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後楽園球場[1957-1987]

球場別PF:



後楽園球場のパークファクターを評価しました。
数値は得点や本塁打といったイベントが「同じリーグの平均的な球場(6本拠地の平均)と比べて何倍出やすいか」を示します。
数値が大きければイベントが発生しやすい、数値が小さければ発生しにくい球場であることを意味します。

巨人使用時パークファクター
年度使用チーム 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合順位監督   備考
1987巨人0.900.970.950.960.790.911.061.050.9758 / 1301位王貞治東京ドームへ移転
1986巨人0.911.170.920.970.691.251.021.001.0656 / 1302位王貞治
1985巨人1.041.051.010.961.132.231.001.051.0458 / 1303位王貞治
1984巨人0.950.900.990.991.001.501.010.940.9356 / 1303位王貞治
1983巨人1.191.091.081.081.021.801.000.981.0458 / 1301位藤田元司
1982巨人1.111.051.011.060.831.110.940.991.0456 / 1302位藤田元司
1981巨人1.000.931.051.031.071.421.001.060.9957 / 1301位藤田元司
1980巨人1.081.001.041.031.091.600.971.021.0255 / 1303位長嶋茂雄
1979巨人0.880.870.950.941.020.721.011.070.9656 / 1305位長嶋茂雄
1978巨人1.081.101.020.961.182.131.040.951.0057 / 1302位長嶋茂雄
1977巨人1.030.920.960.920.991.420.991.080.9957 / 1301位長嶋茂雄
1976巨人0.990.960.990.911.232.931.020.970.9657 / 1301位長嶋茂雄全面人工芝化
1975巨人0.961.000.980.990.831.150.991.091.0357 / 1306位長嶋茂雄
1974巨人1.041.140.950.921.011.250.951.101.1160 / 1302位川上哲治
1973巨人1.021.170.970.980.940.891.010.981.0660 / 1301位川上哲治
1972巨人0.981.140.910.880.770.991.141.181.0759 / 1301位川上哲治
1971巨人1.021.250.930.881.020.761.041.121.1259 / 1301位川上哲治
1970巨人1.041.381.001.000.881.141.020.981.1360 / 1301位川上哲治
年度使用チーム 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合順位監督備考
1969巨人1.031.100.970.960.901.641.051.031.0361 / 1301位川上哲治
1968巨人1.111.251.021.010.961.261.020.961.0964 / 1341位川上哲治
1967巨人0.981.110.980.990.941.370.970.971.0561 / 1341位川上哲治
1966巨人0.981.101.001.030.831.011.040.971.0160 / 1341位川上哲治内野天然芝化
1965巨人1.091.160.991.000.860.801.071.051.0466 / 1401位川上哲治
1964巨人1.041.011.021.040.980.791.001.011.0165 / 1403位川上哲治
1963巨人0.920.920.950.980.761.181.060.980.9465 / 1401位川上哲治
1962巨人0.940.960.980.980.901.431.040.970.9662 / 1344位川上哲治
1961巨人0.981.020.960.950.950.801.051.051.0059 / 1301位川上哲治
1960巨人0.951.260.910.930.910.870.970.981.0961 / 1302位水原茂
1959巨人1.081.231.031.010.991.890.911.021.1357 / 1301位水原茂
1958巨人0.971.410.930.871.011.061.111.071.1060 / 1301位水原茂
1957巨人1.011.091.051.060.871.131.070.960.9863 / 1301位水原茂

