2014年戦力分析とドラフト 北海道日本ハムファイターズ編
- 2014/11/08
- 00:38
□2014年総合
それぞれの数値は、各部門で「リーグ平均に対し何点分の利得を作れたか」を示します。
打撃については球場補正を加えたRCAAを記載、投球については球場補正守備補正を加えたRSAAを記載、
守備についてはDERから求められる守備得点を記載しました。
昨季と見比べると、順位を上げた大きな要因は投手力の回復にあるようですね。
MLBへ移籍したダルビッシュ有の穴が着実に埋まっていると言えます。
野手力(打撃+守備)は昨季からやや改善しましたがほとんど誤差の範囲で、据え置きと見ていいと思います。
□2014年攻撃評価

各ポジションの先発出場数上位3人について、球場の得点PFを考慮した上で
「同ポジションの平均的な選手と比べて何点分チームの得点を増やしたか」をまとめたものです。
陽岱鋼が柳田,糸井の活躍でパ一番の難所と化した中堅で大きな利得を記録しています。
西川遥輝も一塁二塁右翼とポジションが分散していますが陽に次ぐ働きを見せました。
昨季穴が開いていた一塁はミランダがそこそこの働きを見せ、
同じく穴が開いていた三塁も近藤健介の台頭、小谷野栄一の復調がありマイナス幅の圧縮が見られました。
中田翔は打点王を獲得する活躍でしたが、彼の期待値からすれば今一つの年だったかもしれません。
□2014年投球評価

チームの守備力、本拠地の得点PFを考慮した上で
先発投手について「平均的な先発投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」
救援投手について「平均的な救援投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」をまとめたものです。
先発投手陣は二刀流大谷翔平と3年目の上沢直之が大幅なプラスを創出。
昨季と比較すると、チームの投手力回復はこの2人に依るところが大きいと言えます。
以降は先発5番手の中村勝まで平均かそれ以上の投球ができる投手が揃っているものの、
6番手以降のマイナスが大きく、ローテーションに大きな谷間ができていた形跡が見られます。
救援投手陣は谷元圭介,増井浩俊,宮西尚生の3人が「+」を記録しましたが、
こちらもレギュラー陣と準レギュラー陣の格差が大きく、救援全体でもやや大きい「-」となりました。
□総評
シーズン前半は右翼が打撃の大穴となっていましたが、8月以降は西川遥輝が固定されて塞がりました。
それ以外に大穴は見当たらず、シーズン終盤にはバランスの良い布陣を作れていたと言えます。
今オフは既に一塁のミランダは退団が発表、遊撃の大引啓次も移籍濃厚と報道されており、
来季はこの2ポジションの代替がキーポイントとなるように思われます。
一塁はおそらく新しい外国人選手で埋めることになりそうですが、今季の終盤の起用法を見ていると
中田翔を一塁にコンバートして、空いた左翼を代替するという方法もフロントは考えているように感じました。
一塁と異なり、外国人による代替の難しい遊撃については非常に悩ましいところです。
現時点でのチーム内の遊撃手のプロスペクトの乏しさを見ても、大引の引き留めに失敗した場合、
遊撃手層の薄さが来季においてチームのネックとなる可能性が高いと言えます。
□ドラフト

投手4人,捕手1人,内野手3人,外野手1人の計9人の指名となりました。
大学No.1右腕とも言われる有原航平を抽選で獲得できたのは非常に大きいですね。
大引の「次」を見据えた遊撃手3人の指名もありました。
2014年戦力分析 読売ジャイアンツ編
2014年戦力分析 阪神タイガース編
2014年戦力分析 広島東洋カープ編
2014年戦力分析 中日ドラゴンズ編
2014年戦力分析 横浜DeNAベイスターズ編
2014年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
2014年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
2014年戦力分析 オリックス・バファローズ編
2014年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
2014年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
2014年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
2014年戦力分析 東北楽天ゴールデンイーグルス編
2014年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
2015年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
2017年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
球団 | 打撃 | 守備 | 投球 | 合計 | 貯金 | 勝敗成績 | 勝率 |
ソフトバンク | 76 | 38 | 1 | 115 | 18 | 78勝60敗6分 | 0.565 |
オリックス | 22 | 25 | 69 | 117 | 18 | 80勝62敗2分 | 0.563 |
日本ハム | 0 | 3 | -11 | -8 | 5 | 73勝68敗3分 | 0.518 |
ロッテ | -26 | -22 | -55 | -104 | -10 | 66勝76敗2分 | 0.465 |
西武 | -21 | -7 | 0 | -27 | -14 | 63勝77敗4分 | 0.450 |
楽天 | -51 | -38 | -5 | -93 | -16 | 64勝80敗0分 | 0.444 |
それぞれの数値は、各部門で「リーグ平均に対し何点分の利得を作れたか」を示します。
打撃については球場補正を加えたRCAAを記載、投球については球場補正守備補正を加えたRSAAを記載、
守備についてはDERから求められる守備得点を記載しました。
昨季と見比べると、順位を上げた大きな要因は投手力の回復にあるようですね。
MLBへ移籍したダルビッシュ有の穴が着実に埋まっていると言えます。
野手力(打撃+守備)は昨季からやや改善しましたがほとんど誤差の範囲で、据え置きと見ていいと思います。
□2014年攻撃評価

