コメント
No title
今年は打撃フォームの改造などで3年続いた停滞期を打破した坂本選手ですが、
いい年と悪い年の成績の差が激しく
来年以降このパフォーマンスを維持できる見込みはあるでしょうか?
いい年と悪い年の成績の差が激しく
来年以降このパフォーマンスを維持できる見込みはあるでしょうか?
Re: No title
WBCさん、コメントありがとうございます!
今季レベルのパフォーマンスを維持するのはおそらく難しいでしょうが、
2015年以前の水準よりは良い成績を残す見込みが強いように感じます。
具体例を出すと、昨季から今季にかけての秋山翔吾のような成績推移になる可能性が高いのかなと。
というのも今季の坂本選手の好成績については、
「本人の能力向上による部分」と「能力と結び付きの弱い(運のウエイトが大きい)要素の好調による部分」が
複合的に絡み合ったものではないかと考えているのがその理由です。
能力向上に関して言えば、最も大きいのは選球眼の向上だと思いますね。
近年の坂本はシンプルに単純にボール球を振る割合が下がり、ストライク球を振る割合が上がっています。
打席結果で見ても三振は年々減っているのに対して四球は年々増えていますね。
この能力については再現性が比較的高いと言われているので、来季以降も維持できる可能性が高いのではと思っています。
もう一つ今季の坂本について顕著だったのが打球の質の改善だと思います。
ホームランが増えたのはもちろんですが、フェアグラウンド内に飛んだ打球についてもアウトの割合が減りました。
おそらくこれは選球眼の向上と連動していて、
バットに当たっても安打になる確率の低いボール球を見逃せるようになったことで、打球の質が改善したのだと考えられます。
ただ、「フェアグラウンド内に飛んだ打球がアウトになる割合」については運の要素が強く入り込むと言われています。
今季の坂本は打球の改善を考慮に入れても過剰に低い値になっているような印象を受けるので、
この値については来年以降悪化する可能性が高いのではと考えています。
2009年、2012年の高打率はいずれもこの数値の高騰によるものでしたが、翌年は例年通りの数値に戻っていますね。
今季レベルのパフォーマンスを維持するのはおそらく難しいでしょうが、
2015年以前の水準よりは良い成績を残す見込みが強いように感じます。
具体例を出すと、昨季から今季にかけての秋山翔吾のような成績推移になる可能性が高いのかなと。
というのも今季の坂本選手の好成績については、
「本人の能力向上による部分」と「能力と結び付きの弱い(運のウエイトが大きい)要素の好調による部分」が
複合的に絡み合ったものではないかと考えているのがその理由です。
能力向上に関して言えば、最も大きいのは選球眼の向上だと思いますね。
近年の坂本はシンプルに単純にボール球を振る割合が下がり、ストライク球を振る割合が上がっています。
打席結果で見ても三振は年々減っているのに対して四球は年々増えていますね。
この能力については再現性が比較的高いと言われているので、来季以降も維持できる可能性が高いのではと思っています。
もう一つ今季の坂本について顕著だったのが打球の質の改善だと思います。
ホームランが増えたのはもちろんですが、フェアグラウンド内に飛んだ打球についてもアウトの割合が減りました。
おそらくこれは選球眼の向上と連動していて、
バットに当たっても安打になる確率の低いボール球を見逃せるようになったことで、打球の質が改善したのだと考えられます。
ただ、「フェアグラウンド内に飛んだ打球がアウトになる割合」については運の要素が強く入り込むと言われています。
今季の坂本は打球の改善を考慮に入れても過剰に低い値になっているような印象を受けるので、
この値については来年以降悪化する可能性が高いのではと考えています。
2009年、2012年の高打率はいずれもこの数値の高騰によるものでしたが、翌年は例年通りの数値に戻っていますね。
No title
今シーズンも別格の打力を発揮していますね
2014→2015の山田哲人選手のように、更にキャリアハイを更新してしまうのでしょうか
2014→2015の山田哲人選手のように、更にキャリアハイを更新してしまうのでしょうか
Re: No title
しゃかもとさん、コメントありがとうございます!
