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2019年12球団パークファクター

■前:2018年PF ■次:2020年PF [年度別PFアーカイブ]


セントラルリーグ

TM本拠地 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合
東京ドーム1.261.501.000.990.910.871.011.091.2363 / 138
明治神宮野球場1.071.391.000.961.080.621.110.931.0764 / 139
De横浜スタジアム0.991.230.990.971.140.800.970.991.0870 / 139
マツダスタジアム0.980.781.031.160.750.980.951.160.9768 / 141
阪神甲子園球場0.890.751.021.030.951.820.891.000.9758 / 138
ナゴヤドーム0.820.460.980.911.171.281.090.830.7169 / 137

今季の主なトピックスとして、明治神宮野球場の人工芝張り替えが挙げられます。
日本プロ野球の本拠地球場が人工芝の種類を切り替える場合、施工元や球場からアナウンスがある場合が多いですが、
今回は確認できなかったため、2015年に採用されたハイブリッドターフExcitingが引き続き採用されたと見られます。

2015年の張替後の推移を振り返ると、張り替え直後の2015年/2016年は平均以下のBABIP-PFを記録したのに対して、
2017年/2018年はリーグ最高のBABIP-PFを記録しています。(経年劣化による人工芝の摩耗で、ゴロが高速化した?)
今回も人工芝の新調によってゴロが安打になりにくくなった可能性が考えられます。

また、横浜スタジアムも2年続けて低水準のBABIP-PFを記録しています。
こちらも昨季に採用された「打球を殺す深い人工芝」が影響を及ぼしているように見受けられます。
以前と比べて得点が入りにくくなり、横浜スタジアムはもはや「ヒッターズパーク」ではなくなった可能性があります。


パシフィックリーグ

TM本拠地 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合
福岡ヤフオクドーム1.141.440.981.010.791.510.990.981.1564 / 138
西メットライフドーム1.121.091.031.070.951.970.921.061.0966 / 139
札幌ドーム0.970.691.041.001.211.271.050.960.8556 / 138
ZOZOマリンスタジアム0.931.120.930.881.150.591.010.911.0267 / 140
京セラドーム大阪0.930.740.991.011.030.700.971.070.9355 / 136
楽天生命パーク宮城0.880.841.031.030.880.911.081.000.9162 / 139

今季はZOZOマリンスタジアムに「ホームランラグーン」が設置されました。
外野フェンスが最大で4m前方に張り出したため、オーバーフェンスの本塁打増加が予想されます。
現時点の本塁打PFは1.12。2016年-2018年の平均値である0.68と比べて高くなりました。

同様にラッキーゾーン(ホームランテラス)を設置したヤフオクドームの事例では、
2012年-2014年の平均値である0.79から、設置後の2015年に本塁打PFは1.52に倍増しています。
ホームランテラスと比べると、ホームランラグーンの影響は比較的軽微に留まっています。

※データは9/21時点


パークファクターとは

パークファクター(PF)は球場の特性を評価する指標です。
得点や本塁打といったイベントがその球場でどれだけ発生しやすいかを示します。
数値が大きければイベントが発生しやすい、数値が小さければ発生しにくい球場であることを意味します。


算出方法

PFは該当球場を本拠地とするチームが記録した「本拠地での成績」と「他球場での成績」から算出されます。
算出式:(本拠地球場で発生した試合あたりイベント数)÷(他球場で発生した試合あたりイベント数)
BABIP及びFIPは本拠地球場と他球場のBABIP及びFIPの比から算出しました。

同一リーグ内での相対的な偏りを測る上で、地方球場と交流戦はノイズに成りうると考え、
同一リーグ内での各本拠地球場の結果だけを対象としてPFを算出しました。

PFの算出方法では「中日が得点が取れないからナゴヤドームの得点PFが低い」といった事態は起こりません。
該当球場を本拠地とするチームが残した「本拠地と他球場の成績比」がベースとなるため、
そのチームが該当イベントを記録しやすいかどうかは、PF値に対して反映されない算出方法になっています。

使用試合は「本拠地試合数 / チーム試合数」を示しています。

2019年12球団パークファクター(二軍) 二軍PFはこちら

コメント

No title

今年になって東京ドームが人工芝をリニューアルしたみたいです。
去年と比較してBABIPが上昇していますがこの芝の張り替えが原因の可能性もあるんでしょうか。

サンプルサイズがまだ 25 / 51 なので何とも言えないのかもしれませんが。
(例えばwRAAにPFの補正を行う場合等は単年のPFでは偏りが発生するかもしれないということで近い年から高い加重をかける形で数年分のサンプルを使ってるわけですしシーズン途中の今のデータでは何とも言えないような気もします)

https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP505166_V10C19A3000000/

No title

まだシーズンの半分も満たない状況なので今後の変化もありそうですが現時点の数字だけをみると東京ドームが神宮、神宮が東京ドームのような数字になっているのが興味深いですね
マツダのHRPFが甲子園とほぼ同等ですがただの偏りでしょうか

Re: No title

コメントありがとうございます!
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。

情報提供ありがとうございます。東京ドームの張り替えは初耳でした。
自分のアンテナの低さを恥じ入るばかりです。

新たに張り替えられた人工芝は、前回と同じフィールドターフHDのマイナーチェンジ版とのことなので、
「BABIP-PFはいずれ低い値に収束していくだろう」とコメントを頂いた時点では予想していたのですが、
現時点(8月中旬)では全く下がってくる気配がないですね。

開場以来、東京ドームがこれだけ高いBABIP-PFを計測したことは一度もありません。
仰るようにサンプルサイズが小さいことに起因する偏りが原因である可能性も考えられますが、
ここまでの数字が出ていると、今回張り替えた芝の特性の影響も否定できないように感じます。

今年は坂本がUZRを大幅に下げてしまっていますが、
今まで慣れ親しんできた本拠地の人工芝の特性が大きく変わったのだとすれば、
その影響も背景にあるのかもしれませんね。

■交流戦開始時点PFとシーズン終了時点PFの相関係数(2007年-2018年)
 0.51 BABIP
 0.56 得点(R/G)
 0.74 本塁打(HR/G)

BABIPはシーズン中PFとシーズン終了時点PFの相関が弱いので、
計測する値が「真の値」に収束するまでに、他の指標よりもサンプルサイズを大きく取る必要があるようです。
来季も連続して高い値を出すかどうかでしょうね。注意深く見ていきたいです。

Re: No title

コメントありがとうございます!
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。

現時点(8月中旬)でも、東京ドームと神宮は例年と異なる数値が出ていますね。
両球場とも人工芝を張り替えたという共通点はありますが、
本塁打の出やすさの変化はそれだけでは説明付かないので、なかなか興味深いように思います。

■本塁打パークファクター(2011年-2018年/平均値と標準偏差)
 マツダスタジアム 0.87±0.13
 阪神甲子園球場  0.67±0.06

交流戦終了時点では両者はほぼ同等でしたが、現時点(8月中旬)ではだいぶ離れましたね。
統一球導入後に本塁打PFでマツダが甲子園を下回ったことはありませんが、
両球場の本塁打PFが独立した正規分布に従うと仮定すると、計算上は10年に1度くらいの頻度で逆転が起こるようです。

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