コメント
No title
2005年のロッテは守備でも優れていたんですね。攻守を併せると最高の野手陣だったんでしょうかね。
あと打線得点力と比べるとランクインしてるチームに優勝チームが少ないのが興味深いですね。守備力で差をつけるのはやはり難しいということでしょうか。
あと打線得点力と比べるとランクインしてるチームに優勝チームが少ないのが興味深いですね。守備力で差をつけるのはやはり難しいということでしょうか。
Re: No title
コメントありがとうございます!
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。
12球団制移行後で攻守合わせた貢献が+200点を超えたのは、
この計算方式だと2005ロッテ(+252.5点)と1983西武(+243.5点)だけですね。
日本プロ野球史上最高の野手陣は、このどちらかだと個人的には思っています。
ただ、2005年のパリーグが特殊な環境だった点は考慮が必要かもしれません。
この年は楽天が創設初年度で、例年なら試合に出られない水準の選手を試合に出さざるを得ない状況でしたので、
この算出方法で基準としている「平均」のラインが例年よりも低いものになっていたと考えられます。
つまり、例年よりも高い数字を出しやすい環境でした。
こうした点を踏まえると、個人的には1983西武の方に軍配を上げたくなりますね。
(楽天の影響を補正すれば、10点差くらいは軽くひっくり返ると思われます)
この記事の「守備得点」は「平均的なチームと比べて守備で失点を何点分多く防いだか」を示す数値ですので、
見方を変えれば「そのチームの守備が得失点差の改善にどれだけの寄与をもたらしたか」を示す数値でもあります。
例えば2007日本ハムの場合、守備以外の要素が平均的だったら+103点の得失点差を記録したと考えられます。
一般的に優勝するには得失点差+100点が必要となりますが、
守備だけでこのラインに到達できたチームは、歴史上で2007日本ハムだけなので、
こうした過去の傾向を見ると「守備力で付けられる差だけで優勝するのは難しい」と言えそうです。
一方、打撃だけで+100点を超える利得を上げたチームは歴史上たくさんあります。
こうしたチームは、他の要素が平均的でも打撃だけで得失点差の優勝ラインに到達することができるので、
やはり必然的に優勝チームが多くなってくるのではと思います。
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。
12球団制移行後で攻守合わせた貢献が+200点を超えたのは、
この計算方式だと2005ロッテ(+252.5点)と1983西武(+243.5点)だけですね。
日本プロ野球史上最高の野手陣は、このどちらかだと個人的には思っています。
ただ、2005年のパリーグが特殊な環境だった点は考慮が必要かもしれません。
この年は楽天が創設初年度で、例年なら試合に出られない水準の選手を試合に出さざるを得ない状況でしたので、
この算出方法で基準としている「平均」のラインが例年よりも低いものになっていたと考えられます。
つまり、例年よりも高い数字を出しやすい環境でした。
こうした点を踏まえると、個人的には1983西武の方に軍配を上げたくなりますね。
(楽天の影響を補正すれば、10点差くらいは軽くひっくり返ると思われます)
この記事の「守備得点」は「平均的なチームと比べて守備で失点を何点分多く防いだか」を示す数値ですので、
見方を変えれば「そのチームの守備が得失点差の改善にどれだけの寄与をもたらしたか」を示す数値でもあります。
例えば2007日本ハムの場合、守備以外の要素が平均的だったら+103点の得失点差を記録したと考えられます。
一般的に優勝するには得失点差+100点が必要となりますが、
守備だけでこのラインに到達できたチームは、歴史上で2007日本ハムだけなので、
こうした過去の傾向を見ると「守備力で付けられる差だけで優勝するのは難しい」と言えそうです。
一方、打撃だけで+100点を超える利得を上げたチームは歴史上たくさんあります。
こうしたチームは、他の要素が平均的でも打撃だけで得失点差の優勝ラインに到達することができるので、
やはり必然的に優勝チームが多くなってくるのではと思います。
No title
更新ありがとうございます。
今年の巨人はシリーズの印象が強く拙守というイメージでしたが、シーズンはむしろ守備のチームだったのでしょうか。
それからこのランキングを見ていつも以外なのは守備が良かったと言われる2004年の中日がいないことなのですが、セイバーメトリクスの観点から見てこの年の中日はどうだったのでしょうか。
今年の巨人はシリーズの印象が強く拙守というイメージでしたが、シーズンはむしろ守備のチームだったのでしょうか。
それからこのランキングを見ていつも以外なのは守備が良かったと言われる2004年の中日がいないことなのですが、セイバーメトリクスの観点から見てこの年の中日はどうだったのでしょうか。
