記事一覧

当ブログについて

NPB2017

NPB2016

NPB2015

NPB2014

川崎球場[1957-1991] - 球場別PF


パークファクターとは

パークファクター(PF)は球場の特性を評価する指標です。
得点や本塁打といったイベントがその球場でどれだけ発生しやすいかを示します。
数値が大きければイベントが発生しやすい、数値が小さければ発生しにくい球場であることを意味します。

注意点

・1957年以降の川崎球場の年度別PFを調べました。(ロッテ使用時と大洋使用時で別々に算出)
・球場特性を評価する上でノイズとなる交流戦と地方球場の試合は除外して算出しました。
・主催試合の1/4以上を占める球場を本拠地と定義し、本拠地が複数ある場合は合算値を記載しました。

□ロッテ使用時パークファクター
年度別PF 打線 監督 順位 得点 本塁打 BABIP 単打 二塁打 三塁打 三振 四死球 使用試合 備考
1991年PF 打線 金田正一 6位 1.26 1.47 1.09 1.03 1.17 0.62 1.19 1.11 52 / 130 千葉マリンスタジアムへ移転
1990年PF 打線 金田正一 5位 1.30 1.10 1.14 1.09 1.38 0.49 1.22 1.13 53 / 130
1989年PF 打線 有藤道世 6位 1.19 1.36 1.07 0.95 1.11 0.92 1.22 1.19 49 / 130
1988年PF 打線 有藤道世 6位 1.26 1.29 1.17 1.08 1.63 0.96 1.21 1.03 45 / 130
1987年PF 打線 有藤道世 5位 1.19 1.45 1.02 1.00 1.19 0.59 1.08 0.97 45 / 130
1986年PF 打線 稲尾和久 4位 1.07 0.95 1.08 1.07 1.21 1.01 1.11 0.96 45 / 130
1985年PF 打線 稲尾和久 2位 1.11 1.19 1.04 1.00 1.32 1.04 0.98 1.09 47 / 130
1984年PF 打線 稲尾和久 2位 0.98 0.90 1.01 0.98 1.16 0.70 0.99 1.14 49 / 130
1983年PF 打線 山本一義 6位 0.93 0.88 1.03 1.09 0.95 0.44 0.96 0.93 44 / 130
1982年PF 打線 山本一義 5位 1.07 0.93 1.07 1.08 1.08 0.28 1.00 1.03 44 / 130
1981年PF 打線 山内一弘 3位 0.96 1.11 1.00 1.02 1.10 0.29 0.93 0.94 43 / 130
1980年PF 打線 山内一弘 2位 0.76 0.54 1.02 1.02 1.12 0.54 0.94 0.86 45 / 130
1979年PF 打線 山内一弘 4位 0.89 0.63 1.01 1.02 1.07 0.64 0.98 0.96 55 / 130
1978年PF 打線 金田正一 4位 1.09 2.02 0.99 0.92 1.62 0.55 1.10 0.81 56 / 130 宮城球場から移転

ロッテは1978年から1991年まで本拠地として使用していました。
両翼89mと中堅118mのフィールドは、当時のパリーグにおいては際立って小さいサイズだったため、
そのままだと大味な環境になるという判断があったのか、移転後にフェンスが嵩上げされたようです。

落合博満の三冠王は「狭い川崎球場を利用した」と言われますが、
現代基準で見ても高い(5m~7m)フェンスにより、当時は本塁打の出やすい球場ではなかったようです。
しかし、一方でフェンス直撃安打を生み出しやすいことから、高打率を残しやすい球場ではありました。