日本ハム使用時パークファクター
年度使用チーム 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合順位監督備考
1987日本ハム0.960.881.021.011.051.231.050.950.9254 / 1303位高田繁東京ドームへ移転
1986日本ハム0.891.040.960.931.000.581.031.161.0554 / 1305位高田繁
1985日本ハム0.950.860.951.000.830.861.000.980.9356 / 1305位高田繁
1984日本ハム1.001.110.960.961.061.030.950.921.0255 / 1306位植村義信
1983日本ハム1.171.181.061.040.971.041.091.111.0958 / 1303位大沢啓二
1982日本ハム1.051.041.030.991.002.211.021.051.0357 / 1302位大沢啓二
1981日本ハム1.171.221.020.981.081.731.050.981.0659 / 1301位大沢啓二
1980日本ハム0.800.700.990.991.061.441.000.990.8556 / 1303位大沢啓二
1979日本ハム0.981.150.990.970.902.021.071.081.0653 / 1303位大沢啓二
1978日本ハム1.191.201.031.000.952.451.021.131.1156 / 1303位大沢啓二
1977日本ハム1.191.601.010.931.271.831.050.881.1656 / 1305位大沢啓二
1976日本ハム1.071.481.010.941.211.731.090.891.1051 / 1305位大沢啓二
1975日本ハム1.021.240.920.910.931.001.100.961.0544 / 1306位中西太
1974日本ハム0.961.050.970.950.981.281.001.021.0250 / 1306位中西太
1973日拓0.921.180.890.880.781.331.151.021.0355 / 1305位田宮謙次郎
1972東映0.870.930.910.900.851.441.170.930.8955 / 1304位田宮謙次郎
1971東映0.820.810.910.871.021.181.180.980.8553 / 1305位田宮謙次郎
1970東映0.960.970.950.911.080.991.041.040.9858 / 1305位松木謙治郎
年度使用チーム 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合順位監督備考
1969東映0.881.050.930.910.850.771.161.030.9754 / 1304位松木謙治郎
1968東映0.860.740.930.960.861.070.990.850.8455 / 1356位大下弘
1967東映0.710.710.910.970.700.861.030.860.8354 / 1343位水原茂
1966東映0.860.710.920.970.741.200.940.980.8951 / 1363位水原茂
1965東映0.890.630.991.060.910.660.950.850.8258 / 1402位水原茂
1964東映0.880.780.920.940.950.600.951.040.9546 / 1503位水原茂
1963東映0.780.780.870.900.641.141.080.950.8726 / 1503位水原茂
1962東映0.890.930.870.920.730.711.010.920.9527 / 1331位水原茂駒沢球場から移転

国鉄使用時パークファクター
年度使用チーム 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合順位監督   備考
1963国鉄0.970.980.950.970.861.151.010.980.9841 / 1404位浜崎真二明治神宮野球場へ移転
1962国鉄0.951.161.011.000.931.121.061.061.0356 / 1346位砂押邦信
1961国鉄1.101.041.081.051.001.731.061.031.0053 / 1303位砂押邦信
1960国鉄1.001.240.990.931.110.971.101.051.0555 / 1306位宇野光雄
1959国鉄1.001.160.960.980.930.960.961.021.0755 / 1304位宇野光雄
1958国鉄1.001.180.960.950.891.111.001.031.0758 / 1304位宇野光雄
1957国鉄1.201.591.021.000.941.151.040.991.1653 / 1304位宇野光雄

大毎使用時パークファクター
年度使用チーム 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合順位監督   備考
1961大毎0.861.090.920.960.710.861.060.930.9741 / 1404位宇野光雄東京スタジアムへ移転
1960大毎0.860.820.971.020.901.240.840.991.0041 / 1331位西本幸雄
1959大毎0.900.860.950.960.991.170.920.950.9739 / 1362位別当薫
1958大毎0.850.830.981.010.960.931.030.920.9242 / 1304位別当薫
1957毎日0.991.510.920.960.740.820.921.071.2046 / 1323位別当薫

大映使用時パークファクター
年度使用チーム 得点本塁打BABIP 単打二塁打三塁打 三振 四球  FIP使用試合順位監督備考
1957大映0.931.270.900.910.951.140.890.901.0631 / 1327位松木謙治郎球団消滅

日本プロ野球史上最多の使用試合数を誇る球場。
巨人と日本ハム(東映・急映・東急・日拓)が半世紀近くにわたって本拠地として使用してきたほか、
国鉄(現ヤクルト)、毎日(現ロッテ)、大映、中日なども本拠地として使用していた時期があります。

