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No title
年度別守備成績から93年が抜けており、そのせいか93年入団のローズに92年の守備得点、
84年入団の辻に83年の守備得点が掲載されているなどズレが見られます。修正お願いします
84年入団の辻に83年の守備得点が掲載されているなどズレが見られます。修正お願いします
Re: No title
ご指摘ありがとうございます!修正しました。
データを出力して、年度のラベルを被せた際のミスが原因でした。
今後ともご指導のほど宜しくお願いします。
データを出力して、年度のラベルを被せた際のミスが原因でした。
今後ともご指導のほど宜しくお願いします。
No title
R.ローズの数字がひどいですね・・・
確か守備も良いと評判でしたけど、実際の貢献度は散々だったということなのでしょうか
確か守備も良いと評判でしたけど、実際の貢献度は散々だったということなのでしょうか
Re: No title
しゃかもとさん、コメントありがとうございます!
これだけ安定して大きなマイナスを記録し続けていることから、
現在の高度な集計を要する指標が当時に整備されていたとしても、
振るわない結果になるのは間違いないでしょうね。
本来ならば三塁か一塁で起用すべき選手だったのかもしれません。
これだけ安定して大きなマイナスを記録し続けていることから、
現在の高度な集計を要する指標が当時に整備されていたとしても、
振るわない結果になるのは間違いないでしょうね。
本来ならば三塁か一塁で起用すべき選手だったのかもしれません。
中日荒木、西武片岡がそれぞれ2009年のUZRリーグトップでしたが、守備得点にするとこんなもんですか?
Re: タイトルなし
コメントありがとうございます!
このシーズンのこの二人に限った話ではありませんが、
シーズン単位で見るとUZRはRRFと結果が乖離していることは珍しくないですね。
play-by-playデータを検証したわけではないので、乖離が起こる原因は厳密には分からないんですが、
基本的にはサンプルサイズを増やしていけば乖離が小さくなっていく傾向があるので、
RRFに根本的な欠陥があるのではなく、シーズン単位のサンプル数だと運の要素を排除しきれないのが主な原因だと考えています。
このシーズンのこの二人に限った話ではありませんが、
シーズン単位で見るとUZRはRRFと結果が乖離していることは珍しくないですね。
play-by-playデータを検証したわけではないので、乖離が起こる原因は厳密には分からないんですが、
基本的にはサンプルサイズを増やしていけば乖離が小さくなっていく傾向があるので、
RRFに根本的な欠陥があるのではなく、シーズン単位のサンプル数だと運の要素を排除しきれないのが主な原因だと考えています。
2017年の鈴木大地の二塁での守備防御点はどのくらいの数字なんでしょうか?
Re: タイトルなし
この指標は守備防御点(DRS)とは別物ですので、その点ご注意をお願い致します。
(紛らわしくて申し訳ございません)
2017年の鈴木大地は「-9」でした。守備は平均をやや下回る水準だったのではと思います。
このマイナスを打ち消して余りあるプラスを打撃の方で出しているので、総合的に見れば優秀な二塁手だと思いますね。
(紛らわしくて申し訳ございません)
2017年の鈴木大地は「-9」でした。守備は平均をやや下回る水準だったのではと思います。
このマイナスを打ち消して余りあるプラスを打撃の方で出しているので、総合的に見れば優秀な二塁手だと思いますね。
No title
2600イニングに届いていないんだと思いますけど、落合博満選手のデータも少し見てみたい気がしますねぇ…。
Re: No title
コメントありがとうございます!
