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ZOZOマリンスタジアム[1992-]

球場別PF:



ZOZOマリンスタジアムのパークファクターを評価しました。
数値は得点や本塁打といったイベントが「同じリーグの平均的な球場(6本拠地の平均)と比べて何倍出やすいか」を示します。
数値が大きければイベントが発生しやすい、数値が小さければ発生しにくい球場であることを意味します。

ロッテ使用時パークファクター
年度使用チーム 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合順位監督備考
2020ロッテ1.121.150.950.930.980.841.011.061.0660 / 1202位井口資仁
2019ロッテ0.951.070.950.921.110.651.010.921.0070 / 1434位井口資仁ホームランラグーン設置
2018ロッテ0.920.901.000.991.031.491.001.020.9670 / 1435位井口資仁人工芝更新
2017ロッテ0.900.681.071.061.071.411.080.960.8371 / 1436位伊東勤
2016ロッテ0.780.570.980.970.861.771.061.040.8671 / 1433位伊東勤
2015ロッテ1.010.901.031.061.010.950.970.960.9771 / 1433位伊東勤
2014ロッテ0.920.880.960.960.931.251.051.040.9472 / 1444位伊東勤
2013ロッテ0.950.811.031.051.020.740.961.000.9772 / 1443位伊東勤
2012ロッテ1.211.511.011.030.990.670.921.011.1472 / 1445位西村徳文
2011ロッテ0.970.810.970.941.031.441.011.120.9972 / 1446位西村徳文人工芝更新 統一球導入
2010ロッテ0.850.640.980.971.061.060.941.160.9472 / 1443位西村徳文
2009ロッテ0.910.881.000.951.051.101.051.120.9772 / 1445位バレンタイン
2008ロッテ1.100.971.061.051.101.070.961.121.0472 / 1444位バレンタイン
2007ロッテ1.021.180.950.891.061.331.061.091.0472 / 1442位バレンタイン
2006ロッテ0.960.851.000.991.161.140.940.920.9668 / 1364位バレンタイン
2005ロッテ0.870.600.991.031.001.000.950.910.8466 / 1361位バレンタイン
2004ロッテ0.900.940.930.930.931.291.060.920.9363 / 1334位バレンタイン
2003ロッテ0.920.780.960.920.931.511.061.110.9268 / 1404位山本功児人工芝更新
2002ロッテ0.980.941.000.981.031.891.030.940.9564 / 1404位山本功児
2001ロッテ1.030.841.061.041.121.530.980.960.9465 / 1405位山本功児
2000ロッテ0.980.881.021.011.041.111.040.970.9459 / 1355位山本功児
年度使用チーム 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合順位監督備考
1999ロッテ1.100.911.071.001.251.301.031.070.9962 / 1354位山本功児
1998ロッテ0.960.810.980.961.120.681.000.980.9361 / 1356位近藤昭仁
1997ロッテ1.000.781.000.931.181.041.091.040.9260 / 1356位近藤昭仁
1996ロッテ0.930.681.041.021.111.270.991.040.9061 / 1305位江尻亮
1995ロッテ1.101.111.010.951.270.801.021.031.0459 / 1302位バレンタイン
1994ロッテ0.960.841.000.960.991.731.011.170.9959 / 1305位八木沢荘六
1993ロッテ1.050.881.111.071.211.101.001.070.9961 / 1305位八木沢荘六
1992ロッテ0.900.850.980.901.001.561.121.120.9555 / 1306位八木沢荘六川崎球場から移転

開場以来長らく、パリーグの中ではピッチャーズパークという位置付けだった球場。
同じく投手優位だった福岡ドームがホームランテラスを設置してからは、パの中で最も本塁打が出にくい球場となりましたが、
2019年のホームランラグーン設置によって、こちらも本塁打の比較的出やすい球場に生まれ変わりました。


算出方法

PFはその球場を本拠地とするチームが「本拠地で記録した成績」と、
「6本拠地で均等に試合した時に記録しうる成績」を比較することで算出されます。
具体的な算出方法については「パークファクターはどのような考え方で算出されるか」をご覧ください。

同じチームの成績が使用球場によってどう変化するかを元に算出されるため、
「中日の得点力が低いからナゴヤドームの得点PFが低い」といった事態は起こりません。
BABIPとFIP以外は、打席数ベース(打席あたりどれだけそのイベントが発生するか)で算出しました。

2004年以前は入手データの都合上、BABIPは犠飛、FIPは敬遠を含まず、四球は死球も含んだ数値となります。



参考文献

ZOZOマリンスタジアム 2019 リニューアルのお知らせ - 千葉ロッテマリーンズ
ロッテ 本拠球場改修工事が終了 外野フェンス4M前進、ホームランラグーン席設置 - スポニチアネックス
2019年にホームランラグーンが設置。左右中間が最大4m短縮されました。
本塁打PFも上昇しており本塁打が出やすくなったようです。

