コメント
No title
すいません。
こちらの記事にある「守備イニング推定手法についての一考察」のリンク先が削除されていて読めないので、
簡単にでも良いので求め方のベースになる部分を教えていただけないでしょうか?
こちらの記事にある「守備イニング推定手法についての一考察」のリンク先が削除されていて読めないので、
簡単にでも良いので求め方のベースになる部分を教えていただけないでしょうか?
Re: No title
コメントありがとうございます!
手短に言いますと、守備記録から分かる出場試合数からイニングを推計しようという方法です。
http://npb.jp/bis/2016/stats/idf1_t.html
NPB公式サイトのデータを用いて、2016年鳥谷敬(阪神)の推計遊撃守備イニングを求めると、
2016年阪神における遊撃手の試合出場数は以下のようになっています。
鳥谷 118試合
北條 *41試合
大和 **2試合
合計 161試合
遊撃手の試合出場数の合計は必ずしもチーム試合数とは一致しません。
これは途中出場もカウントされるため、1試合につき遊撃出場試合が複数カウントされるケースもあるからです。
この161試合の中で143試合は先発出場であると考えられるので、差し引き18試合が遊撃手が途中出場した回数となります。
問題は「この18試合の途中出場がいつ記録されたのか」ということですが、
これを推定するために以下の2点を仮定してみます。
・同じ試合において2回以上の途中出場は記録されない
(実際にはこうしたケースは存在しますが、絶対数が少ないのでここでは無視する)
・全ての選手の先発出場時において、同じ割合で途中交代が発生する
(こちらも厳密には異なりますが、取りうるベターな手段としてこのように仮定します)
(この部分に関する改良案が上で説明している内容となります)
先程の見当からシーズン全体で18試合において途中交代が発生したと推定できるので、
7.94試合(=143/18)に1回、途中交代が発生すると推定できます。
2016年阪神における遊撃手の先発出場数は以下のようになっています。
鳥谷 100試合
北條 *41試合
大和 **2試合
先の検討から7.94試合に1回づつ途中交代が発生することが分かっているので、
各選手が先発出場した後に途中交代が発生した数は次のように推定できます。
鳥谷 12.6試合(=100試合/7.94試合)
北條 *5.2試合(=*41試合/7.94試合)
大和 *0.3試合(=**2試合/7.94試合)
出場試合数についての以上の推定をまとめると以下のようになります。
鳥谷 出場:118試合 先発:100試合 先発後途中交代:12.6試合 先発後フル出場:87.4試合 途中出場:18試合
北條 出場:*41試合 先発:*41試合 先発後途中交代:*5.2試合 先発後フル出場:35.8試合 途中出場:*0試合
大和 出場:**2試合 先発:**2試合 先発後途中交代:*0.3試合 先発後フル出場:*1.7試合 途中出場:*0試合
2016年阪神の1試合当たりの平均イニングは8.91イニングなので、
途中交代後の平均出場イニングが概ね2イニング程度であるということを考えると、
先発後フル出場は1回あたり8.91イニング、先発後途中交代は1回あたり6.91イニング、
途中出場は1回あたり2イニング程度だと推定できます。
これと上の結果を組み合わせることで、イニングを推定するというのが大まかな手順ですね。
ただよく見ていくとお気付きになるかと思うんですが、
2016年阪神において鳥谷以外に遊撃手として途中出場した選手は存在しないにもかかわらず、
上の検討だと鳥谷の先発試合において12.6試合も途中交代が記録されていることになっています。
これはおかしいよね、ということでこの部分を考慮しているのが上の記事で説明している手順となります。
手短に言いますと、守備記録から分かる出場試合数からイニングを推計しようという方法です。
http://npb.jp/bis/2016/stats/idf1_t.html
NPB公式サイトのデータを用いて、2016年鳥谷敬(阪神)の推計遊撃守備イニングを求めると、
2016年阪神における遊撃手の試合出場数は以下のようになっています。
鳥谷 118試合