上の記事と同じ評価法だと、以下のような評価になります。
1979年 -3 / 1980年 -4 / 1981年 +2 / 1982年 -15 / 通算 -21 :: 1875Inn
守備は「平均よりやや劣る」という評価になっています。
それでも落合選手の打撃なら、簡単に帳消しにできるマイナスです。
有藤選手(三)とレオン選手(一)を出場させるために、
落合選手を二塁手に配置した当時の判断は合理的だったと思います。
上の記事と同じ評価法だと、以下のような評価になります。
1979年 -3 / 1980年 -4 / 1981年 +2 / 1982年 -15 / 通算 -21 :: 1875Inn
守備は「平均よりやや劣る」という評価になっています。
それでも落合選手の打撃なら、簡単に帳消しにできるマイナスです。
有藤選手(三)とレオン選手(一)を出場させるために、
落合選手を二塁手に配置した当時の判断は合理的だったと思います。
No title
>守備は「平均よりやや劣る」という評価になっています。
それでも落合選手の打撃なら、簡単に帳消しにできるマイナスです。
>有藤選手(三)とレオン選手(一)を出場させるために、
落合選手を二塁手に配置した当時の判断は合理的だったと思います。
ソトの二塁起用も似たような理由ですよね。
二塁守備は平均以下だが打撃が優秀な選手を起用し、打撃ポジションの選手をもう1人増やせば
その選手の適性は別ポジションであったとしても、チームとしての利益は増大します。
個人的に捕手はもう少し打撃重視の起用を考えたほうがいいのではと思います。
フレーミングやリードなど、数値化しにくい部分で利得を生んでいる可能性は無論ありますが、
一軍起用されている選手の間で盗塁阻止/抑止と捕逸で大きな差を生むのは難しいのではないでしょうか。
抜群の守備力を持つ捕手を探すより、少々荒があってもリーグ平均程度に打てる捕手を見つける方が難易度は低いように思うのですが。
それでも落合選手の打撃なら、簡単に帳消しにできるマイナスです。
>有藤選手(三)とレオン選手(一)を出場させるために、
落合選手を二塁手に配置した当時の判断は合理的だったと思います。
ソトの二塁起用も似たような理由ですよね。
二塁守備は平均以下だが打撃が優秀な選手を起用し、打撃ポジションの選手をもう1人増やせば
その選手の適性は別ポジションであったとしても、チームとしての利益は増大します。
個人的に捕手はもう少し打撃重視の起用を考えたほうがいいのではと思います。
フレーミングやリードなど、数値化しにくい部分で利得を生んでいる可能性は無論ありますが、
一軍起用されている選手の間で盗塁阻止/抑止と捕逸で大きな差を生むのは難しいのではないでしょうか。
抜群の守備力を持つ捕手を探すより、少々荒があってもリーグ平均程度に打てる捕手を見つける方が難易度は低いように思うのですが。
Re: No title
カンザスさん、コメントありがとうございます!
>ソトの二塁起用も似たような理由ですよね。
言われてみればその通りですね!
打撃重視ポジション(一三左右指)に優秀な選手が揃う一方、
センターラインが弱みになっている編成は、当時のロッテと現在のDeNAで共通していますね。
こういった編成状況では、打撃ポジションに適性がある選手をセンターラインにねじ込んでも、
チーム全体としては底上げが図れるケースが多そうですね。
捕手については私もおおむね同じ意見を持っています。
NPBでは他ポジションに対する捕手の平均打力がMLBよりも相当低くなっています。
「捕手として誰を起用するか」を考える時は、守備と打撃を天秤にかけて決めるのでしょうが、
その際に、守備のウエイトが高くなり過ぎている可能性は否定できないと思います。
(MLBが全て正しいわけではない、という点にはもちろん気を付けなければなりませんが)
加えて、仮にフレーミングやリードで打撃以上に守備で貢献する捕手がいたとして、
首脳陣が本当にそれを見抜けるのか、といった点も問題になるのかなと。
(現在はトラックマンが各球場に設置されているため、フレーミングの数値に関しては把握している可能性もありますが)
リードに関しては、失点抑止に与えたインパクトを定量的に評価する方法は今のところ考案されていませんし、
現状は捕手別防御率のようなちょっとしたデータと勘と経験だけで、巧拙を評価している状況だと思われます。
指導者の勘と経験もあながち否定できないことは事実ですが、
妥当性が検証されていない状況で過信するのもあまり健全でないように思うんですよね。
>ソトの二塁起用も似たような理由ですよね。
言われてみればその通りですね!
