2014年戦力分析とドラフト 福岡ソフトバンクホークス編
- 2014/11/04
- 23:17
□2014年総合
それぞれの数値は、各部門で「リーグ平均に対し何点分の利得を作れたか」を示します。
打撃については球場補正を加えたRCAAを記載、投球については球場補正守備補正を加えたRSAAを記載、
守備についてはDERから求められる守備得点を記載しました。
昨季から引き続き、野手陣は12球団No.1の総合力(打撃+守備)を発揮。
一方で、大きな弱点だった投手力も補強により確実に底上げされたと言えます。
□2014年攻撃評価

各ポジションの先発出場数上位3人について、球場の得点PFを考慮した上で
「同ポジションの平均的な選手と比べて何点分チームの得点を増やしたか」をまとめたものです。
柳田悠岐を始め、長谷川勇也,内川聖一,李大浩,中村晃が高打率を記録。規定落ちながら本多雄一,松田宣浩も活躍。
打率十傑上位独占が物語るように、安打製造機がずらっと並ぶ打線は他球団にとって大きな脅威だったと言えます。
特にチーム打率傑出度は、横浜マシンガン打線の全盛期[1999年横浜打線]にあと一歩まで迫りました。
彼らの活躍により一塁,三塁,左翼,中堅,右翼の計5ポジションで大きな攻撃利得を作り出すことに成功しています。
□2014年投球評価

チームの守備力、本拠地の得点PFを考慮した上で
先発投手について「平均的な先発投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」
救援投手について「平均的な救援投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」をまとめたものです。
先発投手陣は、阪神から獲得したスタンリッジが規定到達で「+」を記録する働きをしたものの、
続く中田賢一,攝津正の2人はチーム守備力の高さと球場の広さを考えるとやや物足りない防御率であり、
「2番手」が定まらなかった印象です。先発全体でも大きめの「-」を記録しました。
中盤以降は大病を克服した大隣憲司が光る投球を見せました。
救援投手陣はサファテ,森唯斗,五十嵐亮太が大活躍を見せました。
他で「-」を作らない救援投手層の厚さもあり、救援全体では大きな「+」を記録しています。
□総評
野手陣は攻守揃った非常にハイレベルな陣容です。強いて挙げるなら遊撃が打撃の穴となっていますが、
今宮健太の高い守備能力を考えれば、打撃のマイナスは十分無視できると考えられます。
先発投手陣は、ソフトバンクにとって唯一の弱点と言ってもよいでしょう。
スタンリッジを除いて補強した投手は揃って成績を落としており、「期待に応えた」とは言い難い結果となりました。
また救援投手陣にも言えることですが、補強した選手が中心となっているため年齢的に中堅クラスの選手が多く、
長期的な目線で見た場合、少し心配になる陣容でもあります。若手の台頭が待たれるところです。
□ドラフト

投手3人,捕手1人,内野手1人の計5人の指名となりました。今年は球界全体では即戦力投手の指名が多かった印象ですが、
ソフトバンクは即戦力投手の上位指名が無く、将来性を重視したドラフトだったと言えます。
2014年戦力分析 読売ジャイアンツ編
2014年戦力分析 阪神タイガース編
2014年戦力分析 広島東洋カープ編
2014年戦力分析 中日ドラゴンズ編
2014年戦力分析 横浜DeNAベイスターズ編
2014年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
2014年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
2014年戦力分析 オリックス・バファローズ編
2014年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
2014年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
2014年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
2014年戦力分析 東北楽天ゴールデンイーグルス編
2014年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
2015年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
2017年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
球団 | 打撃 | 守備 | 投球 | 合計 | 貯金 | 勝敗成績 | 勝率 |
ソフトバンク | 76 | 38 | 1 | 115 | 18 | 78勝60敗6分 | 0.565 |
オリックス | 22 | 25 | 69 | 117 | 18 | 80勝62敗2分 | 0.563 |
日本ハム | 0 | 3 | -11 | -8 | 5 | 73勝68敗3分 | 0.518 |
ロッテ | -26 | -22 | -55 | -104 | -10 | 66勝76敗2分 | 0.465 |
西武 | -21 | -7 | 0 | -27 | -14 | 63勝77敗4分 | 0.450 |
楽天 | -51 | -38 | -5 | -93 | -16 | 64勝80敗0分 | 0.444 |
それぞれの数値は、各部門で「リーグ平均に対し何点分の利得を作れたか」を示します。
打撃については球場補正を加えたRCAAを記載、投球については球場補正守備補正を加えたRSAAを記載、
守備についてはDERから求められる守備得点を記載しました。
昨季から引き続き、野手陣は12球団No.1の総合力(打撃+守備)を発揮。
一方で、大きな弱点だった投手力も補強により確実に底上げされたと言えます。
□2014年攻撃評価

