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上林誠知[2014-]

成績サマリー
年度所属打席打率HR打点wRAAwRC+BABIP+K%-BB%+ISO+盗塁盗刺wSB守備位置補正守備年齢WAR    
2015ソフトバンク45.318262.6155139155020502-0.8-0.2中右/左200.3
2016ソフトバンク19.21101-1.811110199043000.0-0.1右/指21-0.1
2017ソフトバンク453.26013510.8102106106641211212-2.3-2.6221.1AS
2018ソフトバンク608.270226214.0121106100571451340.6-3.1右/中233.2
2019ソフトバンク286.1941131-12.56077134711151040.4-1.624-0.5
2020ソフトバンク178.181620-7.9596810965112820.7-0.9右/中25-0.3
2021ソフトバンク72.191211-4.044791244810322-0.3-0.4中/右26-0.3
通算成績1661.24256182-8.99597112601294526-1.7-9.0右/中3.5


基本打撃成績
年度所属試合打席打数得点安打二塁三塁本塁塁打打点盗塁盗刺犠打犠飛四球故四死球三振併殺打率OBPSLGOPS    
2015ソフトバンク1545446144122660200001130.318.333.591.924
2016ソフトバンク1419190410051000000070.211.211.263.474
2017ソフトバンク13445341554108235131805112121022422963.260.302.434.736AS
2018ソフトバンク143608551881492614222696213417330471172.270.315.488.803
2019ソフトバンク99286258285062119331104611823752.194.254.360.614
2020ソフトバンク691781601729416532082211104391.181.250.331.581
2021ソフトバンク39726871311222112201300182.191.222.324.546
通算成績513166115152003676524566481824526358868173650.242.289.428.717

先発出場
年度所属捕手一塁二塁三塁遊撃左翼中堅右翼指名   1番   2番   3番   4番   5番   6番   7番   8番   9番
2015ソフトバンク 1554133
2016ソフトバンク31121
2017ソフトバンク911119424721
2018ソフトバンク201224925719171510
2019ソフトバンク759536628711
2020ソフトバンク1229821311142
2021ソフトバンク16142245
通算成績16933017134116471078045

打順とポジションの変遷
所属打線起用登録名主要成績1番  2番  3番  4番  5番  6番  7番  8番  9番  
2015年ソフトバンク打線-(中)上林誠知.318 2HR 6打点1明石2川島3柳田4内川56松田7中村8今宮9高谷
2016年ソフトバンク打線-(右)上林誠知.211 0HR 1打点1福田2今宮3柳田4内川5長谷川6松田7中村8鶴岡9本多
2017年ソフトバンク打線8(右)上林誠知.260 13HR 51打点1明石2今宮3柳田4内川5デスパイネ6中村7松田8上林9甲斐
2018年ソフトバンク打線9(右)上林誠知.270 22HR 62打点1牧原2今宮3柳田4内川5デスパイネ6中村7松田8甲斐9上林
2019年ソフトバンク打線9(右)上林誠知.194 11HR 31打点1牧原2今宮3内川4デスパイネ5グラシアル6松田7明石8甲斐9上林
2020年ソフトバンク打線-(右)上林誠知.181 6HR 20打点1周東2中村3柳田4グラシアル5栗原6バレンテ7松田8甲斐9川瀬
2021年ソフトバンク打線-(中)上林誠知.191 2HR 11打点1三森2牧原3柳田4栗原5デスパイネ6中村7甲斐8松田9今宮


コメント

No title

三振数と四球数のバランスは良くない(ストライクゾーン管理は苦手そう)ものの長打力が高めなことで打撃でそれなりのプラスを作りつつ
身体能力の高さを活かした外野守備で大きめのプラスを作って総合的に高い貢献を残せそうなところが若い頃の陽岱鋼に似てますね。
(陽は若い頃は主に中堅手で上林は主に右翼手ですが)

Re: No title

コメントありがとうございます!
返信が大変遅くなりまして申し訳ございません。

私も同じ印象を受けました。仰る通り優れた打球の質と外野守備で稼ぐスタイルは、共通していると思います。
ただ、今回改めて調べて初めて気付きましたが、二人の打球の中身はかなり毛色の異なるものになっています。
年間を通して記録する打撃結果が似ていることを考えると興味深いですね。

