2014年戦力分析とドラフト 千葉ロッテマリーンズ編
- 2014/11/10
- 00:14
□2014年総合
それぞれの数値は、各部門で「リーグ平均に対し何点分の利得を作れたか」を示します。
打撃については球場補正を加えたRCAAを記載、投球については球場補正守備補正を加えたRSAAを記載、
守備についてはDERから求められる守備得点を記載しました。
昨季と比較すると、投手力の凋落が目立つ一方で、野手の貢献はほぼ横ばいとなっています。
得失点差はリーグワーストだったものの、得失点差に対して実際の勝率が高めに出ており、
西武,楽天を上回って4位に食い込んでいます。どちらかと言えば幸運なシーズンだったと言えるかもしれません。
□2014年攻撃評価

各ポジションの先発出場数上位3人について、球場の得点PFを考慮した上で
「同ポジションの平均的な選手と比べて何点分チームの得点を増やしたか」をまとめたものです。
シーズンの2/3(67%)以上を同一選手で固定できたポジションは三塁と遊撃のみであり、
シーズンを通して流動的な起用法が目立った1年だったと言えます。
昨季において打撃の穴だった捕手は、パ全体の捕手打撃が大きく低迷したことに加えて
4番手捕手である金澤岳が高打率を記録し、マイナス幅は圧縮されました。
鈴木大地が二遊間ではパNo.1の打撃利得を計上したほか、外野でも角中勝也が良い働きを見せました。
またデスパイネは途中加入ながら、出場機会あたりでリーグトップクラスの貢献を記録しています。
□2014年投球評価

チームの守備力、本拠地の得点PFを考慮した上で
先発投手について「平均的な先発投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」
救援投手について「平均的な救援投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」をまとめたものです。
先発投手陣はルーキー石川歩がチームトップの貢献量を記録。
FA移籍した涌井秀章もイニングイーターとして上々の働きを見せるなど、新戦力の活躍が目立ったものの、
昨季ローテーションを形成した成瀬善久,古谷拓哉の3人が大きく成績を落としたことが響きました。
救援投手陣は昨季から成績を大きく上げた大谷智久,先発から転向した西野勇士が活躍しましたが、
昨季の主要救援陣が揃って調子を落とし、3番手以降が現れませんでした。
□総評
打撃面を見ると一塁,中堅が穴になっています。一塁は井口資仁の不振が響きました。
NPB復帰後、安定して成績を残してきた彼も40歳を迎え、一塁手として期待される打力を記録するのが難しくなっており、
代替を考えるべき時期に入っていると言えます。ロッテの一塁には期待の若手井上晴哉もいますが、
定石からすれば外国人選手の補強を主軸とすべきでしょう。ブラゼルの戦力外もこれと連動しているように思います。
中堅は昨年から引き続き低調な打撃成績ですが、近年レギュラーを務めている岡田幸文が出場数を昨年から落とし、
代わりに加藤翔平,伊志嶺翔大が出場機会を増やしており、少しずつ陣容が変わりつつあります。
現時点では3人の中では岡田の打力が最も高いため、守備面を考慮しても岡田の起用が最善手だと私は考えます。
投手陣については防御率,FIP共にリーグ最下位と奮わない結果でした。
近年のロッテの投球得点の傾向を見ていると、昨年はプラスを記録したもののマイナス基調であるため、
投手の枚数が絶対的に不足しており、投手陣全体の底上げが必要な印象を受けます。
□ドラフト