各ポジションの先発出場数上位3人について、球場の得点PFを考慮した上で
「同ポジションの平均的な選手と比べて何点分チームの得点を増やしたか」をまとめたものです。
柳田悠岐を始め、長谷川勇也,内川聖一,李大浩,中村晃が高打率を記録。規定落ちながら本多雄一,松田宣浩も活躍。
打率十傑上位独占が物語るように、安打製造機がずらっと並ぶ打線は他球団にとって大きな脅威だったと言えます。
特にチーム打率傑出度は、横浜マシンガン打線の全盛期[1999年横浜打線]にあと一歩まで迫りました。
彼らの活躍により一塁,三塁,左翼,中堅,右翼の計5ポジションで大きな攻撃利得を作り出すことに成功しています。
□2014年投球評価

チームの守備力、本拠地の得点PFを考慮した上で
先発投手について「平均的な先発投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」
救援投手について「平均的な救援投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」をまとめたものです。
先発投手陣は、阪神から獲得したスタンリッジが規定到達で「+」を記録する働きをしたものの、
続く中田賢一,攝津正の2人はチーム守備力の高さと球場の広さを考えるとやや物足りない防御率であり、
「2番手」が定まらなかった印象です。先発全体でも大きめの「-」を記録しました。
中盤以降は大病を克服した大隣憲司が光る投球を見せました。
救援投手陣はサファテ,森唯斗,五十嵐亮太が大活躍を見せました。
他で「-」を作らない救援投手層の厚さもあり、救援全体では大きな「+」を記録しています。
□総評
野手陣は攻守揃った非常にハイレベルな陣容です。強いて挙げるなら遊撃が打撃の穴となっていますが、
今宮健太の高い守備能力を考えれば、打撃のマイナスは十分無視できると考えられます。
先発投手陣は、ソフトバンクにとって唯一の弱点と言ってもよいでしょう。
スタンリッジを除いて補強した投手は揃って成績を落としており、「期待に応えた」とは言い難い結果となりました。
また救援投手陣にも言えることですが、補強した選手が中心となっているため年齢的に中堅クラスの選手が多く、
長期的な目線で見た場合、少し心配になる陣容でもあります。若手の台頭が待たれるところです。
□ドラフト

投手3人,捕手1人,内野手1人の計5人の指名となりました。今年は球界全体では即戦力投手の指名が多かった印象ですが、
ソフトバンクは即戦力投手の上位指名が無く、将来性を重視したドラフトだったと言えます。
2014年戦力分析
2014年戦力分析 読売ジャイアンツ編
2014年戦力分析 阪神タイガース編
2014年戦力分析 広島東洋カープ編
2014年戦力分析 中日ドラゴンズ編
2014年戦力分析 横浜DeNAベイスターズ編
2014年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
2014年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
2014年戦力分析 オリックス・バファローズ編
2014年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
2014年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
2014年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
2014年戦力分析 東北楽天ゴールデンイーグルス編
福岡ソフトバンクホークス戦力分析
2014年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
2015年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
2017年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編