打撃重視ポジション(一三左右指)に優秀な選手が揃う一方、
センターラインが弱みになっている編成は、当時のロッテと現在のDeNAで共通していますね。
こういった編成状況では、打撃ポジションに適性がある選手をセンターラインにねじ込んでも、
チーム全体としては底上げが図れるケースが多そうですね。
捕手については私もおおむね同じ意見を持っています。
NPBでは他ポジションに対する捕手の平均打力がMLBよりも相当低くなっています。
「捕手として誰を起用するか」を考える時は、守備と打撃を天秤にかけて決めるのでしょうが、
その際に、守備のウエイトが高くなり過ぎている可能性は否定できないと思います。
(MLBが全て正しいわけではない、という点にはもちろん気を付けなければなりませんが)
加えて、仮にフレーミングやリードで打撃以上に守備で貢献する捕手がいたとして、
首脳陣が本当にそれを見抜けるのか、といった点も問題になるのかなと。
(現在はトラックマンが各球場に設置されているため、フレーミングの数値に関しては把握している可能性もありますが)
リードに関しては、失点抑止に与えたインパクトを定量的に評価する方法は今のところ考案されていませんし、
現状は捕手別防御率のようなちょっとしたデータと勘と経験だけで、巧拙を評価している状況だと思われます。
指導者の勘と経験もあながち否定できないことは事実ですが、
妥当性が検証されていない状況で過信するのもあまり健全でないように思うんですよね。
No title
>リードに関しては、失点抑止に与えたインパクトを定量的に評価する方法は今のところ考案されていませんし、
現状は捕手別防御率のようなちょっとしたデータと勘と経験だけで、巧拙を評価している状況だと思われます。
リードの評価は本当に難問ですよね(リードの影響というものが存在するのかという点も含めて)
野球における守備の目的は「失点を減らすこと」であり、失点に差がつかないのであれば有効な技術とは言えません。
なので優秀な捕手とそうでない捕手では失点に差が出るはずで、捕手別防御率というアイデアはそこから生まれたのだと思います。
ただ捕手が併用される場合、先発投手ごとに組む相手を決めるのが一般的で、
同一シーズンで組む捕手が変わった十分なサンプルを集めるのは難しい(捕手の負傷離脱でもなければ)ですよね。
またそもそも併用されるような捕手は優秀だという評価をベンチからされていないのでは?という根本的な疑問もあります。
他の要素を排した、ある選手の純粋な能力を抽出するアイデアとしては、投手のDIPS(FIP)があります。
「打たせて取る技術は存在するのかもしれないが、守備が介在しないプレーだけを集めれば、そこに現れるのは投手能力であるはず」
という発想から生まれたものです。(余談ですが私は仮定から理詰めで絞り出すこういう考え方が大好きです)
同様に純粋な捕手の能力を抽出しようと考えたこともあります。
「打者の読みを外す」能力があるとすれば、打撃結果(空振り、打球速度や角度)は投手と打者の能力の影響が大きすぎると思うので、
ストライクゾーン、ボールゾーンスイング率から
危険なストライクでスイングさせず、安全なボールを振らせるという形で現れるのかなと予測してるんですがどうでしょうか?