投手3人,捕手1人,内野手2人,外野手1人の計7人の指名となりました。
他球団と比べても投手の指名が少ないように感じますね。
2014年戦力分析 読売ジャイアンツ編
2014年戦力分析 阪神タイガース編
2014年戦力分析 広島東洋カープ編
2014年戦力分析 中日ドラゴンズ編
2014年戦力分析 横浜DeNAベイスターズ編
2014年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
2014年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
2014年戦力分析 オリックス・バファローズ編
2014年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
2014年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
2014年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
2014年戦力分析 東北楽天ゴールデンイーグルス編
2014年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
2015年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
2017年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
球団 | 打撃 | 守備 | 投球 | 合計 | 貯金 | 勝敗成績 | 勝率 |
ソフトバンク | 76 | 38 | 1 | 115 | 18 | 78勝60敗6分 | 0.565 |
オリックス | 22 | 25 | 69 | 117 | 18 | 80勝62敗2分 | 0.563 |
日本ハム | 0 | 3 | -11 | -8 | 5 | 73勝68敗3分 | 0.518 |
ロッテ | -26 | -22 | -55 | -104 | -10 | 66勝76敗2分 | 0.465 |
西武 | -21 | -7 | 0 | -27 | -14 | 63勝77敗4分 | 0.450 |
楽天 | -51 | -38 | -5 | -93 | -16 | 64勝80敗0分 | 0.444 |
それぞれの数値は、各部門で「リーグ平均に対し何点分の利得を作れたか」を示します。
打撃については球場補正を加えたRCAAを記載、投球については球場補正守備補正を加えたRSAAを記載、
守備についてはDERから求められる守備得点を記載しました。
昨季と比較すると、投手力の凋落が目立つ一方で、野手の貢献はほぼ横ばいとなっています。
得失点差はリーグワーストだったものの、得失点差に対して実際の勝率が高めに出ており、
西武,楽天を上回って4位に食い込んでいます。どちらかと言えば幸運なシーズンだったと言えるかもしれません。
□2014年攻撃評価

各ポジションの先発出場数上位3人について、球場の得点PFを考慮した上で
「同ポジションの平均的な選手と比べて何点分チームの得点を増やしたか」をまとめたものです。
シーズンの2/3(67%)以上を同一選手で固定できたポジションは三塁と遊撃のみであり、
シーズンを通して流動的な起用法が目立った1年だったと言えます。
昨季において打撃の穴だった捕手は、パ全体の捕手打撃が大きく低迷したことに加えて
4番手捕手である金澤岳が高打率を記録し、マイナス幅は圧縮されました。
鈴木大地が二遊間ではパNo.1の打撃利得を計上したほか、外野でも角中勝也が良い働きを見せました。
またデスパイネは途中加入ながら、出場機会あたりでリーグトップクラスの貢献を記録しています。
□2014年投球評価

チームの守備力、本拠地の得点PFを考慮した上で
先発投手について「平均的な先発投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」
救援投手について「平均的な救援投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」をまとめたものです。
先発投手陣はルーキー石川歩がチームトップの貢献量を記録。
FA移籍した涌井秀章もイニングイーターとして上々の働きを見せるなど、新戦力の活躍が目立ったものの、
昨季ローテーションを形成した成瀬善久,古谷拓哉の3人が大きく成績を落としたことが響きました。
救援投手陣は昨季から成績を大きく上げた大谷智久,先発から転向した西野勇士が活躍しましたが、
昨季の主要救援陣が揃って調子を落とし、3番手以降が現れませんでした。
□総評
打撃面を見ると一塁,中堅が穴になっています。一塁は井口資仁の不振が響きました。
NPB復帰後、安定して成績を残してきた彼も40歳を迎え、一塁手として期待される打力を記録するのが難しくなっており、
代替を考えるべき時期に入っていると言えます。ロッテの一塁には期待の若手井上晴哉もいますが、
定石からすれば外国人選手の補強を主軸とすべきでしょう。ブラゼルの戦力外もこれと連動しているように思います。
中堅は昨年から引き続き低調な打撃成績ですが、近年レギュラーを務めている岡田幸文が出場数を昨年から落とし、
代わりに加藤翔平,伊志嶺翔大が出場機会を増やしており、少しずつ陣容が変わりつつあります。
現時点では3人の中では岡田の打力が最も高いため、守備面を考慮しても岡田の起用が最善手だと私は考えます。
投手陣については防御率,FIP共にリーグ最下位と奮わない結果でした。
近年のロッテの投球得点の傾向を見ていると、昨年はプラスを記録したもののマイナス基調であるため、
投手の枚数が絶対的に不足しており、投手陣全体の底上げが必要な印象を受けます。
□ドラフト

投手3人,捕手1人,内野手2人,外野手1人の計7人の指名となりました。
他球団と比べても投手の指名が少ないように感じますね。
2014年戦力分析
2014年戦力分析 読売ジャイアンツ編
2014年戦力分析 阪神タイガース編
2014年戦力分析 広島東洋カープ編
2014年戦力分析 中日ドラゴンズ編
2014年戦力分析 横浜DeNAベイスターズ編
2014年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
2014年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
2014年戦力分析 オリックス・バファローズ編
2014年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
2014年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
2014年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
2014年戦力分析 東北楽天ゴールデンイーグルス編
千葉ロッテマリーンズ戦力分析
2014年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
2015年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
2017年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編