・上林はフライが多いのに対し、陽はどちらかといえばゴロが多い
・上林はフライBABIPが低いのに対し、陽はフライBABIPが極めて高い
・上林はHR/FBが低いのに対し、陽はHR/FBが高い

この3つの結果からは下のように推定されるのかなと思いました。
・上林は打球角度が大きく滞空時間の長いフライが多いが、打球速度はあまり高くない
・陽は打球角度が小さく滞空時間の短いライナーが多いが、打球速度は極めて高い

二人の打撃結果の数少ない違いに三塁打の出現頻度がありますが、(上林は多く陽は少ない)
フェンスに直撃するような滞空時間の長いフライより、痛烈なライナーの方が外野手に早く処理されると思われるため、
走塁で三塁まで進む時間が稼げず、陽は三塁打があまり稼げなかったのかなと。

「打球角度が大きく滞空時間の長いフライが多いが、打球速度はあまり高くない」という観点で見ると、
松田宣浩もまさにそんなタイプの打者でしたね。改めて並べてみると2008年の成績と瓜二つだなあと。

2008松田 .279/.322/.451 33二塁打 10三塁打 17本塁打 28四球 115三振
2018上林 .270/.315/.488 26二塁打 14三塁打 22本塁打 30四球 117三振
(2008年パリーグの平均防御率3.91に対し、2018年パリーグの平均防御率は3.91で似たような環境でした)

No title

上林はイチローや稲葉と比較される事が多いんですが、実はパワー寄りのフリースインガーというのが面白いですね。
守備で稼いでるところも含め若い頃の松田にそっくりという印象でしたが、成績もそれを表してますね。
たぶんルーキーイヤーだと思うんですが、三軍成績が猪本と似てて、そういうタイプなんだなと思った記憶があります。

猪本は台湾WLで結果出した翌年に急に四球選べるようになって期待してたんですよね。
やはり一塁、左翼の選手は外国人と競争になるので、チャンスが少なかったのは残念です。現状塚田も同じ立場ですが…
使えば打撃ポジションでも通用する日本人選手も案外いるんじゃないかと思ってるので、
そういう意味で山川や井上がポジション取ったのは個人的に嬉しいです。

Re: No title

カンザスさん、コメントありがとうございます!

猪本は惜しい打者でしたね。
ここ10年だと山川穂高・井上晴哉に次ぐレベルの長打力(ISO)を残していたので。
(二人と違ってフリースインガーという明確な欠点はありましたが)

2010年以降のソフトバンクは、一/左/指のレギュラーが固定されている状況だったので、
なかなか使いどころがなかったのかもしれませんが。

山川・井上のレギュラー定着には、トレンドの変化を感じました。
「ほぼ一塁専の日本人野手」がここまでの利得を稼ぐのは、
この10年近くのNPBではあまり見られなかった現象だと思います。

「一塁専の日本人野手を自前で育成する」のは、「外国人打者を連れてくる」という容易な代替手段があるので、
コスト(ドラフトの上位指名枠の使用/育成に必要な打席数etc)に対してリターンが大きくないんですよね。
だからあんまりどのチームもやりたがりません。

ただ、セリーグはこうした選手の出場場所が一枠(一)しかないので、育成に成功してもリターンはわずかですが、
パリーグは出場場所が二枠(一/指)あるので、旨味がないわけでないんですよね。
一塁手と指名打者を両方とも外国人打者で埋めるのは、現実的にはなかなか難しいと思います。

最近はもう忘れ去られていたような節さえあると思っていましたが、
やり様によっては、現代のNPBでも利得を生み出せる方法なのだと再認識しましたね。

外国人を連れてくるのが難しかった時代は、強打の一塁手はこうやって自前で育成するしかなかったんですよね。
そして、育成に成功したら、他球団の一塁手に対して打撃で大幅なアドバンテージを作れるわけで。
だから、多くのチームがほぼ一塁専の打者も使って本腰を入れて自前育成で埋めようとしていたんだと思います。
現代に川上哲治や、王貞治や、榎本喜八が生まれてこないのはそういった事情があると思いますね。
(そういった時代背景を考えると清原和博は極めて特異な選手でしたね)

