コメント
No title
「No.4捕手はMLB期間を勘定に入れれば城島」ありますが、これはどういった計算から何勝程度の貢献になると見積もられているのでしょうか?
Re: No title
コメントありがとうございます。
上表の守備位置補正RCWINに代替補正と守備得点と球場補正を加えてWARを概算すると、
□代替補正(600打席で2勝分として計算)
谷繁 +34.28勝(10284打席)
城島 +17.61勝(5284打席)
□球場補正
谷繁 +1.66勝(横浜スタジアム-ナゴヤドーム)
城島 +2.08勝(福岡ドーム-甲子園)
□守備得点(1992-)
谷繁 +62点(≒+6.2勝)
城島 +45点(≒+4.5勝)
↓
□概算WAR
谷繁 +53.6勝
城島 +52.5勝
現役の谷繁は数値を伸ばす余地があるのに加えて、今回未集計の1989年-1991年の守備得点を加えるともう少し値は伸びると考えられるため、リプレイスメントレベルの設定や守備位置補正のやり方にも依りますが、NPB時代の通算実績については谷繁が城島を上回っていると考えます。
一方でMLB城島はrWARが5.3、fWARが6.7となっています。
この数値に対する評価は様々でしょうが、どう考慮しようが日米合算で谷繁を上回るのは間違いなく、
また3位の古田にも届きそうにないため「No.4捕手はMLB期間を勘定に入れれば城島」と書きました。
上表の守備位置補正RCWINに代替補正と守備得点と球場補正を加えてWARを概算すると、
□代替補正(600打席で2勝分として計算)
谷繁 +34.28勝(10284打席)
城島 +17.61勝(5284打席)
□球場補正
谷繁 +1.66勝(横浜スタジアム-ナゴヤドーム)
城島 +2.08勝(福岡ドーム-甲子園)
□守備得点(1992-)
谷繁 +62点(≒+6.2勝)
城島 +45点(≒+4.5勝)
↓
□概算WAR
谷繁 +53.6勝
城島 +52.5勝
現役の谷繁は数値を伸ばす余地があるのに加えて、今回未集計の1989年-1991年の守備得点を加えるともう少し値は伸びると考えられるため、リプレイスメントレベルの設定や守備位置補正のやり方にも依りますが、NPB時代の通算実績については谷繁が城島を上回っていると考えます。
一方でMLB城島はrWARが5.3、fWARが6.7となっています。
この数値に対する評価は様々でしょうが、どう考慮しようが日米合算で谷繁を上回るのは間違いなく、
また3位の古田にも届きそうにないため「No.4捕手はMLB期間を勘定に入れれば城島」と書きました。
No title
回答ありがとうございます
MLB時代のWARを考えれば、日米合算では確実に谷繁を上回る、という点については特に疑問はありませんでした
3位の古田との比較ですが(『NPB歴代捕手3傑は野村、古田、阿部』とあるので、古田は2位だと思っていました)
アメリカ時代の4年間について、MLBでの貢献がそれほど芳しくない後半の2年間も含めた全てのシーズンで
NPBでのキャリアハイ相当の貢献を記録したと仮定しても古田を上回らない、という理解をしていいのか
あるいは、後半の2年分はMLBでの出場機会が減った分などを割り引いて見積もっているのか、という点での質問です(紛らわしかったですね)
MLB時代のWARを考えれば、日米合算では確実に谷繁を上回る、という点については特に疑問はありませんでした
3位の古田との比較ですが(『NPB歴代捕手3傑は野村、古田、阿部』とあるので、古田は2位だと思っていました)
アメリカ時代の4年間について、MLBでの貢献がそれほど芳しくない後半の2年間も含めた全てのシーズンで
NPBでのキャリアハイ相当の貢献を記録したと仮定しても古田を上回らない、という理解をしていいのか
あるいは、後半の2年分はMLBでの出場機会が減った分などを割り引いて見積もっているのか、という点での質問です(紛らわしかったですね)
Re: No title
返信ありがとうございます。
阿部と古田ですが現時点では以下の評価になります。
□代替補正
阿部 +23.07勝(6920打席)
古田 +27.05勝(8115打席)
□球場補正
阿部 +0.97勝(東京ドーム)
古田 -1.33勝(神宮)
□守備得点(-1992)
阿部 +30点(≒+3.0勝)
古田 +73点(≒+7.3勝)
↓
□概算WAR
阿部 +73.4勝
