2014年開幕前戦力分析:中日ドラゴンズ
- 2014/02/16
- 17:42

2013年の成績
■打撃得点 +8点(2位) [平均的な打力を持つ球団と比べ、どれだけ得点を獲得したか/RCAA+本拠地補正]
(守備位置の項目は、2013年の同守備位置の平均的打力と比べてどれだけ得点を獲得したかを記載)
■守備得点 -13点(4位) [平均的な守備力を持つ球団と比べ、守備でどれだけ失点を防いだか/DERに基づいて算出]
■投球得点 -52点(6位) [平均的な投手力を持つ球団と比べ、投球でどれだけ失点を防いだか/RSAA+本拠地補正+守備力補正]
■予想得失点差 -56点(4位)
■実際の得失点差 -73点(5位)
■予想勝敗 65勝78敗(4位)
■実際の勝敗 64勝77敗(4位)









※こちらの打撃得点も上と同様の定義になっています。
[同ポジションの平均的打力を持つ選手が同じ打席だけ立つ場合と比べて、どれだけ所属チームの総得点を増やしたか]
[各ポジションの平均的打力の決定に際しては2013年のデータを使用しました/本拠地の影響も考慮しています]
2013年オフの主な補強
■投手
鈴木翔太(19) ドラフト1位 高校
又吉克樹(24) ドラフト2位 社会人
阿知羅拓馬(22) ドラフト4位 社会人
祖父江大輔(27) ドラフト5位 社会人
パヤノ(32) メキシカンリーグより移籍
■捕手
桂依央利(23) ドラフト3位 大学
■一塁手
小笠原道大(41) 巨人より移籍
■二塁手
藤澤拓斗(24) ドラフト6位 社会人
■遊撃手
エルナンデス(32) 米球界より移籍
■外野手
ゴメス(36) 米球界より移籍
工藤隆人(34) ロッテより移籍
評
2013年の中日投手陣はリーグ平均と比較して10点程度多くの失点を記録しました。
一見すると悪くないように見えますが、
チーム守備力の影響(リーグ平均と比べ守備により失点を13点程度増やしている)
本拠地であるナゴヤドームの影響(平均的な球場でプレーする場合と比べ失点が年間で55点程度少なくなる)
を考慮すると、中日投手陣は平均より52点程度多く失点していることになります。この数字はリーグワーストですが、ここから更に中田賢選手、マドリガル選手、ブラッドリー選手が抜けており非常に厳しい状況と言えます。
ここを埋められるかどうかが中日の浮上のカギになると思います。
野手は全体的にレベルが高いですが、遊撃で大きめのマイナスを記録。
今季から遊撃に固定される予定の高橋周選手に期待が集まります。
野手にベテランが多いのは若干の不安要素。