今季の坂本は長打力を上手く発揮できていますね。
特に流し方向への長打が増えたように感じるので、本人の中で何か変化があったのかもしれません。
ここ最近の水準と比べるとボール球の見極めがやや悪いようなので、その点が少し気になりますが。
個人的には日本プロ野球史上最高の遊撃手は松井稼頭央だと考えているんですが、
坂本はそろそろ松井の比較対象になるレベルまで来ているような気がしています。
今季の坂本は長打力を上手く発揮できていますね。
特に流し方向への長打が増えたように感じるので、本人の中で何か変化があったのかもしれません。
ここ最近の水準と比べるとボール球の見極めがやや悪いようなので、その点が少し気になりますが。
個人的には日本プロ野球史上最高の遊撃手は松井稼頭央だと考えているんですが、
坂本はそろそろ松井の比較対象になるレベルまで来ているような気がしています。
No title
プロ野球史上初の遊撃手で3割40本を達成した今シーズンの坂本ですが、松井稼頭央と同格の遊撃手と言っても良いでしょうか?
Re: No title
大和さん、コメントありがとうございます!
現在の坂本勇人は、松井稼頭央と少なくとも同格レベルの遊撃手だと考えています。
NPBで遊撃手として実際に積み上げた実績(WAR)は、既に坂本が上回っていると考えられます。
ものすごくざっくり言うと、WARは打撃と守備と実働期間の足し算で決まりますが、
打撃(盗塁込み)はほぼ互角でしょうが、守備はRRF等を見ると坂本の方が優秀である可能性がかなり高いと考えられるうえに、
遊撃手での実働期間でもとうとう坂本が上回ってしまいましたからね。
しかし、この結果をもって「坂本の方が優秀」と断言できないのは、松井のMLB期間の評価が難しいからですね。
松井がMLBで遊撃手だったのは1年だけですが、日本にいればおそらくずっと遊撃手を守り続けたでしょうから。
その場合、松井稼頭央のWARは現在よりもずっと高いものになっていたでしょう。
個人的に印象深いのは、松井が楽天に戻ってきた時に遊撃手でリーグ平均以上の守備能力を見せたことです。
当時の松井は36歳で遊撃手としてはかなり厳しい年齢でした。
一般的に遊撃手は30歳を超えたあたりで急激に守備能力の低下が始まりますが、(鳥谷敬が好例ですね)
松井はもしMLBへ行かなければ、この年齢まで遊撃手を高いレベルで守り続けたのではないかと思えてなりません。
全盛期の出力だけでなく、そうした異常な息の長さも松井の凄いところだったのかなと思っています。
坂本も31歳の現時点でも守備には徐々に陰りが見えてきていますので、
松井のように30代後半まで守備力を維持して遊撃手を守り続けるのは、ちょっと難しいような印象を受けています。
(逆に言えば、坂本も驚異的な粘り強さを見せてくれれば議論の余地はほぼ無くなるのですが)
ただ、こうした見方は「日本にいればもっと実績を積み上げられただろう」という推定に基づくものですので、
「こうした皮算用に意味はなく、実際に残した成績がすべて」とする見方ももちろん否定しません。
そうした見方をする場合、坂本勇人が歴代最高の遊撃手という評価になると思います。
現在の坂本勇人は、松井稼頭央と少なくとも同格レベルの遊撃手だと考えています。
NPBで遊撃手として実際に積み上げた実績(WAR)は、既に坂本が上回っていると考えられます。
ものすごくざっくり言うと、WARは打撃と守備と実働期間の足し算で決まりますが、
打撃(盗塁込み)はほぼ互角でしょうが、守備はRRF等を見ると坂本の方が優秀である可能性がかなり高いと考えられるうえに、
遊撃手での実働期間でもとうとう坂本が上回ってしまいましたからね。
しかし、この結果をもって「坂本の方が優秀」と断言できないのは、松井のMLB期間の評価が難しいからですね。
松井がMLBで遊撃手だったのは1年だけですが、日本にいればおそらくずっと遊撃手を守り続けたでしょうから。