100試合以上スタメン出場するような捕手であれば、数シーズンあれば対戦打者による偏りは少なくできると思うのですが。
現状は捕手別防御率のようなちょっとしたデータと勘と経験だけで、巧拙を評価している状況だと思われます。
リードの評価は本当に難問ですよね(リードの影響というものが存在するのかという点も含めて)
野球における守備の目的は「失点を減らすこと」であり、失点に差がつかないのであれば有効な技術とは言えません。
なので優秀な捕手とそうでない捕手では失点に差が出るはずで、捕手別防御率というアイデアはそこから生まれたのだと思います。
ただ捕手が併用される場合、先発投手ごとに組む相手を決めるのが一般的で、
同一シーズンで組む捕手が変わった十分なサンプルを集めるのは難しい(捕手の負傷離脱でもなければ)ですよね。
またそもそも併用されるような捕手は優秀だという評価をベンチからされていないのでは?という根本的な疑問もあります。
他の要素を排した、ある選手の純粋な能力を抽出するアイデアとしては、投手のDIPS(FIP)があります。
「打たせて取る技術は存在するのかもしれないが、守備が介在しないプレーだけを集めれば、そこに現れるのは投手能力であるはず」
という発想から生まれたものです。(余談ですが私は仮定から理詰めで絞り出すこういう考え方が大好きです)
同様に純粋な捕手の能力を抽出しようと考えたこともあります。
「打者の読みを外す」能力があるとすれば、打撃結果(空振り、打球速度や角度)は投手と打者の能力の影響が大きすぎると思うので、
ストライクゾーン、ボールゾーンスイング率から
危険なストライクでスイングさせず、安全なボールを振らせるという形で現れるのかなと予測してるんですがどうでしょうか?
100試合以上スタメン出場するような捕手であれば、数シーズンあれば対戦打者による偏りは少なくできると思うのですが。
Re: No title
カンザスさん、コメントありがとうございます!
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。
捕手別防御率の解釈については私も同感ですね。
投手との組み合わせを考慮しても、捕手の失点抑止能力の違いは読み取れないという古典的な研究もあります。
(もちろん補正を掛けていない生の値に関しては言うまでもありません)
DIPSと同様のアプローチで、捕手の能力を抽出するというのは興味深いですね。
ストライクゾーン/ボールゾーンスイング率に関して言うと、
同じ捕手が記録した数値でも、組む投手によってリーグ最低水準になったり最高水準になったりするケースが多いので、
捕手よりも投手の能力に強く依存するスタッツなのではないかと考えています。
(ご指摘のリードによる読みを外す効果もあるのでしょうが、それ以上に球質(球速/軌道など)が大きく作用している?)
個人的にちょっと考えたのは、同じ球速/軌道での平均的な被wOBA/xwOBAと比較する手法です。
同じ球質でもそれぞれ一球一球の得点価値はある程度ばらつくと思われますが、
このばらつきがどこからきているのか考えた時に、それ以前の投球(配球)に起因するのではないかという仮説です。
リードによる失点抑止の効果があるとすれば、それは投球と投球の組み合わせによる相乗効果なのかなと予想しています。
この方法は「サンプル数の不足をどう解消するか」という点がネックになるのと、
これはこれで投手の球種レパートリーにも依存しそうなのが懸念点です。
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。
捕手別防御率の解釈については私も同感ですね。
投手との組み合わせを考慮しても、捕手の失点抑止能力の違いは読み取れないという古典的な研究もあります。
(もちろん補正を掛けていない生の値に関しては言うまでもありません)
DIPSと同様のアプローチで、捕手の能力を抽出するというのは興味深いですね。
ストライクゾーン/ボールゾーンスイング率に関して言うと、
同じ捕手が記録した数値でも、組む投手によってリーグ最低水準になったり最高水準になったりするケースが多いので、
捕手よりも投手の能力に強く依存するスタッツなのではないかと考えています。
(ご指摘のリードによる読みを外す効果もあるのでしょうが、それ以上に球質(球速/軌道など)が大きく作用している?)
