ 相手本拠地 で開催された試合における「試合あたりイベント数」で割ることで算出しました。
BABIPは該当球場と他球場のBABIPの比を取ることで算出しました。また、入手できたデータの都合で分母に犠飛を含みません。

他球場のパークファクター
広島 マツダスタジアム('09-)
阪神 阪神甲子園球場('57-)
DeNA 横浜スタジアム('78-)
巨人 東京ドーム('88-)
中日 ナゴヤドーム('97-)
ヤクルト 明治神宮野球場('64-)
ソフトバンク 福岡ヤフオクドーム('93-)
西武 メットライフドーム('79-)
楽天 楽天生命パーク宮城('05-)
オリックス 京セラドーム大阪('97-)
日本ハム 札幌ドーム('04-)
ロッテ ZOZOマリンスタジアム('92-)

参考

東京ドームの歴史 - 東京ドームシティ
「2005年にエキサイトシート設置」の記載。

東京ドーム 人工芝全面リニューアル! - 東京ドームシティ
「2002年、2007年、2014年に人工芝張替え」の記載。

東京ドーム外野フェンスにネット設置 - 日刊スポーツ
「2010年に外野フェンスにネット設置」の記載。

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