コメント
No title
こんにちは。
RCWINが飛び抜けている割に、チーム得点がリーグ一でないのは
この打線がいわゆる「好機に弱い」ものであったということなのでしょうか。
RCWINが飛び抜けている割に、チーム得点がリーグ一でないのは
この打線がいわゆる「好機に弱い」ものであったということなのでしょうか。
Re: No title
こんにちはさん、コメントありがとうございます!
私はそのように考えています。
2011年パリーグの各球団について、RCを用いてチームの出塁能力と進塁能力から総得点を予想すると、
「ソフトバンクの得点は西武の得点を45点程度上回るだろう」という結果が得られます。
他にもXRとwOBA(wRC)によるアプローチを試しましたが、いずれもRCと同じような結果となりました。
実際には西武がソフトバンクの得点を20点以上上回る結果になりましたが、
ソフトバンクがその出塁能力と進塁能力に対して走者を効率良く返せなかったことと、
西武がその出塁能力と進塁能力に対して走者を効率良く返せたことが重なったためだと考えられます。
ただこの年は例のボールの影響で異常な打低シーズンでした。こうした特殊な環境下では、
現行のチームの出塁能力と進塁能力から総得点を予想する式が上手く機能しにくいと考えられることも一因かもしれません。
http://baseballdata.jp/2011/ データで楽しむプロ野球さん
興味深いことに得点圏打率と打率の乖離を見ると、ソフトバンクも西武もあまり変わらないんですよね。
「出塁能力と進塁能力に対して走者を効率良く返せる打線」を「好機に強い打線」と定義するならば、
「好機に強い打線」と「得点圏で安打を多く打てる打線」と言うのは必ずしもイコールではないようです。
私はそのように考えています。
2011年パリーグの各球団について、RCを用いてチームの出塁能力と進塁能力から総得点を予想すると、
「ソフトバンクの得点は西武の得点を45点程度上回るだろう」という結果が得られます。
他にもXRとwOBA(wRC)によるアプローチを試しましたが、いずれもRCと同じような結果となりました。
実際には西武がソフトバンクの得点を20点以上上回る結果になりましたが、
ソフトバンクがその出塁能力と進塁能力に対して走者を効率良く返せなかったことと、
西武がその出塁能力と進塁能力に対して走者を効率良く返せたことが重なったためだと考えられます。
ただこの年は例のボールの影響で異常な打低シーズンでした。こうした特殊な環境下では、
現行のチームの出塁能力と進塁能力から総得点を予想する式が上手く機能しにくいと考えられることも一因かもしれません。
http://baseballdata.jp/2011/ データで楽しむプロ野球さん
興味深いことに得点圏打率と打率の乖離を見ると、ソフトバンクも西武もあまり変わらないんですよね。
「出塁能力と進塁能力に対して走者を効率良く返せる打線」を「好機に強い打線」と定義するならば、
「好機に強い打線」と「得点圏で安打を多く打てる打線」と言うのは必ずしもイコールではないようです。
No title
RCWINというのはあくまで経験則から得られたものなので、2011年のような打低環境ではうまく働かなかったということでしょうか。
あれだけの成績を残した中村のRCWINは6.03でしたが、確実に得点が入るHRは、2011年の環境ではもっと評価されるべきだったのでしょうかね。
あれだけの成績を残した中村のRCWINは6.03でしたが、確実に得点が入るHRは、2011年の環境ではもっと評価されるべきだったのでしょうかね。
Re: No title
こんにちはさん、コメントありがとうございます!
RCは多くの打者がそれなりの得点生産ポテンシャルを有しているという前提の下で設計された指標であるため、
この前提が崩れるようなシーズン(中村が活躍した2011年など)である場合、
他の打者に依存せず出塁から得点を完結できる本塁打が過小評価される可能性は十分に考えられると思います。
そう考えると、中村の存在はソフトバンクと西武におけるRCWINと得点の逆転現象にも一役買っているかもしれません。
RCは多くの打者がそれなりの得点生産ポテンシャルを有しているという前提の下で設計された指標であるため、
この前提が崩れるようなシーズン(中村が活躍した2011年など)である場合、
他の打者に依存せず出塁から得点を完結できる本塁打が過小評価される可能性は十分に考えられると思います。
そう考えると、中村の存在はソフトバンクと西武におけるRCWINと得点の逆転現象にも一役買っているかもしれません。