ただ、山川も井上も二軍では異常ともいえるレベルの打撃成績を残していましたから、
これくらいイレギュラーな打者を確保できた場合にだけ可能な、特殊な方法なのかもしれないです。
(現在の打低傾向の強いファームで通算OPS1.000前後を記録できる打者は、歴史的にもそんなにいないと思われます)

個人的には清宮もそれが可能なイレギュラーな打者の一人だと思っています。
(それはそれとして、もちろん日本ハムが外野練習に取り組むよう指示しているのも極めて理に適っていると思います。
ほぼ一塁専の日本人野手がレギュラーを獲得するのは、やはりそれだけ難しいと思いますから。)

色々考えていたら楽しくなってきて長々と書いてしまいましたが、そんなことを考えました。

返信ありがとうございます

使えるポジションが少ない打撃専で貴重な枠を消費するのはリスクが大きいんで難しいですよね。
一位指名される野手はまず間違いなくセンターラインで、打撃専は外れか単独がせいぜい(近年だと安田、岡本、筒香あたり?)です。
このタイプで競合は投手もでき強肩だった中田翔ぐらいで、打撃のみの評価はそれこそ清原ぐらいしか思いつきません。
アマ時代の評価が完全に打撃オンリーで競合した清宮の能力が傑出しているのは間違いなく、清原のようになれるのではと私も期待しています。

猪本には育成出身初の打撃専でポジション取ってほしいという意味でも期待してたんですよね。
育成ドラフトから投手は山口・千賀などチームの柱と言える選手が排出されており、埋もれた逸材はまだまだいそうですが、
野手は守備走塁に強みのある選手しかおらず、
一軍で強打者と言える選手は0と言ってもいい(ドラフトを経ない外国人を含めれば数人いる)ので、風穴を開けてくれるんじゃないかと。
大学・社会人出身の強打者は多いですし、高校では然程評価が高くない逸材はいるはずなんですが、
そういう選手はやはりリスクのある育成は避けて進学・就職を選ぶのかなという気はします(陽川はそうでしたね)。
表に出てこなくても打診の時に断られている可能性もありますし。

Re: 返信ありがとうございます

カンザスさん、コメントありがとうございます!

>一位指名される野手はまず間違いなくセンターラインで、打撃専は外れか単独がせいぜい(近年だと安田、岡本、筒香あたり?)です。
冷静に数えてみると、1年に1人も出ていないペースなんですね。
少ないという認識は漠然と持っていましたが、イメージよりずっと少なくてちょっと驚きました。

センターライン外だと最も難易度が高いポジションだけあって三塁手はやはり多いですね。
三塁手も除外すると、直近10年だと吉田正尚くらいでしょうか。(定義によっては岩本貴裕、高山俊も含まれそうですが)
両翼まで除外してしまうと、仰るように清宮の前は清原まで遡ることになりそうです。

>そういう選手はやはりリスクのある育成は避けて進学・就職を選ぶのかなという気はします(陽川はそうでしたね)。
その可能性はあるかもしれませんね。
打撃はやはり守備と比べると分かりやすい(記録で凄さが伝わりやすい)ので、
進学・就職先も推薦を出しやすいという側面もありそうだと思いました。

もうひとつ、NPBスカウトの「打撃」を見る目が比較的確かであるために、
打撃に優れた選手は上位でほぼ消えてしまう、という理由も考えられるかもしれません。

仰るように、岡田幸文、内村賢介、甲斐拓也のような守備特化型の素晴らしい選手は育成からも出てくるんですよね。
これは守備で優れた選手でもドラフトの網に引っかからないケースが多いことを物語っているわけで、
「守備に対するスカウトの目」の信頼性が、打撃よりも相対的に低いことを示す状況証拠であるように感じます。

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■2022年シーズンデータ
 ポジション別wRAAと先発救援別RSAA
 セリーグ パリーグ 各種PF


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■打線アーカイブ
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 歴代打線得点力評価[-2020]
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■投手陣アーカイブ
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■打撃に関する記録
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 通算 シーズン RSWIN(PF/DER)
 通算 シーズン RSWIN(リリーフ)
 RSWINで見る強力ダブルエース
 RSWINで見る強力勝利の方程式

