2014年戦力分析とドラフト 埼玉西武ライオンズ編
- 2014/11/13
- 23:24
□2014年総合
それぞれの数値は、各部門で「リーグ平均に対し何点分の利得を作れたか」を示します。
打撃については球場補正を加えたRCAAを記載、投球については球場補正守備補正を加えたRSAAを記載、
守備についてはDERから求められる守備得点を記載しました。
昨季と比較すると、オフェンス面の数字は改善したものの、ディフェンス面(守備+投球)の数字は悪化。
両者を合わせた総合的な利得は昨季から据え置きとなりましたが、順位は3つ落として5位となりました。
昨季の西武は総得点が各指標による予想より高めに出ていたことに加え、得失点差に対し勝ちが先行する
どちらかと言えば幸運なシーズンだったのに対し、今季は真逆の傾向が見られたことがその要因でしょう。
□2014年攻撃評価

各ポジションの先発出場数上位3人について、球場の得点PFを考慮した上で
「同ポジションの平均的な選手と比べて何点分チームの得点を増やしたか」をまとめたものです。
プラスを計上できたポジションが2つ(一塁と左翼)にとどまった昨季に対し、今季は4ポジションでプラスを計上。
チーム全体の打撃マイナスも大きく圧縮されました。中村剛也,メヒアの2人の本塁打王の活躍が大きいと言えます。
昨季は捕手,遊撃,右翼の3ポジションが穴となっていました。捕手は森友哉の活躍でマイナスが圧縮されましたが、
残る遊撃,右翼については今期もそのまま穴となる形に。特に右翼は無視できない数値となっています。
□2014年投球評価

チームの守備力、本拠地の得点PFを考慮した上で
先発投手について「平均的な先発投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」
救援投手について「平均的な救援投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」をまとめたものです。
先発投手陣は、岸孝之が金子千尋に次ぐパ先発投手中2位の利得を創出。
牧田和久,菊池雄星も良好な投球成績を残し、先発3番手までならオリックスに匹敵する強力な陣容となりました。
ただ、4番手以降は十亀剣を除いてリプレイスメント(控え)レベル以上の投球ができる投手がおらず、
先発全体では±0という結果になっています。先発の枚数が絶対的に不足している印象を受けました。
救援投手陣は2年目の高橋朋己がブレイクし守護神に定着。続く4投手もプラスを記録し、
全体ではマイナスとなっているものの駒数は揃っているように感じます。
□来季に向けて
打撃については遊撃,右翼が穴となっています。
特に右翼は、今季先発起用された10選手全員がマイナスを記録する厳しい状況となっています。
ここは外国人による補填が難しいだけに、今季右翼最多出場の木村文紀ら若手に期待がかかります。
遊撃は渡辺直人が悪くない打力を持っているものの、遊撃での年間出場が厳しい年齢に差し掛かっており、
代替を考えておかねばならない状況と言えるでしょう。
また、穴とはならなかったもののランサムの不振により三塁も固定率が低く、やや危険な兆候が見られます。
浅村栄斗の起用法次第という面もありますが、ここは新外国人によって埋めたいところです。
仮に中島裕之が西武に復帰した場合、ここでの起用がメインとなりそうですね。
先発投手陣は、強力な先発投手を抱えつつも層の薄さによりローテーションの下位が固められなかったため、
ここの補填を狙うのが効率の良い補強となりそうです。イニングイーターを一人確保できれば、大きな+を生み出せそうですね。
□ドラフト

投手3人,内野手2人の計5人の指名となりました。昨年の甲子園優勝投手、高橋光成の一本釣りに成功しています。
2014年戦力分析 読売ジャイアンツ編
2014年戦力分析 阪神タイガース編
2014年戦力分析 広島東洋カープ編
2014年戦力分析 中日ドラゴンズ編
2014年戦力分析 横浜DeNAベイスターズ編
2014年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
2014年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
2014年戦力分析 オリックス・バファローズ編
2014年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
2014年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
2014年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
2014年戦力分析 東北楽天ゴールデンイーグルス編
2014年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
2015年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
2017年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
球団 | 打撃 | 守備 | 投球 | 合計 | 貯金 | 勝敗成績 | 勝率 |
ソフトバンク | 76 | 38 | 1 | 115 | 18 | 78勝60敗6分 | 0.565 |
オリックス | 22 | 25 | 69 | 117 | 18 | 80勝62敗2分 | 0.563 |
日本ハム | 0 | 3 | -11 | -8 | 5 | 73勝68敗3分 | 0.518 |
ロッテ | -26 | -22 | -55 | -104 | -10 | 66勝76敗2分 | 0.465 |
西武 | -21 | -7 | 0 | -27 | -14 | 63勝77敗4分 | 0.450 |
楽天 | -51 | -38 | -5 | -93 | -16 | 64勝80敗0分 | 0.444 |
それぞれの数値は、各部門で「リーグ平均に対し何点分の利得を作れたか」を示します。
打撃については球場補正を加えたRCAAを記載、投球については球場補正守備補正を加えたRSAAを記載、
守備についてはDERから求められる守備得点を記載しました。
昨季と比較すると、オフェンス面の数字は改善したものの、ディフェンス面(守備+投球)の数字は悪化。
両者を合わせた総合的な利得は昨季から据え置きとなりましたが、順位は3つ落として5位となりました。
昨季の西武は総得点が各指標による予想より高めに出ていたことに加え、得失点差に対し勝ちが先行する
どちらかと言えば幸運なシーズンだったのに対し、今季は真逆の傾向が見られたことがその要因でしょう。
□2014年攻撃評価