マリンスタジアムの人工芝張替 - 千葉新聞
施設概要 - 千葉ロッテマリーンズ
ZOZO マリンスタジアム 人工芝の張替えの件 - 千葉ロッテマリーンズ
2003年、2011年、2018年に人工芝が更新されています。
2003年と2018年の更新時には、BABIP-PFがやや低下したようです。



球場別パークファクター

セ 東京ドーム 阪神甲子園球場 ナゴヤドーム マツダスタジアム 明治神宮野球場 横浜スタジアム
パ 福岡ドーム 千葉マリンスタジアム 札幌ドーム 大阪ドーム 宮城球場 西武ドーム
旧 後楽園球場 ナゴヤ球場 広島市民球場 川崎球場 平和台球場 大阪球場 小倉球場
  東京スタジアム 駒沢球場 藤井寺球場 日本生命球場 グリーンスタジアム神戸 阪急西宮球場


コメント

No title

こんにちは。
マリンスタジアムは右打者不利ということを聞いたことがありますが、左右打席での得点、本塁打の出やすさの比較は可能なのでしょうか。

Re: No title

バンさん、コメントありがとうございます!

>マリンスタジアムは右打者不利ということを聞いたことがありますが、左右打席での得点、本塁打の出やすさの比較は可能なのでしょうか。
ひとつの打席の中で完結するイベントであれば、対象を右(左)打者に絞ることで算出可能です。

本塁打はひとつの打席の中で完結するイベントなので、
全ての本塁打を右打者が記録したものと左打者が記録したものに仕分けることができます。
右打者の成績のホームビジター比、左打者の成績のホームビジター比から左右打者のPFをそれぞれ算出することができます。

得点はひとつの打席の中で完結しないイベントなので、
右打者が記録したものと左打者が記録したものに仕分けることができない得点が存在します。
例えば、左打者が出塁して右打者がそれを返した場合、得点は右打者と左打者のどちらに起因するか明確に決められません。
そのため、算出ができません。
(「本塁を踏む」という意味での得点については仕分けることが可能ですが、
得点PFが使用される目的は「打者が打撃・走塁によって生産する得点が球場によってどのくらいの影響を受けるか」を測るためなので、
右打者と左打者の本塁の踏みやすさがそれぞれ分かったところであまり意味がありません)

実は算出に必要なデータ自体は一部持っていまして、(2005年以降分)
そのうちしっかり算出しようと思っているのですが、なかなか手が回っていません...

http://archive.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=7&id=78
先行研究としては、現DELTAの岡田さんがデータスタジアムにいた時代に執筆された論考があります。
2005年-2011年のデータでは、マリンスタジアムは右打者の方が本塁打は打ちづらいようです。

No title

返信ありがとうございます。
素朴な疑問なのですが、球場のPFを見ていると、同じ球場で改修・ラッキーゾーン設置による環境の変動がなかったのにも関わらず、年によってばらつきがある事があるのはなぜでしょうか?

Re: No title

バンさん、コメントありがとうございます!
改修・ラッキーゾーン設置がなくても、球場が成績に与える影響が変化しうるケースは存在します。

・人工芝の経年劣化
 一部の人工芝本拠地では敷設直後にBABIP-PFが下がり、その後時間経過でBABIP-PFが上がる傾向が確認されています。
 天然芝もその年のコンディションによって影響が変わる可能性はあるでしょう。

・気温/風などの気候変化
 風はよく言及されますが、気温も成績に対して影響を与えます。(詳しくは下記の拙稿を参照いただければと思います)
 2つのシーズンの気候(気温/風)が完全に一致することはほぼありませんから、これも環境を変える要素になります。
 https://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53621

・他球場の変化
 パークファクターはリーグ内の相対的な環境を表す指標なので、
 その球場自体に環境の変化がなくても、リーグ内の他球場に変化があれば数値は変動します。

それはそれとして、環境の変動がなくてもパークファクターはバラつきが生じるのも事実です。
なぜかというと、現状使われている算出式が「選手成績から球場の影響を逆算して推定する」手法だからです。
同じ環境であっても選手が記録する成績にはバラつきが生じるため、これが推定値にも反映されてしまいます。

巨人と阪神が甲子園で100試合対戦するケースを考えると分かりやすいかもしれません。
この100試合の対戦結果をA(50試合分)とB(残りの50試合分)に分割した時、
「Aの総得点」と「Bの総得点」はほぼ間違いなく一致しません。これが成績のバラつきです。
(DELTAの蛭川さんの検討によると、得点と本塁打はこの要素だけで標準偏差±0.1程度のバラつきが生じるとのことです)
http://baseballconcrete.web.fc2.com/alacarte/parkfactor.html

あと、純粋な興味としてお聞きしたいのですが、こちらの記事はあなたが書いたものですか?
https://note.com/goshima_eagles/n/n86fa5edab0ce

No title

返信ありがとうございます!
いいえ、その記事は私が書いたものではないです。

Re: No title

バンさん、コメントありがとうございます!

ご返信ありがとうございます。分かりました。
上の記事ですが、コメントを書いた翌日に話題になっていたので、少しどきっとしてしまいました笑

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