巨人のV9時代には本塁打が出やすく、本塁打以外の安打が出にくい傾向を示しています。
言い換えると「全得点に占める本塁打に起因する得点のウエイトが高い」球場だったようですが、
これはONを擁する巨人には有利に働いたと見られます。この傾向は現代の東京ドームにも共通するのが興味深い点。

日本ハムが使用した際のパークファクターは時代による変化が大きくなっています。
1970年代半ばまでは当時最大のピッチャーズパークで、本塁打も本塁打以外の安打も出にくい球場だったようです。
極めて高打率を残しづらい球場だったわけですが、張本勲はこの後楽園球場時代に首位打者を6度も獲得しています。


算出方法

PFはその球場を本拠地とするチームが「本拠地で記録した成績」と、
「6本拠地で均等に試合した時に記録しうる成績」を比較することで算出されます。
具体的な算出方法については「パークファクターはどのような考え方で算出されるか」をご覧ください。

同じチームの成績が使用球場によってどう変化するかを元に算出されるため、
「中日の得点力が低いからナゴヤドームの得点PFが低い」といった事態は起こりません。
BABIPとFIP以外は、打席数ベース(打席あたりどれだけそのイベントが発生するか)で算出しました。

2004年以前は入手データの都合上、BABIPは犠飛、FIPは敬遠を含まず、四球は死球も含んだ数値となります。



参考文献

東京ドームの歴史(~2005年) 第3期 変革期 1965年~1987年 - 東京ドームシティ
「1966年に内野天然芝化、1976年に全面人工芝化」の記載。

1963年日本シリーズ「西鉄vs巨人」ダイジェスト - YouTube
1965年以前の内野は黒土だったことが確認できる。



球場別パークファクター

セ 東京ドーム 阪神甲子園球場 ナゴヤドーム マツダスタジアム 明治神宮野球場 横浜スタジアム
パ 福岡ドーム 千葉マリンスタジアム 札幌ドーム 大阪ドーム 宮城球場 西武ドーム
旧 後楽園球場 ナゴヤ球場 広島市民球場 川崎球場 平和台球場 大阪球場 小倉球場
  東京スタジアム 駒沢球場 藤井寺球場 日本生命球場 グリーンスタジアム神戸 阪急西宮球場


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コンテンツ

■2022年シーズンデータ
 ポジション別wRAAと先発救援別RSAA
 セリーグ パリーグ 各種PF


■選手INDEX(球団/五十音/守備)
  De
  西 他消滅球団
 
 

■打線アーカイブ
  De
  西 他消滅球団
 歴代打線得点力評価[-2020]
 歴代打線守備力評価[-2020]

■投手陣アーカイブ
  De
  西 他消滅球団

■打撃に関する記録
 wRAA通算 シーズン チーム
 wRC+通算 シーズン チーム
 BABIP+通算 シーズン チーム
 K%-通算 シーズン チーム
 BB%+通算 シーズン チーム
 ISO+通算 シーズン チーム

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 通算 シーズン RSWIN
 通算 シーズン RSWIN(PF/DER)
 通算 シーズン RSWIN(リリーフ)
 RSWINで見る強力ダブルエース
 RSWINで見る強力勝利の方程式

■守備に関する記録
 守備得点

■球場に関する記録
 一軍PF 2021 2020 2019
 二軍PF 2019 2018 2017
 セPF 得点 本塁打 BABIP
単打 二塁打 三塁打
三振 四球 FIP
 パPF 得点 本塁打 BABIP
単打 二塁打 三塁打
三振 四球 FIP
 球場別 東京ド 後楽園
甲子園
バンド ナゴヤ球場
マツダ 広島市民
De 横浜 川崎球場
神宮
PayPay 平和台 大阪球場
西 メラド 小倉球場
京セラ GS神戸 阪急西宮
ZOZO 東京スタジアム
札幌ド 駒沢球場
楽天生命
日本生命 藤井寺

■RCWINに関する記録
 RCWIN歴代記録[-2020]
 通算 シーズン RCWIN
 通算 シーズン RCWIN(PF)
 通算 シーズン RCWIN(PF/POS)
 RCWINで見る強力打撃コンビ
 RCWINで見る強力打撃トリオ
 ポジション別
 

