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阪神甲子園球場[1957-]

球場別PF:



阪神甲子園球場のパークファクターを評価しました。
数値は得点や本塁打といったイベントが「同じリーグの平均的な球場(6本拠地の平均)と比べて何倍出やすいか」を示します。
数値が大きければイベントが発生しやすい、数値が小さければ発生しにくい球場であることを意味します。

阪神使用時パークファクター
年度使用チーム 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合順位監督備考
2021阪神1.051.031.011.000.831.121.121.000.9762 / 1432位矢野燿大
2020阪神0.910.910.991.010.821.411.090.990.9257 / 1202位矢野燿大
2019阪神0.910.801.021.040.971.560.951.030.9662 / 1433位矢野燿大
2018阪神0.850.651.021.060.901.091.060.990.8462 / 1436位金本知憲
2017阪神0.900.700.960.960.861.221.060.950.8762 / 1432位金本知憲
2016阪神0.980.821.041.060.970.891.050.890.8863 / 1434位金本知憲
2015阪神0.880.730.981.020.791.171.051.010.9062 / 1433位和田豊
2014阪神0.800.660.940.990.791.131.040.910.8462 / 1442位和田豊
2013阪神1.010.691.021.060.911.131.040.960.8660 / 1442位和田豊
2012阪神0.740.720.960.980.691.011.130.980.8760 / 1445位和田豊
2011阪神0.990.771.051.031.011.711.061.000.8961 / 1444位真弓明信統一球導入
2010阪神0.910.831.001.030.910.831.090.910.8860 / 1442位真弓明信
2009阪神0.991.001.051.100.901.520.990.870.9760 / 1444位真弓明信
2008阪神0.770.410.981.040.771.190.991.030.8361 / 1442位岡田彰布
2007阪神0.890.700.991.030.891.191.020.880.8762 / 1443位岡田彰布
2006阪神0.860.791.001.030.901.271.000.880.8960 / 1462位岡田彰布
2005阪神0.920.661.021.011.021.611.050.980.8460 / 1461位岡田彰布
2004阪神0.980.891.031.051.031.341.000.920.9361 / 1384位岡田彰布
2003阪神0.930.841.011.010.941.481.080.920.8861 / 1401位星野仙一
2002阪神0.980.971.021.030.941.651.020.940.9662 / 1404位星野仙一
2001阪神0.930.841.001.010.921.551.040.960.9260 / 1406位野村克也
2000阪神0.870.691.011.060.812.361.010.930.8661 / 1366位野村克也
年度使用チーム 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合順位監督備考
1999阪神0.970.841.021.110.721.540.931.020.9860 / 1356位野村克也
1998阪神0.900.541.021.090.911.690.940.840.8261 / 1356位吉田義男
1997阪神0.760.511.031.090.731.121.110.980.7761 / 1365位吉田義男
1996阪神0.810.710.991.040.781.741.120.870.8261 / 1306位藤田平
1995阪神0.900.741.001.040.980.990.940.980.9261 / 1306位中村勝広
1994阪神0.950.711.031.080.970.860.991.000.9160 / 1304位中村勝広
1993阪神0.770.461.001.011.050.531.020.970.7764 / 1324位中村勝広
1992阪神0.900.701.011.040.921.970.940.980.9161 / 1322位中村勝広ラッキーゾーン撤去
1991阪神0.910.970.971.020.730.871.070.960.9560 / 1306位中村勝広
1990阪神0.891.030.961.000.671.341.101.040.9860 / 1306位中村勝広
1989阪神0.890.980.900.920.781.841.030.980.9660 / 1305位村山実
1988阪神1.091.251.001.001.010.501.060.861.0161 / 1306位村山実
1987阪神0.990.931.021.030.931.631.000.980.9762 / 1306位吉田義男
1986阪神0.981.040.940.980.771.470.950.961.0261 / 1303位吉田義男
1985阪神0.941.070.950.990.801.011.010.951.0161 / 1301位吉田義男
1984阪神0.980.961.001.040.810.971.011.040.9961 / 1304位安藤統男
1983阪神0.940.891.020.991.101.390.971.010.9661 / 1304位安藤統男
1982阪神0.940.701.041.080.920.811.010.950.8661 / 1303位安藤統男
1981阪神0.931.000.920.970.791.030.960.900.9860 / 1303位中西太
1980阪神0.910.970.951.010.751.390.880.981.0162 / 1305位ブレイザー
年度使用チーム 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合順位監督備考
1979阪神0.830.760.971.060.790.620.970.950.8859 / 1304位ブレイザー
1978阪神0.820.800.930.980.750.820.951.080.9458 / 1306位後藤次男
1977阪神0.840.890.930.990.891.140.860.840.9360 / 1304位吉田義男
1976阪神0.950.880.971.080.660.740.910.990.9559 / 1302位吉田義男ラッキーゾーン拡大?
1975阪神0.900.730.971.010.981.400.840.930.9154 / 1303位吉田義男
1974阪神0.770.730.941.030.791.410.930.860.8457 / 1304位金田正泰
1973阪神0.940.840.971.000.861.910.921.040.9760 / 1302位金田正泰
1972阪神0.790.680.910.940.881.650.960.910.8462 / 1302位村山実
1971阪神0.780.720.930.980.841.280.960.930.8662 / 1305位村山実
1970阪神0.870.770.941.020.810.620.890.940.9362 / 1302位村山実
1969阪神0.770.710.991.040.840.751.030.920.8264 / 1302位後藤次男
1968阪神0.860.740.930.960.821.220.951.070.9360 / 1332位藤本定義
1967阪神0.950.871.000.990.961.501.060.950.9166 / 1363位藤本定義
1966阪神0.970.880.971.020.861.400.860.941.0063 / 1353位杉下茂
1965阪神0.890.740.960.990.861.100.941.040.9464 / 1403位藤本定義
1964阪神0.980.961.000.991.031.281.030.950.9670 / 1401位藤本定義
1963阪神0.920.900.990.981.071.440.970.970.9670 / 1403位藤本定義
1962阪神1.160.991.030.981.071.531.061.060.9866 / 1331位藤本定義
1961阪神1.101.271.041.020.991.521.040.941.0465 / 1304位金田正泰
1960大阪1.070.951.051.001.001.901.071.050.9765 / 1303位金田正泰
年度使用チーム 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合順位監督備考
1959大阪0.760.510.940.970.791.261.051.010.8166 / 1302位田中義雄
1958大阪0.980.851.021.040.891.311.000.910.9266 / 1302位田中義雄
1957大阪0.790.490.980.970.931.691.061.020.8165 / 1302位藤村富美男