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 守備得点

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 二軍PF 2019 2018 2017
 セPF 得点 本塁打 BABIP
単打 二塁打 三塁打
三振 四球 FIP
 パPF 得点 本塁打 BABIP
単打 二塁打 三塁打
三振 四球 FIP
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 RCWIN歴代記録[-2020]
 通算 シーズン RCWIN
 通算 シーズン RCWIN(PF)
 通算 シーズン RCWIN(PF/POS)
 RCWINで見る強力打撃コンビ
 RCWINで見る強力打撃トリオ
 ポジション別
 

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 打撃歴代記録[-2020]
 通算 シーズン 打率傑出度
 通算 シーズン 出塁率傑出度
 通算 シーズン 長打率傑出度
 通算 シーズン OPS傑出度
 投球歴代記録[-2020]
 通算 シーズン 防御率傑出度
 通算 シーズン 奪三振率傑出度
 通算 シーズン 与四球率傑出度

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 2019年二軍分析
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 2013年戦力分析
  De 西
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 2015年ファーム得点PFと選手評価
 打順の組み方を眺める
 2016年 セリーグ パリーグ

■選手の個人評価
 ポジション別に最優秀打者を選ぶ
 2017年 セリーグ パリーグ
 2016年 セリーグ パリーグ
 2015年 セリーグ パリーグ
 2014年 セリーグ パリーグ
 2013年 セリーグ パリーグ
 2016年打者の通信簿
  De 西
 2015年打者の通信簿
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 2014年選手別守備得点と総合貢献
 総括
 簡易WARの答え合わせ2014
 球団史上最高の4人を選ぶ
    De 西
 

■2018年の特筆記事
 現役打者の2000本安打達成確率を考える
 現役20代選手の通算安打(2018年版)

■2017年の特筆記事
 現役20代選手の通算安打(2017年版)
 「8番投手」は珍しいのか?
 2017年各種パークファクター
 2017広島打線は史上最強か?

■2016年の特筆記事
 2016年における2000本安打の展望
 2016年広島打線、得点力向上の要因は?
 2016年各種パークファクター
 パリーグ野手編成と野手運用の私的評価
 セリーグの犠打減少を考える
 糸井嘉男の成績低下リスクを考える


■2015年の特筆記事
 2000本安打の展望
 違反球の再来?2015年セリーグ
 こちらも違反球?2015年パリーグ
 秋山と柳田が挑む、もうひとつの日本記録
 秋山翔吾の安打記録更新の確率を考える
 「余剰安打」で見る、安打新記録の価値
 山田哲人は何位?二塁手シーズンHR記録
 二塁手史上最高の打撃?2015年山田哲人
 30HRと30盗塁の両立
 三浦大輔、23年連続安打
 谷繁元信、27年連続本塁打
 坂本勇人、7年連続二桁本塁打
 阪神タイガース、得失点差-59で貯金
 2015年はどのくらい打低だったのか?
 2015年各種パークファクター

■考察のようななにか
 □分析結果系
 貯金と得失点差の関係を整理する
 徹底比較 ダルビッシュ有と田中将大
 平成の大投手 三浦大輔
 ポスト松井稼頭央時代の遊撃手総合力評価
 恐怖の8番打者
 稲葉篤紀、現役引退表明
 0本塁打のスラッガー
 シーズン二桁本塁打に関する記録
 20盗塁カルテットに関する記録
 ピタゴラス勝率を用いた采配評価の妥当性
 鈴木啓示の先発勝利に関する疑義
 セリーグの野手世代交代に関する考察
 □分析手法系
 RSAAに守備力補正をかける
 守備イニング推定手法の改良案
 RRFの考え方
 外野刺殺指標試案
 外野補殺指標試案
 NPB版oWAR(試案)

■データ置き場
 通算 シーズン 守備位置別安打記録
 通算 シーズン 奪三振率
 通算 シーズン 与四球率
 通算 シーズン K%
 通算 シーズン BB%
 通算 シーズン wSB(盗塁得点)
 投手のシーズン本塁打記録
 セパ年度別 打低打高早見表
 年度別タイトル・表彰獲得者一覧
 平成時代のポジション別最多安打打者
 日本時代のイチローの全試合成績


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