コメント
No title
補RSAAの値が『PFを考慮した2017年セリーグwOBAとRSAA』の中に記載のRSAA(失)と微妙に異なります。
どちらも球場と守備の補正込の値ですが、それぞれ計算方法が違うのでしょうか?
どちらも球場と守備の補正込の値ですが、それぞれ計算方法が違うのでしょうか?
Re: No title
コメントありがとうございます!
数値をとても注意深く見ていただいて嬉しいです。
守備力補正はDERをベースに算出していますが、
そのDERに対するPF補正の有無が差になっています。
あちらではPF補正をしていますが、こちらではしていません。
これは得点PFによる補正とはまた別のものです。
菅野のようにDERが高く出やすい球場を本拠地にしている場合、
球場を考慮しないとチームの守備力が過大評価されて実態以上にマイナスされることになります。
(だからこちらの数値の方が低いです)
投手のより本質的な貢献を見たい場合、
『PFを考慮した2017年セリーグwOBAとRSAA』の方式の方が適していると考えています。
あちらの方式に統一できていない理由は、補正に使用するDER-PFが近年の分しか入手できていないからですね。
現在、来季開幕までに投手個人ページのフォーマットの作り直しを考えていて、
その際に『PFを考慮した2017年セリーグwOBAとRSAA』の方式に統一する予定です。
シーズン毎のQSやHQS、球場別成績、先発救援別成績あたりも載せられればと思っています。
数値をとても注意深く見ていただいて嬉しいです。
守備力補正はDERをベースに算出していますが、
そのDERに対するPF補正の有無が差になっています。
あちらではPF補正をしていますが、こちらではしていません。
これは得点PFによる補正とはまた別のものです。
菅野のようにDERが高く出やすい球場を本拠地にしている場合、
球場を考慮しないとチームの守備力が過大評価されて実態以上にマイナスされることになります。
(だからこちらの数値の方が低いです)
投手のより本質的な貢献を見たい場合、
『PFを考慮した2017年セリーグwOBAとRSAA』の方式の方が適していると考えています。
あちらの方式に統一できていない理由は、補正に使用するDER-PFが近年の分しか入手できていないからですね。
現在、来季開幕までに投手個人ページのフォーマットの作り直しを考えていて、
その際に『PFを考慮した2017年セリーグwOBAとRSAA』の方式に統一する予定です。
シーズン毎のQSやHQS、球場別成績、先発救援別成績あたりも載せられればと思っています。
こちらで記載されているWARは失点率ベースの投手WARでしょうか?
菅野投手のキャリアハイが2017なのか2018なのか悩ましいところです。
菅野投手のキャリアハイが2017なのか2018なのか悩ましいところです。
Re: タイトルなし
tetsuさん、コメントありがとうございます!
こちらは失点率ベースの投手WARです。
失点率RSAAに「DERベースのチーム守備力補正」と「得点PFベースの球場補正」をかけたものです。
これだけ拮抗していると、どちらがキャリアハイか決めるのは非常に悩ましいですね。
FIPベースだと今季の方が若干上になるので、個人的には2018を推したいと思います。
こちらは失点率ベースの投手WARです。
失点率RSAAに「DERベースのチーム守備力補正」と「得点PFベースの球場補正」をかけたものです。
これだけ拮抗していると、どちらがキャリアハイか決めるのは非常に悩ましいですね。
FIPベースだと今季の方が若干上になるので、個人的には2018を推したいと思います。
失点率ベースとFIPベースとでどちらの方が差がついてるかで言うとFIPベースのWARなのでやはり2018になりますかね!
QS率の大幅劣化は目に付きますが、CSでのノーノーや沢村賞の基準オールクリア等のプラス要素もあるのでそういった事を考慮するとより今年の方が印象強いですね。
QS率の大幅劣化は目に付きますが、CSでのノーノーや沢村賞の基準オールクリア等のプラス要素もあるのでそういった事を考慮するとより今年の方が印象強いですね。
Re: タイトルなし
tetsuさん、コメントありがとうございます!
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。
>失点率ベースとFIPベースとでどちらの方が差がついてるかで言うとFIPベースのWARなのでやはり2018になりますかね!
私も同じ意見です。(どちらの物差しを重視すべきか、というのはなかなか判断が難しいですが)
2017菅野 QS%:84% / HQS%:72% / 完封%:16%
2018菅野 QS%:70% / HQS%:63% / 完封%:30%
こうして並べると、今季は試合を作れなかった登板が増えた一方で、
完璧な内容だった登板も増えたことがわかりますね。
いつか調べてみたいと前から思っていたのですが、
試合ごとに投球のムラが大きい投手と、小さい投手ではどちらの方が貢献が高いんでしょうね。
菅野の成績推移を眺めていて、知りたい思いがちょっと強くなりました。(もしかしたらFangraphsあたりに研究例があるかも?)
