2014年戦力分析とドラフト 東京ヤクルトスワローズ編
- 2014/11/02
- 14:59
□2014年総合
それぞれの数値は、各部門で「リーグ平均に対し何点分の利得を作れたか」を示します。
打撃については球場補正を加えたRCAAを記載、投球については球場補正守備補正を加えたRSAAを記載、
守備についてはDERから求められる守備得点を記載しました。
相次ぐ主力打者の故障により、規定打席到達野手を1人しか出せなかった昨季と比較すると、
今季は5人が規定打席に到達。攻撃力、守備力両面の改善が見られました。
一方で、補強に力を入れた投手力は昨季より下がる結果となりました。
□2014年攻撃評価

各ポジションの先発出場数上位3人について、球場の得点PFを考慮した上で
「同ポジションの平均的な選手と比べて何点分チームの得点を増やしたか」をまとめたものです。
二塁で山田哲人が同ポジション比較ではセリーグ最高値の打撃貢献を記録したほか、
雄平も中堅と右翼で出場が割れていますが高い貢献量を記録。
また規定には届かなかったものの、捕手の中村悠平も良い働きを見せました。
□2014年投球評価

チームの守備力、本拠地の得点PFを考慮した上で
先発投手について「平均的な先発投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」
救援投手について「平均的な救援投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」をまとめたものです。
先発投手陣は、小川泰弘,八木亮祐,先発転向後の石山泰稚が好成績をマークしたものの、
故障や起用法などにより3人とも規定到達に至らず、先発全体では大きめのマイナスとなりました。
救援投手陣は、ルーキーの秋吉亮がセ救援投手No.1の貢献量を叩き出す活躍を見せたものの、
こちらも主力の離脱が相次ぎ、救援全体では小さいマイナスを記録しました。
□総評
攻撃面では選手を固定できなかった遊撃と中堅が穴となっています。
遊撃はブレイクの片鱗を見せた荒木貴浩、2軍で上々の成績をあげている谷内亮太の躍進が求められます。
中堅は上田剛史の不振が不運(低BABIP)に依るところが大きく、今季と同じ打撃ができればマイナス幅は小さくなるでしょう。
投球面は先発のマイナスが目立ちました。力のある若手先発投手(小川,八木,石山)は揃っているため、
彼らが離脱なく年間通して出場するだけでもマイナス幅は確実に縮小されると考えられます。
気になるのは守備面です。昨季より改善したとは言え、今季もリーグワーストの数値に沈みました。
一般的に打撃のピークは28歳前後とされますが、守備はもっと若い頃にピークが存在すると言われています。
つまり打撃と違って経験による向上が難しいため、若手中心の起用で良い数値が出ていないのは悪い傾向に思えます。
今後は野手起用に関して「打撃と守備」を見て総合的に判断していく必要があるでしょう。
□ドラフト

投手5人,捕手1人,外野手1人の計7人の指名となりました。他球団と比べても投手の割合が多くなっています。
2014年戦力分析 読売ジャイアンツ編
2014年戦力分析 阪神タイガース編
2014年戦力分析 広島東洋カープ編
2014年戦力分析 中日ドラゴンズ編
2014年戦力分析 横浜DeNAベイスターズ編
2014年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
2014年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
2014年戦力分析 オリックス・バファローズ編
2014年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
2014年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
2014年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
2014年戦力分析 東北楽天ゴールデンイーグルス編
2014年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
2015年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
2017年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
球団 | 打撃 | 守備 | 投球 | 合計 | 貯金 | 勝敗成績 | 勝率 |
巨人 | -1 | 23 | 39 | 61 | 21 | 82勝61敗1分 | 0.573 |
阪神 | 8 | -24 | -9 | -25 | 7 | 75勝68敗1分 | 0.524 |
広島 | 61 | 1 | 2 | 64 | 6 | 74勝68敗2分 | 0.521 |
中日 | -7 | 47 | -55 | -15 | -6 | 67勝73敗4分 | 0.479 |
DeNA | -75 | -19 | 54 | -41 | -8 | 67勝75敗2分 | 0.472 |
ヤクルト | 16 | -28 | -30 | -42 | -21 | 60勝81敗3分 | 0.426 |
それぞれの数値は、各部門で「リーグ平均に対し何点分の利得を作れたか」を示します。
打撃については球場補正を加えたRCAAを記載、投球については球場補正守備補正を加えたRSAAを記載、
守備についてはDERから求められる守備得点を記載しました。
相次ぐ主力打者の故障により、規定打席到達野手を1人しか出せなかった昨季と比較すると、
今季は5人が規定打席に到達。攻撃力、守備力両面の改善が見られました。
一方で、補強に力を入れた投手力は昨季より下がる結果となりました。
□2014年攻撃評価

各ポジションの先発出場数上位3人について、球場の得点PFを考慮した上で
「同ポジションの平均的な選手と比べて何点分チームの得点を増やしたか」をまとめたものです。
二塁で山田哲人が同ポジション比較ではセリーグ最高値の打撃貢献を記録したほか、
雄平も中堅と右翼で出場が割れていますが高い貢献量を記録。
また規定には届かなかったものの、捕手の中村悠平も良い働きを見せました。
□2014年投球評価

チームの守備力、本拠地の得点PFを考慮した上で
先発投手について「平均的な先発投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」
救援投手について「平均的な救援投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」をまとめたものです。
先発投手陣は、小川泰弘,八木亮祐,先発転向後の石山泰稚が好成績をマークしたものの、
故障や起用法などにより3人とも規定到達に至らず、先発全体では大きめのマイナスとなりました。
救援投手陣は、ルーキーの秋吉亮がセ救援投手No.1の貢献量を叩き出す活躍を見せたものの、
こちらも主力の離脱が相次ぎ、救援全体では小さいマイナスを記録しました。
□総評
攻撃面では選手を固定できなかった遊撃と中堅が穴となっています。
遊撃はブレイクの片鱗を見せた荒木貴浩、2軍で上々の成績をあげている谷内亮太の躍進が求められます。
中堅は上田剛史の不振が不運(低BABIP)に依るところが大きく、今季と同じ打撃ができればマイナス幅は小さくなるでしょう。
投球面は先発のマイナスが目立ちました。力のある若手先発投手(小川,八木,石山)は揃っているため、
彼らが離脱なく年間通して出場するだけでもマイナス幅は確実に縮小されると考えられます。
気になるのは守備面です。昨季より改善したとは言え、今季もリーグワーストの数値に沈みました。
一般的に打撃のピークは28歳前後とされますが、守備はもっと若い頃にピークが存在すると言われています。
つまり打撃と違って経験による向上が難しいため、若手中心の起用で良い数値が出ていないのは悪い傾向に思えます。
今後は野手起用に関して「打撃と守備」を見て総合的に判断していく必要があるでしょう。
□ドラフト

投手5人,捕手1人,外野手1人の計7人の指名となりました。他球団と比べても投手の割合が多くなっています。
2014年戦力分析
2014年戦力分析 読売ジャイアンツ編
2014年戦力分析 阪神タイガース編
2014年戦力分析 広島東洋カープ編
2014年戦力分析 中日ドラゴンズ編
2014年戦力分析 横浜DeNAベイスターズ編
2014年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
2014年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
2014年戦力分析 オリックス・バファローズ編
2014年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
2014年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
2014年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
2014年戦力分析 東北楽天ゴールデンイーグルス編
東京ヤクルトスワローズ戦力分析
2014年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
2015年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
2017年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編