■傑出度に関する記録
 打撃歴代記録[-2020]
 通算 シーズン 打率傑出度
 通算 シーズン 出塁率傑出度
 通算 シーズン 長打率傑出度
 通算 シーズン OPS傑出度
 投球歴代記録[-2020]
 通算 シーズン 防御率傑出度
 通算 シーズン 奪三振率傑出度
 通算 シーズン 与四球率傑出度

■戦力分析とドラフト評価
 2019年一軍分析
  De 西
 2019年二軍分析
  De 西
 2019年補強・ドラフト評価
  De 西
 2017年戦力分析
  De 西
 2015年戦力分析
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 2014年戦力分析
  De 西
 2013年戦力分析
  De 西
 2015年二軍評価
  De 西
 2015年ファーム得点PFと選手評価
 打順の組み方を眺める
 2016年 セリーグ パリーグ

■選手の個人評価
 ポジション別に最優秀打者を選ぶ
 2017年 セリーグ パリーグ
 2016年 セリーグ パリーグ
 2015年 セリーグ パリーグ
 2014年 セリーグ パリーグ
 2013年 セリーグ パリーグ
 2016年打者の通信簿
  De 西
 2015年打者の通信簿
  De 西
 2014年選手別守備得点と総合貢献
 総括
 簡易WARの答え合わせ2014
 球団史上最高の4人を選ぶ
    De 西
 

■2018年の特筆記事
 現役打者の2000本安打達成確率を考える
 現役20代選手の通算安打(2018年版)

■2017年の特筆記事
 現役20代選手の通算安打(2017年版)
 「8番投手」は珍しいのか?
 2017年各種パークファクター
 2017広島打線は史上最強か?

■2016年の特筆記事
 2016年における2000本安打の展望
 2016年広島打線、得点力向上の要因は?
 2016年各種パークファクター
 パリーグ野手編成と野手運用の私的評価
 セリーグの犠打減少を考える
 糸井嘉男の成績低下リスクを考える


■2015年の特筆記事
 2000本安打の展望
 違反球の再来?2015年セリーグ
 こちらも違反球?2015年パリーグ
 秋山と柳田が挑む、もうひとつの日本記録
 秋山翔吾の安打記録更新の確率を考える
 「余剰安打」で見る、安打新記録の価値
 山田哲人は何位?二塁手シーズンHR記録
 二塁手史上最高の打撃?2015年山田哲人
 30HRと30盗塁の両立
 三浦大輔、23年連続安打
 谷繁元信、27年連続本塁打
 坂本勇人、7年連続二桁本塁打
 阪神タイガース、得失点差-59で貯金
 2015年はどのくらい打低だったのか?
 2015年各種パークファクター

■考察のようななにか
 □分析結果系
 貯金と得失点差の関係を整理する
 徹底比較 ダルビッシュ有と田中将大
 平成の大投手 三浦大輔
 ポスト松井稼頭央時代の遊撃手総合力評価
 恐怖の8番打者
 稲葉篤紀、現役引退表明
 0本塁打のスラッガー
 シーズン二桁本塁打に関する記録
 20盗塁カルテットに関する記録
 ピタゴラス勝率を用いた采配評価の妥当性
 鈴木啓示の先発勝利に関する疑義
 セリーグの野手世代交代に関する考察
 □分析手法系
 RSAAに守備力補正をかける
 守備イニング推定手法の改良案
 RRFの考え方
 外野刺殺指標試案
 外野補殺指標試案
 NPB版oWAR(試案)

■データ置き場
 通算 シーズン 守備位置別安打記録
 通算 シーズン 奪三振率
 通算 シーズン 与四球率
 通算 シーズン K%
 通算 シーズン BB%
 通算 シーズン wSB(盗塁得点)
 投手のシーズン本塁打記録
 セパ年度別 打低打高早見表
 年度別タイトル・表彰獲得者一覧
 平成時代のポジション別最多安打打者
 日本時代のイチローの全試合成績


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