No title
横槍ですけど僕は日本シリーズの時も巨人は守備自体は固かったと思ったんですけどね。
特に坂本と岡本の三遊間はヒット性の打球をファインプレーと感じないぐらいサラッと捌いてました。
2失策の吉川だってタイムリーエラーの方はもし捕らなかったら普通にタイムリーだったし、
もう一つも送球が悪いだけで周東だから内野安打にせよ普通のセカンドは捌けないゴロだった。
長谷川のタイムリーを防いだ大ファインプレーもあったし守備範囲の貢献が高かったなと。
巨人は打撃面では完全に封じ込められましたけど守備はちゃんと実力を発揮してたと思います。
個人的に26失点になったのは投手陣の被本塁打が大きな要因なのかなと思いました。
巨人は本拠地が諸事情で東京ドームではなく京セラなのに4戦で7本はちょっと多い。
ダルビッシュが指摘したように両軍の平均の球威の差が如実に出た結果だなと感じました。
特に坂本と岡本の三遊間はヒット性の打球をファインプレーと感じないぐらいサラッと捌いてました。
2失策の吉川だってタイムリーエラーの方はもし捕らなかったら普通にタイムリーだったし、
もう一つも送球が悪いだけで周東だから内野安打にせよ普通のセカンドは捌けないゴロだった。
長谷川のタイムリーを防いだ大ファインプレーもあったし守備範囲の貢献が高かったなと。
巨人は打撃面では完全に封じ込められましたけど守備はちゃんと実力を発揮してたと思います。
個人的に26失点になったのは投手陣の被本塁打が大きな要因なのかなと思いました。
巨人は本拠地が諸事情で東京ドームではなく京セラなのに4戦で7本はちょっと多い。
ダルビッシュが指摘したように両軍の平均の球威の差が如実に出た結果だなと感じました。
セリーグにおける守備力の二極化
2020巨人はまさに「守備で掴んだリーグ優勝」という印象です。打撃、投手力ともにリーグ上位ではありますが、他を圧倒するほどではなく、データでも印象でも守備貢献が大きい。特に内野は広い守備範囲と強い肩で、きわどいゴロをアウトにする場面を何度も見ました。
ただ平均との比較については、今年ヤクルトがエスコバーを筆頭に記録的な守備難で、平均値を大いに引き下げていた点も考慮しておくべきかと思いました。村上が一塁、青木が左翼で優秀な守備指標を出しましたが、逆に言うと「それ以上行き場所がない」とも言えるわけで、他にも一塁や左翼に置きたい守備難の選手が何人もおり、全体的な高齢化もあってなかなか深刻な状態です。
ただ平均との比較については、今年ヤクルトがエスコバーを筆頭に記録的な守備難で、平均値を大いに引き下げていた点も考慮しておくべきかと思いました。村上が一塁、青木が左翼で優秀な守備指標を出しましたが、逆に言うと「それ以上行き場所がない」とも言えるわけで、他にも一塁や左翼に置きたい守備難の選手が何人もおり、全体的な高齢化もあってなかなか深刻な状態です。
Re: No title
san+さん、コメントありがとうございます!
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。
この記事の評価法だと、2004年の中日は+41.6点となります。
同年のセでは1位で優秀な成績ではありますが、歴代TOP30には入らないようです。
同年の中日の守備指標を眺めると、中堅のアレックスと三塁の立浪がいまいちだったようですね。
2020年の巨人は守備のチームという認識で間違いないと思います。
チームが記録する得失点差は、打撃・投球・守備の3部門の影響でほぼ説明できますが、
巨人はこの中では守備による得失点差の底上げが最も大きかったようです。
打撃・投球と比べると守備は最も差が付きにくい分野なので、
それが優勝の決め手になるのは珍しいケースですね。
上で書いた2004年の中日もそうしたチームだったようですが、セではこの中日以来かもしれません。
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。
この記事の評価法だと、2004年の中日は+41.6点となります。
同年のセでは1位で優秀な成績ではありますが、歴代TOP30には入らないようです。
同年の中日の守備指標を眺めると、中堅のアレックスと三塁の立浪がいまいちだったようですね。
2020年の巨人は守備のチームという認識で間違いないと思います。
チームが記録する得失点差は、打撃・投球・守備の3部門の影響でほぼ説明できますが、
巨人はこの中では守備による得失点差の底上げが最も大きかったようです。
打撃・投球と比べると守備は最も差が付きにくい分野なので、
それが優勝の決め手になるのは珍しいケースですね。
上で書いた2004年の中日もそうしたチームだったようですが、セではこの中日以来かもしれません。
Re: セリーグにおける守備力の二極化
dimplesさん、コメントありがとうございます!