現在のセリーグではナゴヤドームに次いで得点と本塁打の出にくいピッチャーズパーク。
現行本拠地では最古の球場ですが現代でも通用するサイズで設計されたため、開場以来ほとんどの期間で投手優位となっています。
ラッキーゾーンが設置されていた時代の終盤にあたる1980年代は中庸な球場という位置付けだったようです。


算出方法

PFはその球場を本拠地とするチームが「本拠地で記録した成績」と、
「6本拠地で均等に試合した時に記録しうる成績」を比較することで算出されます。
具体的な算出方法については「パークファクターはどのような考え方で算出されるか」をご覧ください。

同じチームの成績が使用球場によってどう変化するかを元に算出されるため、
「中日の得点力が低いからナゴヤドームの得点PFが低い」といった事態は起こりません。
BABIPとFIP以外は、打席数ベース(打席あたりどれだけそのイベントが発生するか)で算出しました。

2004年以前は入手データの都合上、BABIPは犠飛、FIPは敬遠を含まず、四球は死球も含んだ数値となります。



参考文献

タイガースヒストリー - 阪神タイガース公式サイト
1992年にラッキーゾーン撤去。Yakyujo.comによると両翼と左右中間が4m程度長くなったようです。
撤去後は本塁打PFが大幅に低下するなど大きな影響が確認できます。

阪神甲子園球場 - Wikipedia
「1976年にラッキーゾーンを前にせり出した」との記載。
プロ野球記録大鑑がソースとのことですが未確認。



球場別パークファクター

セ 東京ドーム 阪神甲子園球場 ナゴヤドーム マツダスタジアム 明治神宮野球場 横浜スタジアム
パ 福岡ドーム 千葉マリンスタジアム 札幌ドーム 大阪ドーム 宮城球場 西武ドーム
旧 後楽園球場 ナゴヤ球場 広島市民球場 川崎球場 平和台球場 大阪球場 小倉球場
  東京スタジアム 駒沢球場 藤井寺球場 日本生命球場 グリーンスタジアム神戸 阪急西宮球場