各ポジションの先発出場数上位3人について、球場の得点PFを考慮した上で
「同ポジションの平均的な選手と比べて何点分チームの得点を増やしたか」をまとめたものです。
陽岱鋼が柳田,糸井の活躍でパ一番の難所と化した中堅で大きな利得を記録しています。
西川遥輝も一塁二塁右翼とポジションが分散していますが陽に次ぐ働きを見せました。
昨季穴が開いていた一塁はミランダがそこそこの働きを見せ、
同じく穴が開いていた三塁も近藤健介の台頭、小谷野栄一の復調がありマイナス幅の圧縮が見られました。
中田翔は打点王を獲得する活躍でしたが、彼の期待値からすれば今一つの年だったかもしれません。
□2014年投球評価

チームの守備力、本拠地の得点PFを考慮した上で
先発投手について「平均的な先発投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」
救援投手について「平均的な救援投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」をまとめたものです。
先発投手陣は二刀流大谷翔平と3年目の上沢直之が大幅なプラスを創出。
昨季と比較すると、チームの投手力回復はこの2人に依るところが大きいと言えます。
以降は先発5番手の中村勝まで平均かそれ以上の投球ができる投手が揃っているものの、
6番手以降のマイナスが大きく、ローテーションに大きな谷間ができていた形跡が見られます。
救援投手陣は谷元圭介,増井浩俊,宮西尚生の3人が「+」を記録しましたが、
こちらもレギュラー陣と準レギュラー陣の格差が大きく、救援全体でもやや大きい「-」となりました。
□総評
シーズン前半は右翼が打撃の大穴となっていましたが、8月以降は西川遥輝が固定されて塞がりました。
それ以外に大穴は見当たらず、シーズン終盤にはバランスの良い布陣を作れていたと言えます。
今オフは既に一塁のミランダは退団が発表、遊撃の大引啓次も移籍濃厚と報道されており、
来季はこの2ポジションの代替がキーポイントとなるように思われます。
一塁はおそらく新しい外国人選手で埋めることになりそうですが、今季の終盤の起用法を見ていると
中田翔を一塁にコンバートして、空いた左翼を代替するという方法もフロントは考えているように感じました。
一塁と異なり、外国人による代替の難しい遊撃については非常に悩ましいところです。
現時点でのチーム内の遊撃手のプロスペクトの乏しさを見ても、大引の引き留めに失敗した場合、
遊撃手層の薄さが来季においてチームのネックとなる可能性が高いと言えます。
□ドラフト

投手4人,捕手1人,内野手3人,外野手1人の計9人の指名となりました。
大学No.1右腕とも言われる有原航平を抽選で獲得できたのは非常に大きいですね。
大引の「次」を見据えた遊撃手3人の指名もありました。
2014年戦力分析
2014年戦力分析 読売ジャイアンツ編
2014年戦力分析 阪神タイガース編
2014年戦力分析 広島東洋カープ編
2014年戦力分析 中日ドラゴンズ編
2014年戦力分析 横浜DeNAベイスターズ編
2014年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
2014年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
2014年戦力分析 オリックス・バファローズ編
2014年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
2014年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
2014年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
2014年戦力分析 東北楽天ゴールデンイーグルス編
北海道日本ハムファイターズ戦力分析
2014年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
2015年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
2017年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編