個人的にちょっと考えたのは、同じ球速/軌道での平均的な被wOBA/xwOBAと比較する手法です。
同じ球質でもそれぞれ一球一球の得点価値はある程度ばらつくと思われますが、
このばらつきがどこからきているのか考えた時に、それ以前の投球(配球)に起因するのではないかという仮説です。
リードによる失点抑止の効果があるとすれば、それは投球と投球の組み合わせによる相乗効果なのかなと予想しています。
この方法は「サンプル数の不足をどう解消するか」という点がネックになるのと、
これはこれで投手の球種レパートリーにも依存しそうなのが懸念点です。
返信ありがとうございます
>捕手よりも投手の能力に強く依存するスタッツなのではないかと考えています
やはり投球するのが投手である以上、投手能力の影響を排したスタッツを考えるのは難しいですね…
突き詰めると「ボールの質から予測される失点抑止と、実際の成績との比較」という提案していただいたアイデアに行き着くような気はしますが。
全球ど真ん中目掛けて放るような極端なことをすれば、ゾーン別打撃成績などから考えても成績は悪化するはずで、
個人的にはリードの影響が皆無であるとは思っていません。
ただ現代では打者ごとの弱点や有効な組み立てなどのデータは簡単に入手できますし、
プロの捕手にとってこの程度はいわばリプレイスメントレベルの話で、差をつけるのは難しくなっているのかもしれませんね。
やはり投球するのが投手である以上、投手能力の影響を排したスタッツを考えるのは難しいですね…
突き詰めると「ボールの質から予測される失点抑止と、実際の成績との比較」という提案していただいたアイデアに行き着くような気はしますが。
全球ど真ん中目掛けて放るような極端なことをすれば、ゾーン別打撃成績などから考えても成績は悪化するはずで、
個人的にはリードの影響が皆無であるとは思っていません。
ただ現代では打者ごとの弱点や有効な組み立てなどのデータは簡単に入手できますし、
プロの捕手にとってこの程度はいわばリプレイスメントレベルの話で、差をつけるのは難しくなっているのかもしれませんね。
Re: 返信ありがとうございます
カンザスさん、コメントありがとうございます!
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。
>全球ど真ん中目掛けて放るような極端なことをすれば、ゾーン別打撃成績などから考えても成績は悪化するはずで、
>個人的にはリードの影響が皆無であるとは思っていません。
私も同じ意見です。
Pitch Valueやゾーン別打撃成績だけを考慮すると、投球で失点を最小化しようと思った際には、
被wOBAが最も低い球種を、被wOBAが最も低いゾーンにひたすら投げ続けるのが最適解になります。
しかし、そういう戦略を取るバッテリーは現実にはいませんから、これは逆説的に、
「投球の得点価値がそれ以前の投球の影響を受ける(=投球と投球の組み合わせによる相互作用が存在する)」証拠だと思います。
(例えば、直前の投球と同じ球種・ゾーンに投げると失点の危険性が上がるetc.)
リードを「投球と投球の組み合わせによる相互作用を利用して、期待失点を最小化する試み」と定義するならば、
これはすなわちリードの巧拙が存在する証拠にもなります。
>プロの捕手にとってこの程度はいわばリプレイスメントレベルの話で、差をつけるのは難しくなっているのかもしれませんね。
これは道作さんも言われてましたね。仮説レベルですが私も同じ意見を持っています。
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。
>全球ど真ん中目掛けて放るような極端なことをすれば、ゾーン別打撃成績などから考えても成績は悪化するはずで、
>個人的にはリードの影響が皆無であるとは思っていません。
私も同じ意見です。
Pitch Valueやゾーン別打撃成績だけを考慮すると、投球で失点を最小化しようと思った際には、
被wOBAが最も低い球種を、被wOBAが最も低いゾーンにひたすら投げ続けるのが最適解になります。
しかし、そういう戦略を取るバッテリーは現実にはいませんから、これは逆説的に、
「投球の得点価値がそれ以前の投球の影響を受ける(=投球と投球の組み合わせによる相互作用が存在する)」証拠だと思います。
(例えば、直前の投球と同じ球種・ゾーンに投げると失点の危険性が上がるetc.)