□大洋使用時パークファクター
年度別PF 打線 監督 順位 得点 本塁打 BABIP 単打 二塁打 三塁打 三振 四死球 使用試合 備考
1977年PF 打線 別当薫 6位 1.23 1.46 1.06 1.02 1.15 0.35 1.19 1.19 54 / 130 横浜スタジアムへ移転
1976年PF 打線 秋山登 6位 1.36 1.91 1.06 1.08 1.02 0.58 1.06 1.21 53 / 130
1975年PF 打線 秋山登 5位 0.97 1.50 1.00 0.99 0.96 0.27 1.16 0.89 52 / 130
1974年PF 打線 宮崎剛 5位 1.13 1.32 1.05 1.06 0.95 0.48 1.15 1.13 53 / 130
1973年PF 打線 青田昇 5位 0.97 0.97 1.07 1.08 1.20 0.21 1.04 0.89 53 / 130
1972年PF 打線 別当薫 5位 1.12 1.36 1.03 1.00 1.11 0.50 1.05 0.88 56 / 130
1971年PF 打線 別当薫 3位 1.10 1.33 1.07 1.09 1.01 0.49 1.00 0.89 52 / 130
1970年PF 打線 別当薫 3位 1.10 1.73 0.97 0.93 1.34 0.72 0.93 0.85 54 / 130
得点 本塁打 BABIP 単打 二塁打 三塁打 三振 四死球 使用試合
1969年PF 打線 別当薫 3位 1.20 1.31 1.09 1.07 1.26 1.57 0.95 1.03 54 / 130
1968年PF 打線 別当薫 5位 0.98 1.36 1.01 1.04 1.10 0.30 0.94 0.99 54 / 133
1967年PF 打線 三原脩 4位 1.06 1.45 1.00 1.00 1.04 0.38 1.06 1.12 60 / 135
1966年PF 打線 三原脩 5位 1.13 1.50 1.00 1.01 1.08 0.58 1.02 0.94 58 / 130
1965年PF 打線 三原脩 4位 1.04 1.39 1.00 1.00 1.23 0.65 0.85 1.02 66 / 140
1964年PF 打線 三原脩 2位 1.08 1.11 1.08 1.11 0.93 0.63 0.92 0.91 68 / 140
1963年PF 打線 三原脩 5位 1.07 0.81 1.00 1.01 1.11 0.35 1.08 1.07 71 / 140
1962年PF 打線 三原脩 2位 0.89 0.71 1.02 1.12 0.83 0.61 0.82 0.84 65 / 134
1961年PF 打線 三原脩 6位 0.73 0.62 0.91 0.96 0.81 0.47 0.89 0.90 61 / 130
1960年PF 打線 三原脩 1位 0.84 0.59 0.99 1.02 1.06 0.37 0.97 0.88 64 / 130
得点 本塁打 BABIP 単打 二塁打 三塁打 三振 四死球 使用試合
1959年PF 打線 森茂雄 6位 1.17 1.54 0.99 1.00 1.17 0.46 1.16 1.18 57 / 130
1958年PF 打線 迫畑正巳 6位 1.31 1.84 1.06 1.06 1.32 0.76 1.08 1.03 54 / 130
1957年PF 打線 迫畑正巳 6位 1.22 1.42 1.00 0.95 1.24 0.69 1.08 0.98 53 / 130

大洋は1955年から1977年まで本拠地として使用していました。
当時から狭いという位置付けだったうえ、ロッテ時代の高いフェンスもまだ存在しておらず、
大洋が使用していた時代は、ほぼ一貫して本塁打と得点の出やすいヒッターズパークでした。

興味深いのが三原が新しく監督に就任した1960年の本塁打PF。
前年から本塁打PFが激減したことから、低反発球に切り替えた可能性が高いと見られます。
この年に大洋は初優勝。この変更も戦略的な意図による「三原マジック」なのでしょうか?
(参考:三原監督ってマネーボーラー? - 日本プロ野球記録統計解析試案「Total Baseballのすすめ」)


算出方法

算出式:(本拠地での試合あたりイベント数)÷(他球場での試合あたりイベント数)
主催試合の1/4以上を占める球場を本拠地と定義し、
非交流戦 かつ  主催試合 かつ 自軍本拠地 で開催された試合における「試合あたりイベント数」を、
非交流戦 かつ 非主催試合 かつ 相手本拠地 で開催された試合における「試合あたりイベント数」で割ることで算出しました。
BABIPは該当球場と他球場のBABIPの比を取ることで算出しました。また、入手できたデータの都合で分母に犠飛を含みません。

他球場のパークファクター
広島 マツダスタジアム('09-)広島市民球場('57-'08)
阪神 阪神甲子園球場('57-)
DeNA 横浜スタジアム('78-) / 川崎球場('57-'77)
巨人 東京ドーム('88-)
中日 ナゴヤドーム('97-)
ヤクルト 明治神宮野球場('64-)
ソフトバンク 福岡ヤフオクドーム('93-)
西武 メットライフドーム('79-)
楽天 楽天生命パーク宮城('05-)
オリックス 京セラドーム大阪('05-)
日本ハム 札幌ドーム('04-) / 東京ドーム('88-'03)
ロッテ ZOZOマリンスタジアム('92-) / 川崎球場('78-'91) / 宮城球場('73-'77)
近鉄
大阪ドーム('97-04)

参考

外野手の地位向上はイチローの影響?'80年代と現在で全く違う指名順位。 - Number Web
川崎球場のサイズについて記載あり。
両翼89m、中堅118mは、1980年代のパリーグでは最小だった模様。

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

コンテンツ

■2018年シーズンデータ
 PFを考慮したwOBAとRSAA
 セリーグ パリーグ 各種PF
 一軍打線
  De 西
 二軍打線
  De 西


■選手INDEX(球団/五十音/守備)
  De
 西 他消滅球団
 
 

■打線アーカイブ
  De
 西 他消滅球団
 歴代打線得点力評価[-2017]
 歴代打線守備力評価[-2017]

■RCWINに関する記録
 RCWIN歴代記録[-2017]
 通算 シーズン RCWIN
 通算 シーズン RCWIN(PF)
 通算 シーズン RCWIN(PF/POS)
 RCWINで見る強力打撃コンビ
 RCWINで見る強力打撃トリオ
 ポジション別
 

■RSWINに関する記録
 RSWIN歴代記録[-2017]
 通算 シーズン RSWIN
 通算 シーズン RSWIN(PF/DER)
 通算 シーズン RSWIN(リリーフ)
 RSWINで見る強力ダブルエース
 RSWINで見る強力勝利の方程式