各ポジションの先発出場数上位3人について、球場の得点PFを考慮した上で
「同ポジションの平均的な選手と比べて何点分チームの得点を増やしたか」をまとめたものです。
プラスを計上できたポジションが2つ(一塁と左翼)にとどまった昨季に対し、今季は4ポジションでプラスを計上。
チーム全体の打撃マイナスも大きく圧縮されました。中村剛也,メヒアの2人の本塁打王の活躍が大きいと言えます。
昨季は捕手,遊撃,右翼の3ポジションが穴となっていました。捕手は森友哉の活躍でマイナスが圧縮されましたが、
残る遊撃,右翼については今期もそのまま穴となる形に。特に右翼は無視できない数値となっています。
□2014年投球評価

チームの守備力、本拠地の得点PFを考慮した上で
先発投手について「平均的な先発投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」
救援投手について「平均的な救援投手と比べて何点分チームの失点を減らしたか」をまとめたものです。
先発投手陣は、岸孝之が金子千尋に次ぐパ先発投手中2位の利得を創出。
牧田和久,菊池雄星も良好な投球成績を残し、先発3番手までならオリックスに匹敵する強力な陣容となりました。
ただ、4番手以降は十亀剣を除いてリプレイスメント(控え)レベル以上の投球ができる投手がおらず、
先発全体では±0という結果になっています。先発の枚数が絶対的に不足している印象を受けました。
救援投手陣は2年目の高橋朋己がブレイクし守護神に定着。続く4投手もプラスを記録し、
全体ではマイナスとなっているものの駒数は揃っているように感じます。
□来季に向けて
打撃については遊撃,右翼が穴となっています。
特に右翼は、今季先発起用された10選手全員がマイナスを記録する厳しい状況となっています。
ここは外国人による補填が難しいだけに、今季右翼最多出場の木村文紀ら若手に期待がかかります。
遊撃は渡辺直人が悪くない打力を持っているものの、遊撃での年間出場が厳しい年齢に差し掛かっており、
代替を考えておかねばならない状況と言えるでしょう。
また、穴とはならなかったもののランサムの不振により三塁も固定率が低く、やや危険な兆候が見られます。
浅村栄斗の起用法次第という面もありますが、ここは新外国人によって埋めたいところです。
仮に中島裕之が西武に復帰した場合、ここでの起用がメインとなりそうですね。
先発投手陣は、強力な先発投手を抱えつつも層の薄さによりローテーションの下位が固められなかったため、
ここの補填を狙うのが効率の良い補強となりそうです。イニングイーターを一人確保できれば、大きな+を生み出せそうですね。
□ドラフト

投手3人,内野手2人の計5人の指名となりました。昨年の甲子園優勝投手、高橋光成の一本釣りに成功しています。
2014年戦力分析
2014年戦力分析 読売ジャイアンツ編
2014年戦力分析 阪神タイガース編
2014年戦力分析 広島東洋カープ編
2014年戦力分析 中日ドラゴンズ編
2014年戦力分析 横浜DeNAベイスターズ編
2014年戦力分析 東京ヤクルトスワローズ編
2014年戦力分析 福岡ソフトバンクホークス編
2014年戦力分析 オリックス・バファローズ編
2014年戦力分析 北海道日本ハムファイターズ編
2014年戦力分析 千葉ロッテマリーンズ編
2014年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
2014年戦力分析 東北楽天ゴールデンイーグルス編
埼玉西武ライオンズ戦力分析
2014年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
2015年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編
2017年戦力分析 埼玉西武ライオンズ編