リードを「投球と投球の組み合わせによる相互作用を利用して、期待失点を最小化する試み」と定義するならば、
これはすなわちリードの巧拙が存在する証拠にもなります。
>プロの捕手にとってこの程度はいわばリプレイスメントレベルの話で、差をつけるのは難しくなっているのかもしれませんね。
これは道作さんも言われてましたね。仮説レベルですが私も同じ意見を持っています。
2015年のUZRは、山田哲人は17.6、浅村栄斗は0.8なんですが、守備得点だと表記のように山田が19、浅村が29となっていますが、その理由を教えて頂けますでしょうか?
Re: タイトルなし
あずささん、コメントありがとうございます!
乖離の原因として一つ確実に言えるのは、「基準(何を0とするか)」の違いですね。
DELTA社のUZRは「12球団平均に対してどれだけ失点を少なく抑えたか」という基準で数値を算出していますが、
この記事のRRFは「リーグ平均に対してどれだけ失点を少なく抑えたか」という基準で算出しています。
2015年は、セとパで二塁守備に大きな格差が生じたシーズンでした。
チーム単位のUZRを見ると分かると思いますが、パに対してセの方がかなりレベルが高かったようです。
つまり、同一リーグでの比較では、パの方が大きなプラスを残しやすかったということですね。
浅村が大きなプラスを残したのにはそういう要因が背景にあると思われます。
ただ、それだけではこの乖離を全て説明することはできません。
UZRは一つ一つの打球の行方を丹念に追っていく指標であるのに対して、
この記事で算出に使っているRRFは、伝統的な守備スタッツを元に選手の近くに飛んだ打球の数を推定する指標ですから、
この年の浅村に関して言えば、その推定が上手くいっていないために乖離が生じている可能性があると思います。
一つ一つの打球の行方を丹念に追っていく指標同士でも、
データスタジアム社のUZRと、DELTA社のUZRの間に乖離があったり、
MLBでもFangraphsのUZRと、Baseball-ReferenceのDRSが乖離するケースがあるので、
そうしたUZRの特性にも乖離の原因があるかもしれません。
指標の元になっている打球単位のデータを見てみないと、何とも言えないという気持ちもあります。
乖離の原因として一つ確実に言えるのは、「基準(何を0とするか)」の違いですね。
DELTA社のUZRは「12球団平均に対してどれだけ失点を少なく抑えたか」という基準で数値を算出していますが、
この記事のRRFは「リーグ平均に対してどれだけ失点を少なく抑えたか」という基準で算出しています。
2015年は、セとパで二塁守備に大きな格差が生じたシーズンでした。
チーム単位のUZRを見ると分かると思いますが、パに対してセの方がかなりレベルが高かったようです。
つまり、同一リーグでの比較では、パの方が大きなプラスを残しやすかったということですね。
浅村が大きなプラスを残したのにはそういう要因が背景にあると思われます。
ただ、それだけではこの乖離を全て説明することはできません。
UZRは一つ一つの打球の行方を丹念に追っていく指標であるのに対して、
この記事で算出に使っているRRFは、伝統的な守備スタッツを元に選手の近くに飛んだ打球の数を推定する指標ですから、
この年の浅村に関して言えば、その推定が上手くいっていないために乖離が生じている可能性があると思います。
一つ一つの打球の行方を丹念に追っていく指標同士でも、
データスタジアム社のUZRと、DELTA社のUZRの間に乖離があったり、
MLBでもFangraphsのUZRと、Baseball-ReferenceのDRSが乖離するケースがあるので、
そうしたUZRの特性にも乖離の原因があるかもしれません。
指標の元になっている打球単位のデータを見てみないと、何とも言えないという気持ちもあります。
千葉茂の守備得点を出すことはできないのでしょうか?
Re: タイトルなし
コメントありがとうございます!
