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平成時代のポジション別最多安打打者 TOP20


この記事でやりたいこと

この記事の目的は、平成時代に活躍した名選手をポジション別に俯瞰することです。
野球という競技において「安打を放つ」ことは、チームの勝利を目指すうえで大きなウエイトを占めるプレーです。
今回はその安打数を基準にして、「平成時代の各ポジションの名選手」を眺めていきたいと思います。


集計方法

「該当ポジションで先発出場した試合における安打数」を集計しました。
過去にさかのぼって適用して、安打数をポジション別に仕分けられるベターな方法だと考えます。

途中出場を含めない理由は、途中出場時の打席は特定のポジションと紐付けするのが難しいと判断したためです。
(代打は特定のポジションに紐付けできない/守備交代後に回ってきた打席と代打の区別が難しい)

また、偵察メンバーを介した途中出場は、先発出場と実質的に同じだと考えられるため、
偵察メンバーでの先発出場を集計対象から外し、偵察メンバー交代直後の途中出場を先発出場として扱いました。
偵察メンバーの判定については、スタメンデータベース様に倣いました。


各ポジションの最多安打打者

上記の集計方法で、各ポジションの最多安打打者TOP20を調査しました。


捕手

20190502_捕手r

・最多安打捕手は古田敦也。平成時代だけで2065安打を記録しました。
・古田敦也と谷繁元信の2人は、捕手での先発試合だけで2000本安打を達成しています。
・阿部慎之助は一塁手での安打が多いため、捕手での先発試合に限定すると1638安打に留まりました。


一塁手

20190502_一塁手r

・最多安打一塁手は福浦和也。平成時代だけで1621安打を記録しました。
・清原和博は僅差の次点となりますが、昭和時代も含めると1965安打を打っています。
・歴史的に名高い強打者たちを抑えて、守備力に定評のある福浦和也と駒田徳広が上位に入りました。


二塁手

20190502_二塁手r

・最多安打二塁手は荒木雅博。平成時代だけで1622安打を記録しました。
・平成を代表する強打の二塁手であるローズは1227安打、山田哲人は944安打となりました。
 (ちなみに本塁打は山田哲人の173HRが平成最多。実働期間を考えると驚異的な記録かもしれません)


三塁手

20190502_三塁手r

・最多安打三塁手は中村紀洋。平成時代だけで1901安打を記録しました。
・さらに村田修一・今江敏晃・松田宣浩など、上位にはゴールデングラブ賞の常連が多く並びました。
 三塁手は守備力に一定の定評がなければ、一塁手にコンバートされやすいためだと考えます。


遊撃手

20190502_遊撃手r

・最多安打遊撃手は石井琢朗。平成時代だけで1947安打を記録しました。
・強打の遊撃手である鳥谷敬・松井稼頭央・坂本勇人の3人も上位に食い込みました。
・遊撃手での先発試合だけで2000本安打を達成した選手は、昭和時代も含めてまだ一人もいません。


左翼手

20190502_左翼手r

・最多安打左翼手は金本知憲。平成時代だけで2462安打を記録しました。
・キャリアを通じて左翼手に固定された、金本知憲・ラミレス・和田一浩の安打数が突出しています。


中堅手

20190502_中堅手r

・最多安打中堅手は大村直之。平成時代だけで1575安打を記録しました。
・中堅手は求められる守備力の水準が高く、隣に互換性の高い退避先ポジションがあるため、
 キャリアを通じて固定される選手が比較的少ないポジションです。


右翼手

20190502_右翼手r

・最多安打右翼手は稲葉篤紀。平成時代だけで1580安打を記録しました。
・イチローはキャリア序盤は中堅手で起用されていたため、右翼手としては888安打に留まります。


指名打者

20190502_指名打者r

・最多安打指名打者は山﨑武司。平成時代だけで787安打を記録しました。
・門田博光は41歳で平成元年を迎えましたが、323安打を記録して15位に入っています。
・指名打者は外国人選手を取っ替え引っ替えしたチームが多く、長期間固定された選手は少ないです。


投手(おまけ)

20190502_投手r

・最多安打投手は桑田真澄。平成時代だけで162安打を記録しました。
 先発で50勝以上を挙げた投手の中では、唯一となる打率2割台も記録しています。


おわりに

各ポジションの最多安打打者TOP20は以上です。
当記事が平成ベストナインを考えるうえで参考になりましたら幸いです。



ポジション別通算最多安打記録他[-2018]
キャリア全体の最多先発出場ポジションで仕分けしたポジション別通算安打記録です。
こちらは昭和時代も含んだ記録となります。

コメント

集計お疲れ様です

デビューからほぼ一塁専のイメージがある清原でも、先発のみで2000本には届いていないんですね。
同一ポジションでの成績を伸ばすには、コンバートの終着点と言える一塁左翼でデビューから活躍するのが最適だと思われますが、
ラミレスや和田と違いそれなりに脚力があるはずの金本が(広島の外野陣のレベルの高さはあるにせよ)一貫して左翼で使われたのは面白いです。
前田や緒方は故障も多く、どちらかが欠場していた時期はそれなりにありますが、
金本をコンバートして調子を崩すリスクを嫌ったのか、最初から左翼以外無理と思われていたのかは気になりますね。

また捕手も一度定着するとコンバートされにくいポジションですね。
平均的な捕手の打力はずば抜けて低く、守備負担は大きいはずですが、リストの出場試合数を見ると案外故障が少ないのかなという気もします。
要求されるのが肩とキャッチングで、脚力の衰えがあまり影響しないことが原因でしょうか?
コリジョンルールにより衝突事故のリスクも減っていますし、さらに長持ちする傾向が出てくるかもしれませんね。

Re: 集計お疲れ様です

カンザスさん、コメントありがとうございます!
返信が遅くなりまして申し訳ございません。

遊撃手/中堅手は、ほとんどの選手が35歳までにコンバートされますが、
二塁手/三塁手/右翼手は、一定以上の守備力があれば40歳近くまでコンバートされないケースも目立ちますね。
二塁手は荒木雅博、三塁手は中村紀洋、右翼手は福留孝介が好例でしょうか。

金本知憲のキャリア初期の起用は興味深いですね。
入団当初から守備の評価が低かったという話もありますが、(Wikipediaソース/他には見付からず)
左翼以外でほぼ起用されなかったのは、やはり外野陣の充実ぶりも多分に影響していると思います。

金本が一軍に定着した当時の広島は、前田と緒方だけでなく守備力に定評のある音もいましたから、
彼らに割り込んで中堅手・右翼手で出場するのはやはり難しかったのかなと。
ただ当時の金本の評価を知らないと断定的には何も言えないので、それを示すようなソースがあれば読んでみたいですね。

捕手に関しては、他のポジションよりも長持ちする選手が多いように見えますね。
他ポジションと比べて固定率が低い(=休みが多い)のも、長持ちしやすい原因の一つかもしれません。

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