2018年12球団パークファクター(二軍)
- 2018/10/14
- 18:04
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近年ではロッテ浦和球場は打高、横須賀スタジアムと泉グラウンドは打低傾向を示すことが多いようです。
また鎌ヶ谷スタジアムは得点の入りやすさは標準的ながら、本塁打が極めて出やすい球場となっています。
近年では阪神鳴尾浜球場が打高、舞洲バファローズスタジアムが打低傾向を示すことが多いようです。
2016年までは由宇球場がリーグ最大の投手優位球場でしたが、同年オフの改修以降は得点が若干入りやすくなりました。
パークファクター(PF)は球場の特性を評価する指標です。
得点や本塁打といったイベントがその球場でどれだけ発生しやすいかを示します。
数値が大きければイベントが発生しやすい、数値が小さければ発生しにくい球場であることを意味します。
算出式:(本拠地球場で発生した試合あたりイベント数)÷(他球場で発生した試合あたりイベント数)
試合数ベース(該当イベントが試合あたりどれだけ起こったか)で算出しました。
BABIPは該当球場と他球場のBABIPの比で算出しました。
同一リーグ内での相対的な偏りを測る上で、地方球場と交流戦はノイズに成りうると考え、
同一リーグ内での各本拠地球場の結果だけを対象としてPFを算出しました。
右端の本拠試合数と全体試合数の()内は、地方球場と交流戦を含む試合数を示しています。
PFの算出方法では「中日が得点が取れないからナゴヤドームの得点PFが低い」といった事態は起こりません。
該当球場を本拠地とするチームが残した「本拠地と他球場の成績比」がベースとなるため、
そのチームが該当イベントを記録しやすいかどうかは、PF値に対して反映されない算出方法になっています。

上記は主催試合での使用球場です。二軍も各チームが本拠地を持ち、そこで主催試合の大半を消化するのが一般的です。
しかし、DeNAのように「準本拠地」を持つチーム、阪神のように一軍本拠地も使用するチームが存在し、
一軍と比べて本拠地での主催試合が少ないのが二軍本拠地の特徴です。
このような試合興行形態を踏まえると、球場環境が成績に与える影響を考える時に、
評価対象を本拠地に限定すると実態を上手く捉えられないと考えます。
そこで主催試合の10%以上を占める球場(太字)を本拠地と見なし、その合算値を用いて特性を評価しました。
2018年12球団パークファクター 同年の一軍PF
イースタンリーグ本拠地 | 得点 | 本塁打 | BABIP | 単打 | 二塁打 | 三塁打 | 三振 | 四球 | 使用試合 | ||
ロッテ浦和球場 | ロ | 1.17 | 1.36 | 1.04 | 1.05 | 1.18 | 0.95 | 0.99 | 1.04 | 43 / 118 | |
ジャイアンツ球場 | 巨 | 1.08 | 0.82 | 1.05 | 1.08 | 1.25 | 0.79 | 0.89 | 1.11 | 52 / 118 | |
西武第二球場 | 西 | 1.02 | 1.18 | 1.08 | 0.98 | 1.04 | 1.70 | 1.23 | 0.90 | 52 / 119 | ※メットライフドームを含む |
鎌ヶ谷スタジアム | 日 | 1.01 | 1.49 | 0.97 | 0.98 | 0.91 | 0.49 | 1.04 | 0.89 | 58 / 123 | |
戸田球場 | ヤ | 0.97 | 1.04 | 0.91 | 0.90 | 0.89 | 1.43 | 0.89 | 0.99 | 58 / 121 | |
横須賀スタジアム | De | 0.92 | 0.73 | 0.96 | 0.93 | 0.93 | 1.15 | 1.06 | 1.02 | 57 / 115 | ※平塚球場、ベイスターズ球場を含む |
森林どりスタジアム泉 | 楽 | 0.85 | 0.53 | 1.00 | 1.13 | 0.86 | 0.85 | 0.89 | 1.10 | 43 / 119 |
近年ではロッテ浦和球場は打高、横須賀スタジアムと泉グラウンドは打低傾向を示すことが多いようです。
また鎌ヶ谷スタジアムは得点の入りやすさは標準的ながら、本塁打が極めて出やすい球場となっています。
ウエスタンリーグ本拠地 | 得点 | 本塁打 | BABIP | 単打 | 二塁打 | 三塁打 | 三振 | 四球 | 使用試合 | ||
阪神鳴尾浜球場 | 神 | 1.23 | 1.83 | 1.02 | 1.12 | 0.78 | 0.73 | 0.93 | 0.96 | 53 / 115 | ※阪神甲子園球場を含む |
タマホームスタジアム筑後 | ソ | 1.07 | 0.86 | 0.99 | 0.85 | 1.31 | 0.98 | 1.14 | 1.10 | 53 / 115 | |
ナゴヤ球場 | 中 | 0.95 | 0.84 | 1.04 | 1.06 | 1.31 | 1.09 | 0.94 | 0.96 | 52 / 117 | |
由宇球場 | 広 | 0.90 | 1.34 | 0.93 | 0.89 | 0.76 | 1.34 | 1.09 | 1.02 | 48 / 109 | |
舞洲バファローズスタジアム | オ | 0.77 | 0.32 | 1.03 | 1.11 | 0.97 | 0.90 | 0.91 | 0.91 | 40 / 115 |
近年では阪神鳴尾浜球場が打高、舞洲バファローズスタジアムが打低傾向を示すことが多いようです。
2016年までは由宇球場がリーグ最大の投手優位球場でしたが、同年オフの改修以降は得点が若干入りやすくなりました。
パークファクターとは
パークファクター(PF)は球場の特性を評価する指標です。
得点や本塁打といったイベントがその球場でどれだけ発生しやすいかを示します。
数値が大きければイベントが発生しやすい、数値が小さければ発生しにくい球場であることを意味します。
算出方法
算出式:(本拠地球場で発生した試合あたりイベント数)÷(他球場で発生した試合あたりイベント数)
試合数ベース(該当イベントが試合あたりどれだけ起こったか)で算出しました。
BABIPは該当球場と他球場のBABIPの比で算出しました。
同一リーグ内での相対的な偏りを測る上で、地方球場と交流戦はノイズに成りうると考え、
同一リーグ内での各本拠地球場の結果だけを対象としてPFを算出しました。
右端の本拠試合数と全体試合数の()内は、地方球場と交流戦を含む試合数を示しています。
PFの算出方法では「中日が得点が取れないからナゴヤドームの得点PFが低い」といった事態は起こりません。
該当球場を本拠地とするチームが残した「本拠地と他球場の成績比」がベースとなるため、
そのチームが該当イベントを記録しやすいかどうかは、PF値に対して反映されない算出方法になっています。
本拠地の定義

上記は主催試合での使用球場です。二軍も各チームが本拠地を持ち、そこで主催試合の大半を消化するのが一般的です。
しかし、DeNAのように「準本拠地」を持つチーム、阪神のように一軍本拠地も使用するチームが存在し、
一軍と比べて本拠地での主催試合が少ないのが二軍本拠地の特徴です。
このような試合興行形態を踏まえると、球場環境が成績に与える影響を考える時に、
評価対象を本拠地に限定すると実態を上手く捉えられないと考えます。
そこで主催試合の10%以上を占める球場(太字)を本拠地と見なし、その合算値を用いて特性を評価しました。
2018年12球団パークファクター 同年の一軍PF