返信が遅くなりまして申し訳ございません。
ご意見ありがとうございます。結論から言いますと、
1958年以前の守備得点については今後の検討課題とさせてください。
1958年以前については、チームによって内野全体の守備陣形に差があったようで、(現代で言うシフトみたいなものですね)
守備得点を求めようとすると、「そのチームがどういった守備陣形を採用したか」が反映されてしまう状況になっています。
なんらかの工夫を加えないと選手個人の貢献の算出が難しいと思われるため、棚上げ状態となっているのが現状です。
具体的に言うと、黎明期の日本プロ野球では、三塁手が遊撃手に次いで多くの打球を処理するポジションであり、
現代では当たり前になっている「三塁手よりも二塁手に守備の優れた選手を配置する」守備陣形は、あとから普及したものです。
1960年頃まではこうした守備陣形を採用した球団と採用していない球団が混在している状態でした。
返信が遅くなりまして申し訳ございません。
ご意見ありがとうございます。結論から言いますと、
1958年以前の守備得点については今後の検討課題とさせてください。
1958年以前については、チームによって内野全体の守備陣形に差があったようで、(現代で言うシフトみたいなものですね)
守備得点を求めようとすると、「そのチームがどういった守備陣形を採用したか」が反映されてしまう状況になっています。
なんらかの工夫を加えないと選手個人の貢献の算出が難しいと思われるため、棚上げ状態となっているのが現状です。
具体的に言うと、黎明期の日本プロ野球では、三塁手が遊撃手に次いで多くの打球を処理するポジションであり、
現代では当たり前になっている「三塁手よりも二塁手に守備の優れた選手を配置する」守備陣形は、あとから普及したものです。
1960年頃まではこうした守備陣形を採用した球団と採用していない球団が混在している状態でした。
No title
ロバート・ローズがこのデータでワーストなように、センターラインの外国人って大昔の選手を除いて大体が守備力で貢献できてないように感じます
最近だとエルナンデス、ナバーロ、クルーズ、エスコバー、エチェバリアも平均未満の守備指標でしたよね
ただクルーズ、エスコバー、エチェバリアもそうでしたが、指標に比べて選手間やファンからは非常に守備の評価が高いなどのギャップがあるようにも感じます
こういった守備型外国人の守備に対しての見解はいかがでしょうか?
最近だとエルナンデス、ナバーロ、クルーズ、エスコバー、エチェバリアも平均未満の守備指標でしたよね
ただクルーズ、エスコバー、エチェバリアもそうでしたが、指標に比べて選手間やファンからは非常に守備の評価が高いなどのギャップがあるようにも感じます
こういった守備型外国人の守備に対しての見解はいかがでしょうか?
Re: No title
コメントありがとうございます!
返信が遅くなりまして申し訳ございません。
外国人選手の守備がぱっとしないのは加齢の影響が大きいでしょうね。
センターラインの選手は引く手あまたなので、来日時には30歳を超えているケースがほとんどです。
守備は年齢の影響がシビアなので、30代で守備で貢献できる選手は本当に希少です。
守備が通用したバルボンは22歳、マルカーノは24歳、シピンは26歳で来日しているので、
若いうちに捕まえられれば通用する可能性は比較的高いと思われます。
クルーズ、エスコバー、エチェバリアはMLBで優れたUZRを残しており、若い頃名手だったのは間違いないでしょう。
加齢で衰えても、プレーのひとつひとつには技術や身体能力の面影が多少は残っているのでしょうね。
また、MLB時代の評価が先入観になっているのが大きいようにも感じます。
返信が遅くなりまして申し訳ございません。
外国人選手の守備がぱっとしないのは加齢の影響が大きいでしょうね。
センターラインの選手は引く手あまたなので、来日時には30歳を超えているケースがほとんどです。
守備は年齢の影響がシビアなので、30代で守備で貢献できる選手は本当に希少です。
守備が通用したバルボンは22歳、マルカーノは24歳、シピンは26歳で来日しているので、
若いうちに捕まえられれば通用する可能性は比較的高いと思われます。
クルーズ、エスコバー、エチェバリアはMLBで優れたUZRを残しており、若い頃名手だったのは間違いないでしょう。
加齢で衰えても、プレーのひとつひとつには技術や身体能力の面影が多少は残っているのでしょうね。
また、MLB時代の評価が先入観になっているのが大きいようにも感じます。