古田 +67.6勝
古田は谷繁と同じく91年以降の守備得点が未集計なので、ここからもう2勝分くらい伸ばしそうです。
城島の年度別成績は以下のようになっています。
2010 +5.6勝
2006-2009 (MLB期間)
2005 +5.8勝
2004 +7.6勝
2003 +8.4勝
2002 +5.3勝
MLB前後の期間で安定して+5勝を上回っているため、
このくらいの成績を4年間全てで記録したと仮定したら古田を上回ります。
ただ、MLBでの不振などから考えるに「確実に超えただろう」とは断言できず可能性の話に留まるため、個人的には
> 後半の2年分はMLBでの出場機会が減った分などを割り引いて見積もっている
こちらの意味を込めて書きました。この辺りは解釈が分かれるところかもしれませんが。
阿部と古田ですが現時点では以下の評価になります。
□代替補正
阿部 +23.07勝(6920打席)
古田 +27.05勝(8115打席)
□球場補正
阿部 +0.97勝(東京ドーム)
古田 -1.33勝(神宮)
□守備得点(-1992)
阿部 +30点(≒+3.0勝)
古田 +73点(≒+7.3勝)
↓
□概算WAR
阿部 +73.4勝
古田 +67.6勝
古田は谷繁と同じく91年以降の守備得点が未集計なので、ここからもう2勝分くらい伸ばしそうです。
城島の年度別成績は以下のようになっています。
2010 +5.6勝
2006-2009 (MLB期間)
2005 +5.8勝
2004 +7.6勝
2003 +8.4勝
2002 +5.3勝
MLB前後の期間で安定して+5勝を上回っているため、
このくらいの成績を4年間全てで記録したと仮定したら古田を上回ります。
ただ、MLBでの不振などから考えるに「確実に超えただろう」とは断言できず可能性の話に留まるため、個人的には
> 後半の2年分はMLBでの出場機会が減った分などを割り引いて見積もっている
こちらの意味を込めて書きました。この辺りは解釈が分かれるところかもしれませんが。
No title
城島に最大限有利な仮定をすれば古田を越えるが、やはり現実的に考えるなら古田には少し及ばないという結論でよさそうですね
阿部は昨シーズン終了時点で73.4勝ですか。体調的には既にボロボロで限界に近い感もありますし、ここから大きく伸ばすのは厳しいでしょうか
詳しい解説ありがとうございました。これからも更新頑張ってください
阿部は昨シーズン終了時点で73.4勝ですか。体調的には既にボロボロで限界に近い感もありますし、ここから大きく伸ばすのは厳しいでしょうか
詳しい解説ありがとうございました。これからも更新頑張ってください
Re: No title
返信ありがとうございます。
> 城島に最大限有利な仮定をすれば古田を越えるが、やはり現実的に考えるなら古田には少し及ばないという結論でよさそうですね
私はそのように考えています。
阿部の数値はNPB現役選手ではおそらく最高値で、落合博満以来の記録だと考えています。
捕手としては攻守にわたりまだまだ良好な成績を残していますし、
コンディションの問題から厳しいのかもしれませんが、再一塁転向は勿体ない気がしてなりません。
ここから一塁手としてチームに貢献していくためには、西武時代の田淵のような打撃が求められますから。
今後ともよろしくお願いいたします。
× □守備得点(-1992)
○ □守備得点(1992-)
× 古田は谷繁と同じく91年以降
○ 古田は谷繁と同じく91年以前
↑見直してみたらいろいろ間違っていたので訂正します。
> 城島に最大限有利な仮定をすれば古田を越えるが、やはり現実的に考えるなら古田には少し及ばないという結論でよさそうですね
私はそのように考えています。
阿部の数値はNPB現役選手ではおそらく最高値で、落合博満以来の記録だと考えています。
捕手としては攻守にわたりまだまだ良好な成績を残していますし、
コンディションの問題から厳しいのかもしれませんが、再一塁転向は勿体ない気がしてなりません。
ここから一塁手としてチームに貢献していくためには、西武時代の田淵のような打撃が求められますから。
今後ともよろしくお願いいたします。
× □守備得点(-1992)
○ □守備得点(1992-)
× 古田は谷繁と同じく91年以降
○ 古田は谷繁と同じく91年以前
↑見直してみたらいろいろ間違っていたので訂正します。