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。
セリーグにおける守備力の二極化、というのは興味深い視点だと思います。
得失点差への影響度合いで言えば、打撃・投球と比べると守備はあまり差が付かないのですが、
ここ数年のセ・リーグは歴史的に見ても差が大きい状況になっていますね。
なぜ差が付くのかというと、仰るようにセの一部の球団が平均値を下げているのが原因だと思います。
UZRでは2018年以降はセがパに対して大幅に遅れを取る状況が続いています。
2020年もセの平均的なチームは、パの平均的なチームに対して年間で20点ほど失点を増やす状況でした。
セの守備が低迷している原因ですが、UZRのような守備評価手法が普及しきっていないがゆえに、
UZRを重視する球団と重視しない球団の情報格差により、守備力が二極化しているようにも思われます。
セの一部球団では、守備で致命的なマイナスを計上している選手をそのまま起用し続けるケースが見られますが、
おそらく守備指標自体を認知していないか、あるいはそれほど重視していないために、
気付かない間に守備力が低迷するという事態に陥っているのでは、という仮説を立てています。
パではこういう起用があまり見られないので、UZRのような評価方法が既に普及しきっているのかもしれません。
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。
セリーグにおける守備力の二極化、というのは興味深い視点だと思います。
得失点差への影響度合いで言えば、打撃・投球と比べると守備はあまり差が付かないのですが、
ここ数年のセ・リーグは歴史的に見ても差が大きい状況になっていますね。
なぜ差が付くのかというと、仰るようにセの一部の球団が平均値を下げているのが原因だと思います。
UZRでは2018年以降はセがパに対して大幅に遅れを取る状況が続いています。
2020年もセの平均的なチームは、パの平均的なチームに対して年間で20点ほど失点を増やす状況でした。
セの守備が低迷している原因ですが、UZRのような守備評価手法が普及しきっていないがゆえに、
UZRを重視する球団と重視しない球団の情報格差により、守備力が二極化しているようにも思われます。
セの一部球団では、守備で致命的なマイナスを計上している選手をそのまま起用し続けるケースが見られますが、
おそらく守備指標自体を認知していないか、あるいはそれほど重視していないために、
気付かない間に守備力が低迷するという事態に陥っているのでは、という仮説を立てています。
パではこういう起用があまり見られないので、UZRのような評価方法が既に普及しきっているのかもしれません。
No title
こちらのページとNPBシーズンのページで防いだ失点数に違いがあると思うのですが何故なのでしょうか?
最近になってこのサイトを見始めたばかりなので教えていただければ幸いです。
最近になってこのサイトを見始めたばかりなので教えていただければ幸いです。
Re: No title
コメントありがとうございます!
>こちらのページとNPBシーズンのページで防いだ失点数に違いがあると思うのですが何故なのでしょうか?
>最近になってこのサイトを見始めたばかりなので教えていただければ幸いです。
サイトをご覧いただいてありがとうございます。
こちらですが、NPBシーズンのページでは本拠地球場の影響に対する補正が入っているのに対して、
こちらの数字には本拠地補正が入っていないのが乖離の原因となります。
すみません。これは本来ならば統一すべきなのですが、
本拠地補正に使用する球場データが手に入っている時代と手に入っていない時代が混在しているため、
通史的にランキングを作成するこちらのページでは補正を行わない方法で計算方法を統一しているという経緯があります。
>こちらのページとNPBシーズンのページで防いだ失点数に違いがあると思うのですが何故なのでしょうか?
>最近になってこのサイトを見始めたばかりなので教えていただければ幸いです。
サイトをご覧いただいてありがとうございます。
こちらですが、NPBシーズンのページでは本拠地球場の影響に対する補正が入っているのに対して、
こちらの数字には本拠地補正が入っていないのが乖離の原因となります。
すみません。これは本来ならば統一すべきなのですが、
本拠地補正に使用する球場データが手に入っている時代と手に入っていない時代が混在しているため、
通史的にランキングを作成するこちらのページでは補正を行わない方法で計算方法を統一しているという経緯があります。
No title
ありがとうございました。
守備にもPFを適用するんですね。
守備にもPFを適用するんですね。
Re: No title
コメントありがとうございます!
基本的には、守備指標も多かれ少なかれ球場の影響を受けますからね。
球場によって打球の質が差があるので、守備側から見た処理のしやすさにも差が付くのが原因です。
UZRのように打球の難易度を区別するタイプの指標だと、計算過程で球場の影響を多少キャンセルできますが、
私がDELTAさんのFIELDING AWARDSに参加させていただいたときに検討した限りでは、
UZRでも球場の影響は完全には排除しきれないようです。
基本的には、守備指標も多かれ少なかれ球場の影響を受けますからね。
球場によって打球の質が差があるので、守備側から見た処理のしやすさにも差が付くのが原因です。
UZRのように打球の難易度を区別するタイプの指標だと、計算過程で球場の影響を多少キャンセルできますが、
私がDELTAさんのFIELDING AWARDSに参加させていただいたときに検討した限りでは、
UZRでも球場の影響は完全には排除しきれないようです。
No title
歴代打線での得点力評価と守備力評価の両方でトップテン入りしている1983年西武と2005年ロッテは総合的な野手の戦力が群を抜いていたということでしょうか。
マリンガン打線で知られる2005年ロッテはともかく1983年西武は「打線」としてはあまり語られていない印象ですが…。(ほとんどの人の西武の最強打線のイメージは2018年なので)
マリンガン打線で知られる2005年ロッテはともかく1983年西武は「打線」としてはあまり語られていない印象ですが…。(ほとんどの人の西武の最強打線のイメージは2018年なので)