コメント

No title

コメントもつけて頂き大変見易くなり有難いです。こちらを見ると田淵のホームラン王の価値がより高く感じられます。パ・リーグでも当時最も広い西武球場でしたし、三浦投手の時のように田淵選手がもし当時の標準的なパークファクターの球場でプレイした場合の数字などがあると興味深いなと思いました。お忙しいと思いますがもし気が向いたら宜しくお願い致します。

Re: No title

いえろーさん、コメントありがとうございます!
返信が遅くなりまして申し訳ございません。

そう仰っていただけると大変嬉しいです。
直した甲斐がありました。ありがとうございます。

https://ranzankeikoku.blog.fc2.com/blog-entry-2164.html
田淵選手の球場の影響を補正したデータは実はこちらにちょこっと載せてあります。
本拠地の影響でWin換算で4勝分程度は損をしているようですが、NPBの歴史でも上位に入る数値ですね。

現役時代の16年間で本拠地の得点PFが平均を上回ったのは2年だけ、本塁打PFは全て平均以下ですから、
本塁打のウエイトが高い打撃スタイルだった田淵選手には不利な本拠地ばかりでしたね。

No title

お忙しい中で返信ありがとうございます!チェック不足で失礼致しました。右の強打者でも極端にBABIPが低い田淵選手なので、西本監督時代の日生や鶴岡監督時代の大阪球場でプレイしていたらとつい思ってしまいます。
これからの戦力分析などの記事も楽しみにしております。

Re: No title

いえろーさん、コメントありがとうございます!
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。

>お忙しい中で返信ありがとうございます!チェック不足で失礼致しました。
いえいえ。失礼だなんてとんでもないです。

鶴岡監督時代の大阪球場でプレーしていたら、
野村克也に匹敵するくらいの成績は残したかもしれませんね。
シーズン50本塁打も一回くらいは達成できたのではないでしょうか。

>これからの戦力分析などの記事も楽しみにしております。
ありがとうございます。そう仰ってもらえると大変嬉しいです。
今後も更新していきますのでお付き合いいただけると幸いです。

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コンテンツ

■2022年シーズンデータ
 ポジション別wRAAと先発救援別RSAA
 セリーグ パリーグ 各種PF


■選手INDEX(球団/五十音/守備)
  De
  西 他消滅球団
 
 

■打線アーカイブ
  De
  西 他消滅球団
 歴代打線得点力評価[-2020]
 歴代打線守備力評価[-2020]

■投手陣アーカイブ
  De
  西 他消滅球団

■打撃に関する記録
 wRAA通算 シーズン チーム
 wRC+通算 シーズン チーム
 BABIP+通算 シーズン チーム
 K%-通算 シーズン チーム
 BB%+通算 シーズン チーム
 ISO+通算 シーズン チーム

■投球に関する記録
 通算 シーズン RSWIN
 通算 シーズン RSWIN(PF/DER)
 通算 シーズン RSWIN(リリーフ)
 RSWINで見る強力ダブルエース
 RSWINで見る強力勝利の方程式

■守備に関する記録
 守備得点

■球場に関する記録
 一軍PF 2021 2020 2019
 二軍PF 2019 2018 2017
 セPF 得点 本塁打 BABIP
単打 二塁打 三塁打
三振 四球 FIP
 パPF 得点 本塁打 BABIP
単打 二塁打 三塁打
三振 四球 FIP
 球場別 東京ド 後楽園
甲子園
バンド ナゴヤ球場
マツダ 広島市民
De 横浜 川崎球場
神宮
PayPay 平和台 大阪球場
西 メラド 小倉球場
京セラ GS神戸 阪急西宮
ZOZO 東京スタジアム
札幌ド 駒沢球場
楽天生命
日本生命 藤井寺