WARはイニングと失点(実際の失点 or FIP・tRAで推定される期待失点)のみで決まります。
だから、「7回2失点を毎回繰り返す投手」と「7回0失点と7回4失点を交互に繰り返す投手」は同じWARを記録しますが、
感覚的にはチームの勝利への貢献度は違っていそうな気がするんですよね。
2018年の両リーグのデータを元に、各投球内容の勝利貢献を軽く試算してみると、
投手陣が1回から7回までを0失点に抑えたケース → 184勝*26敗9分 勝率.876
投手陣が1回から7回までを2失点に抑えたケース → 160勝105敗7分 勝率.603
投手陣が1回から7回までを4失点に抑えたケース → *69勝109敗3分 勝率.388
試合が始まった時点で期待勝率は.500です。.500からの期待勝率変動を投球による勝利貢献とみなせば、
先発投手の7回0失点 +0.376 / 7回2失点 +.103 / 7回4失点 -0.112
と各ピッチング内容を勝利換算で評価できます。(7回0失点は平均的な投手に対して0.376勝を上積みできる)
これを元に考えると、
7回2失点 + 7回2失点 → 0.103 + 0.103 → 0.206勝分を平均的な投手に対して上積みできる
7回0失点 + 7回4失点 → 0.376 - 0.112 → 0.264勝分を平均的な投手に対して上積みできる
「7回2失点を毎回繰り返す」より「7回0失点と7回4失点を交互に繰り返す」方が貢献が大きくなるようで。
ただ、「7回2失点を毎回繰り返す」と「7回0失点と7回4失点を交互に繰り返す」の比較だとこのような結果になりますが、
イニングと失点が一致しているシチュエーションについて、同じように網羅的に調べると、
投球内容にムラがある方が貢献が大きくなるわけでは必ずしもないようなんですよね。
(もっと大きいサンプルで調べれば何か見えてくるかもしれませんが、現時点では何とも言えません)
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。
>失点率ベースとFIPベースとでどちらの方が差がついてるかで言うとFIPベースのWARなのでやはり2018になりますかね!
私も同じ意見です。(どちらの物差しを重視すべきか、というのはなかなか判断が難しいですが)
2017菅野 QS%:84% / HQS%:72% / 完封%:16%
2018菅野 QS%:70% / HQS%:63% / 完封%:30%
こうして並べると、今季は試合を作れなかった登板が増えた一方で、
完璧な内容だった登板も増えたことがわかりますね。
いつか調べてみたいと前から思っていたのですが、
試合ごとに投球のムラが大きい投手と、小さい投手ではどちらの方が貢献が高いんでしょうね。
菅野の成績推移を眺めていて、知りたい思いがちょっと強くなりました。(もしかしたらFangraphsあたりに研究例があるかも?)
WARはイニングと失点(実際の失点 or FIP・tRAで推定される期待失点)のみで決まります。
だから、「7回2失点を毎回繰り返す投手」と「7回0失点と7回4失点を交互に繰り返す投手」は同じWARを記録しますが、
感覚的にはチームの勝利への貢献度は違っていそうな気がするんですよね。
2018年の両リーグのデータを元に、各投球内容の勝利貢献を軽く試算してみると、
投手陣が1回から7回までを0失点に抑えたケース → 184勝*26敗9分 勝率.876
投手陣が1回から7回までを2失点に抑えたケース → 160勝105敗7分 勝率.603
投手陣が1回から7回までを4失点に抑えたケース → *69勝109敗3分 勝率.388
試合が始まった時点で期待勝率は.500です。.500からの期待勝率変動を投球による勝利貢献とみなせば、
先発投手の7回0失点 +0.376 / 7回2失点 +.103 / 7回4失点 -0.112
と各ピッチング内容を勝利換算で評価できます。(7回0失点は平均的な投手に対して0.376勝を上積みできる)
これを元に考えると、
7回2失点 + 7回2失点 → 0.103 + 0.103 → 0.206勝分を平均的な投手に対して上積みできる
7回0失点 + 7回4失点 → 0.376 - 0.112 → 0.264勝分を平均的な投手に対して上積みできる
「7回2失点を毎回繰り返す」より「7回0失点と7回4失点を交互に繰り返す」方が貢献が大きくなるようで。
ただ、「7回2失点を毎回繰り返す」と「7回0失点と7回4失点を交互に繰り返す」の比較だとこのような結果になりますが、
イニングと失点が一致しているシチュエーションについて、同じように網羅的に調べると、
投球内容にムラがある方が貢献が大きくなるわけでは必ずしもないようなんですよね。
(もっと大きいサンプルで調べれば何か見えてくるかもしれませんが、現時点では何とも言えません)