その場合、松井稼頭央のWARは現在よりもずっと高いものになっていたでしょう。
個人的に印象深いのは、松井が楽天に戻ってきた時に遊撃手でリーグ平均以上の守備能力を見せたことです。
当時の松井は36歳で遊撃手としてはかなり厳しい年齢でした。
一般的に遊撃手は30歳を超えたあたりで急激に守備能力の低下が始まりますが、(鳥谷敬が好例ですね)
松井はもしMLBへ行かなければ、この年齢まで遊撃手を高いレベルで守り続けたのではないかと思えてなりません。
全盛期の出力だけでなく、そうした異常な息の長さも松井の凄いところだったのかなと思っています。
坂本も31歳の現時点でも守備には徐々に陰りが見えてきていますので、
松井のように30代後半まで守備力を維持して遊撃手を守り続けるのは、ちょっと難しいような印象を受けています。
(逆に言えば、坂本も驚異的な粘り強さを見せてくれれば議論の余地はほぼ無くなるのですが)
ただ、こうした見方は「日本にいればもっと実績を積み上げられただろう」という推定に基づくものですので、
「こうした皮算用に意味はなく、実際に残した成績がすべて」とする見方ももちろん否定しません。
そうした見方をする場合、坂本勇人が歴代最高の遊撃手という評価になると思います。
No title
さかもと、こうはん、しゅび、けっこういい
Re: No title
のびさsさん、コメントありがとうございます!
仰るように坂本は後半にUZRを戻したのは印象的でしたね。
前半に作ったマイナスは何らかのイレギュラーな事態が起こっていただけで、
来季は何事もなかったかのようにプラスを出すだろう、という見方もできると思います。
ただ、坂本が特定の時期にマイナスを出したケースはこれまでにもありましたが、
他の時期にプラスを出すことで、シーズン全体の数字はプラスを保ってきました。
それがカバーしきれずに初めてマイナスに転落したことは、衰えを示すシグナルである可能性があると個人的には思っています。
ここ5年の推移を見ても、UZRは右肩下がりになっているのもちょっと不安です。
来季はまたプラスに戻ってくれると良いんですけどね。
仰るように坂本は後半にUZRを戻したのは印象的でしたね。
前半に作ったマイナスは何らかのイレギュラーな事態が起こっていただけで、
来季は何事もなかったかのようにプラスを出すだろう、という見方もできると思います。
ただ、坂本が特定の時期にマイナスを出したケースはこれまでにもありましたが、
他の時期にプラスを出すことで、シーズン全体の数字はプラスを保ってきました。
それがカバーしきれずに初めてマイナスに転落したことは、衰えを示すシグナルである可能性があると個人的には思っています。
ここ5年の推移を見ても、UZRは右肩下がりになっているのもちょっと不安です。
来季はまたプラスに戻ってくれると良いんですけどね。
No title
今年UZRに大幅な改善が見られるのですが要因は何が考えられるんですかね
Re: No title
とくめいさん、コメントありがとうございます!
仮説ですが原監督がコンディションを意識した起用法を取っているのが大きいのかなと思いました。
今季の坂本は先発出場後の交代が27回ありますがキャリア最多のペースです。
坂本の途中交代は2018年まで年間10回程度だったのですが、2019年からは少しずつ増えてきていますね。
2019年は後半に交代のペースを上げているので、もしかしたらこれが昨季終盤のUZR上昇に繋がったのかもしれません。
仮説ですが原監督がコンディションを意識した起用法を取っているのが大きいのかなと思いました。
今季の坂本は先発出場後の交代が27回ありますがキャリア最多のペースです。
坂本の途中交代は2018年まで年間10回程度だったのですが、2019年からは少しずつ増えてきていますね。
2019年は後半に交代のペースを上げているので、もしかしたらこれが昨季終盤のUZR上昇に繋がったのかもしれません。