■RCWINに関する記録
 RCWIN歴代記録[-2020]
 通算 シーズン RCWIN
 通算 シーズン RCWIN(PF)
 通算 シーズン RCWIN(PF/POS)
 RCWINで見る強力打撃コンビ
 RCWINで見る強力打撃トリオ
 ポジション別
 

■傑出度に関する記録
 打撃歴代記録[-2020]
 通算 シーズン 打率傑出度
 通算 シーズン 出塁率傑出度
 通算 シーズン 長打率傑出度
 通算 シーズン OPS傑出度
 投球歴代記録[-2020]
 通算 シーズン 防御率傑出度
 通算 シーズン 奪三振率傑出度
 通算 シーズン 与四球率傑出度

■戦力分析とドラフト評価
 2019年一軍分析
  De 西
 2019年二軍分析
  De 西
 2019年補強・ドラフト評価
  De 西
 2017年戦力分析
  De 西
 2015年戦力分析
  De 西
 2014年戦力分析
  De 西
 2013年戦力分析
  De 西
 2015年二軍評価
  De 西
 2015年ファーム得点PFと選手評価
 打順の組み方を眺める
 2016年 セリーグ パリーグ

■選手の個人評価
 ポジション別に最優秀打者を選ぶ
 2017年 セリーグ パリーグ
 2016年 セリーグ パリーグ
 2015年 セリーグ パリーグ
 2014年 セリーグ パリーグ
 2013年 セリーグ パリーグ
 2016年打者の通信簿
  De 西
 2015年打者の通信簿
  De 西
 2014年選手別守備得点と総合貢献
 総括
 簡易WARの答え合わせ2014
 球団史上最高の4人を選ぶ
    De 西
 

■2018年の特筆記事
 現役打者の2000本安打達成確率を考える
 現役20代選手の通算安打(2018年版)

■2017年の特筆記事
 現役20代選手の通算安打(2017年版)
 「8番投手」は珍しいのか?
 2017年各種パークファクター
 2017広島打線は史上最強か?

■2016年の特筆記事
 2016年における2000本安打の展望
 2016年広島打線、得点力向上の要因は?
 2016年各種パークファクター
 パリーグ野手編成と野手運用の私的評価
 セリーグの犠打減少を考える
 糸井嘉男の成績低下リスクを考える


■2015年の特筆記事
 2000本安打の展望
 違反球の再来?2015年セリーグ
 こちらも違反球?2015年パリーグ
 秋山と柳田が挑む、もうひとつの日本記録
 秋山翔吾の安打記録更新の確率を考える
 「余剰安打」で見る、安打新記録の価値
 山田哲人は何位?二塁手シーズンHR記録
 二塁手史上最高の打撃?2015年山田哲人
 30HRと30盗塁の両立
 三浦大輔、23年連続安打
 谷繁元信、27年連続本塁打
 坂本勇人、7年連続二桁本塁打
 阪神タイガース、得失点差-59で貯金
 2015年はどのくらい打低だったのか?
 2015年各種パークファクター

■考察のようななにか
 □分析結果系
 貯金と得失点差の関係を整理する
 徹底比較 ダルビッシュ有と田中将大
 平成の大投手 三浦大輔
 ポスト松井稼頭央時代の遊撃手総合力評価
 恐怖の8番打者
 稲葉篤紀、現役引退表明
 0本塁打のスラッガー
 シーズン二桁本塁打に関する記録
 20盗塁カルテットに関する記録
 ピタゴラス勝率を用いた采配評価の妥当性
 鈴木啓示の先発勝利に関する疑義
 セリーグの野手世代交代に関する考察
 □分析手法系
 RSAAに守備力補正をかける
 守備イニング推定手法の改良案
 RRFの考え方
 外野刺殺指標試案
 外野補殺指標試案
 NPB版oWAR(試案)

■データ置き場
 通算 シーズン 守備位置別安打記録
 通算 シーズン 奪三振率
 通算 シーズン 与四球率
 通算 シーズン K%
 通算 シーズン BB%
 通算 シーズン wSB(盗塁得点)
 投手のシーズン本塁打記録
 セパ年度別 打低打高早見表
 年度別タイトル・表彰獲得者一覧
 平成時代のポジション別最多安打打者
 日本時代のイチローの全試合成績


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