■守備得点に関する記録
 

■PFに関する記録
 一軍PF
 2018 2017 2016 それ以前
 二軍PF
 2018 2017 2016 それ以前
 種類別
 セリーグ パリーグ 得点PF
 セリーグ パリーグ 本塁打PF
 セリーグ パリーグ BABIP-PF
 セリーグ パリーグ 単打PF
 セリーグ パリーグ 二塁打PF
 セリーグ パリーグ 三塁打PF
 セリーグ パリーグ 三振PF
 セリーグ パリーグ 四死球PF
 球場別
 マツダスタジアム
 阪神甲子園球場
 横浜スタジアム
 東京ドーム
 ナゴヤドーム
 明治神宮野球場
 福岡ヤフオクドーム
 メットライフドーム
 楽天生命パーク宮城
 京セラドーム大阪
 札幌ドーム
 ZOZOマリンスタジアム
 広島市民球場
 川崎球場

■傑出度に関する記録
 打撃歴代記録[-2017]
 通算 シーズン 打率傑出度
 通算 シーズン 出塁率傑出度
 通算 シーズン 長打率傑出度
 通算 シーズン OPS傑出度
 投球歴代記録[-2017]
 通算 シーズン 防御率傑出度
 通算 シーズン 奪三振率傑出度
 通算 シーズン 与四球率傑出度

■戦力分析とドラフト評価
 2017年戦力分析
  De 西
 2015年戦力分析
  De 西
 2014年戦力分析
  De 西
 2013年戦力分析
  De 西
 2015年二軍評価
  De 西
 2015年ファーム得点PFと選手評価
 打順の組み方を眺める
 2016年 セリーグ パリーグ

■選手の個人評価
 ポジション別に最優秀打者を選ぶ
 2017年 セリーグ パリーグ
 2016年 セリーグ パリーグ
 2015年 セリーグ パリーグ
 2014年 セリーグ パリーグ
 2013年 セリーグ パリーグ
 2016年打者の通信簿
  De 西
 2015年打者の通信簿
  De 西
 2014年選手別守備得点と総合貢献
 総括
 簡易WARの答え合わせ2014
 球団史上最高の4人を選ぶ
    De 西
 

■2018年の特筆記事
 現役打者の2000本安打達成確率を考える
 現役20代選手の通算安打(2018年版)

■2017年の特筆記事
 現役20代選手の通算安打(2017年版)
 「8番投手」は珍しいのか?
 2017年各種パークファクター
 2017広島打線は史上最強か?

■2016年の特筆記事
 2016年における2000本安打の展望
 2016年広島打線、得点力向上の要因は?
 2016年各種パークファクター
 パリーグ野手編成と野手運用の私的評価
 セリーグの犠打減少を考える
 糸井嘉男の成績低下リスクを考える


■2015年の特筆記事
 2000本安打の展望
 違反球の再来?2015年セリーグ
 こちらも違反球?2015年パリーグ
 秋山と柳田が挑む、もうひとつの日本記録
 秋山翔吾の安打記録更新の確率を考える
 「余剰安打」で見る、安打新記録の価値
 山田哲人は何位?二塁手シーズンHR記録
 二塁手史上最高の打撃?2015年山田哲人
 30HRと30盗塁の両立
 三浦大輔、23年連続安打
 谷繁元信、27年連続本塁打
 坂本勇人、7年連続二桁本塁打
 阪神タイガース、得失点差-59で貯金
 2015年はどのくらい打低だったのか?
 2015年各種パークファクター

■考察のようななにか
 □分析結果系
 徹底比較 ダルビッシュ有と田中将大
 平成の大投手 三浦大輔
 ポスト松井稼頭央時代の遊撃手総合力評価
 恐怖の8番打者
 稲葉篤紀、現役引退表明
 0本塁打のスラッガー
 シーズン二桁本塁打に関する記録
 20盗塁カルテットに関する記録
 ピタゴラス勝率を用いた采配評価の妥当性
 鈴木啓示の先発勝利に関する疑義
 セリーグの野手世代交代に関する考察
 □分析手法系
 RSAAに守備力補正をかける
 守備イニング推定手法の改良案
 DERチーム守備得点の改良案
 RRFの考え方
 外野刺殺指標試案
 外野補殺指標試案
 NPB版oWAR(試案)

■データ置き場
 通算 シーズン 守備位置別安打記録
 通算 シーズン 奪三振率
 通算 シーズン 与四球率
 通算 シーズン K%
 通算 シーズン BB%
 通算 シーズン wSB(盗塁得点)
 投手のシーズン本塁打記録
 セパ年度別 打低打高早見表
 年度別タイトル・表彰獲得者一覧


■当ブログのデータについて
 Kazmix World
 日本プロ野球記録
 スタメンデータベース
 プロ野球ヌルデータ置き場
 日本プロ野球私的統計研究会
 を参考にさせていただいています。

■お問い合わせ
 ご意見ご感想、間違いのご指摘など
 お問い合わせは コメント欄 及び
 ranzankeikoku.npbstats★gmail.com
 にお願い致します。(★を@に変換)

Twitter

検索フォーム

訪問者カウンター