北條 *41試合
大和 **2試合
合計 161試合
遊撃手の試合出場数の合計は必ずしもチーム試合数とは一致しません。
これは途中出場もカウントされるため、1試合につき遊撃出場試合が複数カウントされるケースもあるからです。
この161試合の中で143試合は先発出場であると考えられるので、差し引き18試合が遊撃手が途中出場した回数となります。
問題は「この18試合の途中出場がいつ記録されたのか」ということですが、
これを推定するために以下の2点を仮定してみます。
・同じ試合において2回以上の途中出場は記録されない
(実際にはこうしたケースは存在しますが、絶対数が少ないのでここでは無視する)
・全ての選手の先発出場時において、同じ割合で途中交代が発生する
(こちらも厳密には異なりますが、取りうるベターな手段としてこのように仮定します)
(この部分に関する改良案が上で説明している内容となります)
先程の見当からシーズン全体で18試合において途中交代が発生したと推定できるので、
7.94試合(=143/18)に1回、途中交代が発生すると推定できます。
2016年阪神における遊撃手の先発出場数は以下のようになっています。
鳥谷 100試合
北條 *41試合
大和 **2試合
先の検討から7.94試合に1回づつ途中交代が発生することが分かっているので、
各選手が先発出場した後に途中交代が発生した数は次のように推定できます。
鳥谷 12.6試合(=100試合/7.94試合)
北條 *5.2試合(=*41試合/7.94試合)
大和 *0.3試合(=**2試合/7.94試合)
出場試合数についての以上の推定をまとめると以下のようになります。
鳥谷 出場:118試合 先発:100試合 先発後途中交代:12.6試合 先発後フル出場:87.4試合 途中出場:18試合
北條 出場:*41試合 先発:*41試合 先発後途中交代:*5.2試合 先発後フル出場:35.8試合 途中出場:*0試合
大和 出場:**2試合 先発:**2試合 先発後途中交代:*0.3試合 先発後フル出場:*1.7試合 途中出場:*0試合
2016年阪神の1試合当たりの平均イニングは8.91イニングなので、
途中交代後の平均出場イニングが概ね2イニング程度であるということを考えると、
先発後フル出場は1回あたり8.91イニング、先発後途中交代は1回あたり6.91イニング、
途中出場は1回あたり2イニング程度だと推定できます。
これと上の結果を組み合わせることで、イニングを推定するというのが大まかな手順ですね。
ただよく見ていくとお気付きになるかと思うんですが、
2016年阪神において鳥谷以外に遊撃手として途中出場した選手は存在しないにもかかわらず、
上の検討だと鳥谷の先発試合において12.6試合も途中交代が記録されていることになっています。
これはおかしいよね、ということでこの部分を考慮しているのが上の記事で説明している手順となります。
No title
返信ありがとうございます。
なんとなくはわかったのですが、先発出場の数字はNPB公式サイトでは見当たらないようなので、これは他のサイトを参考にしていると解釈して良いのでしょうか?
見落としていましたらすみません。
なんとなくはわかったのですが、先発出場の数字はNPB公式サイトでは見当たらないようなので、これは他のサイトを参考にしていると解釈して良いのでしょうか?
見落としていましたらすみません。
Re: No title
返信ありがとうございます!
説明が足りていなくて申し訳ありません。
先発出場はNPBが公式に集計しているわけではないので、こちらは別に用意する必要があります。
近年に関して言えばヌルデータ置き場さんが独自に集計して公表しているので、そちらが参考になるかと思います。
説明が足りていなくて申し訳ありません。
先発出場はNPBが公式に集計しているわけではないので、こちらは別に用意する必要があります。
近年に関して言えばヌルデータ置き場さんが独自に集計して公表しているので、そちらが参考になるかと思います。
No title
やはり細かいデータの残っていない昔の選手の守備イニングを割り出すのは難しいのですね。
お手数をおかけしました。どうもありがとうございました。
お手数をおかけしました。どうもありがとうございました。