コメント
No title
ここまで毎年淡々と技術向上している選手なかなか居ないと思います…いつの間にか化け物みたいな数字出すようになってますよね
Re: No title
アンカツさん、コメントありがとうございます!
返信が大変遅れまして申し訳ございません。
ここまで長打力を上げてくるとは正直思いませんでした。
持ち前の選球眼との相乗効果で、今季は四球が凄まじい量になっていますね。
攻撃と守備を合わせた総合的な貢献で言うと、NPBにおける中堅手の歴代ベストパフォーマンスは、
1950年小鶴誠、1964年広瀬叔功、1980年山本浩二、2002年松井秀喜、2015年柳田悠岐辺りが有力候補ですが、
今季の丸佳浩の貢献は彼らに匹敵する水準だと考えます。特に出場機会あたりでは歴代最高ではないでしょうか。
返信が大変遅れまして申し訳ございません。
ここまで長打力を上げてくるとは正直思いませんでした。
持ち前の選球眼との相乗効果で、今季は四球が凄まじい量になっていますね。
攻撃と守備を合わせた総合的な貢献で言うと、NPBにおける中堅手の歴代ベストパフォーマンスは、
1950年小鶴誠、1964年広瀬叔功、1980年山本浩二、2002年松井秀喜、2015年柳田悠岐辺りが有力候補ですが、
今季の丸佳浩の貢献は彼らに匹敵する水準だと考えます。特に出場機会あたりでは歴代最高ではないでしょうか。
No title
18年オフFA移籍となりましたが、広島フロントの姿勢が信じられません・・・。前例を覆してでも昨年オフ(FA取得前)に複数年契約を提示すべきだったと思います。また単年の評価としてもずっと低すぎますよね。広島の限られた資金力という基準で見ても明らかに低すぎたと思います。
丸が巨人とロッテから相当な評価をされたことは実に良い事だと思いますが、何より球団史に残るレベルの貢献を果たした選手に対する広島側の評価がこれなのか・・・と寂しく感じました。
丸が巨人とロッテから相当な評価をされたことは実に良い事だと思いますが、何より球団史に残るレベルの貢献を果たした選手に対する広島側の評価がこれなのか・・・と寂しく感じました。
Re: No title
アンカツさん、コメントありがとうございます!
仰る通り、丸に支払われた年俸は成績に対して常に安いものだったと私も思います。
ただ、「FA権取得まで安い年俸で雇用できる」のは、育成に成功した球団にだけ許される特権なので、
その特権をまるっと享受できたことは、球団運営の観点から見れば成功だったのかなとも思いました。
黒田に対しても6億を提示していますから、
本気で引き留めにかかるなら、丸に対してももう少し出せたのではという印象は受けました。
やはり、マネーゲームはしないという球団の方針なんでしょうね。
広島の年俸総額予算は依然より拡大したという話ですが、それでも巨人やソフトバンクとは離されていますから、
丸と超大型契約をして不慮の事態が発生すると、他の選手に払える年俸総額が圧縮されているのでチームが傾いてしまいます。
来季、丸が抜けたことで優勝争いが厳しいラインまでチーム力が低下した場合、
近年中のFA取得が予想される野村祐輔、田中広輔、菊池涼介も無理には引き止めないのではないかと予想します。
仰る通り、丸に支払われた年俸は成績に対して常に安いものだったと私も思います。
ただ、「FA権取得まで安い年俸で雇用できる」のは、育成に成功した球団にだけ許される特権なので、
その特権をまるっと享受できたことは、球団運営の観点から見れば成功だったのかなとも思いました。
黒田に対しても6億を提示していますから、
本気で引き留めにかかるなら、丸に対してももう少し出せたのではという印象は受けました。
やはり、マネーゲームはしないという球団の方針なんでしょうね。
広島の年俸総額予算は依然より拡大したという話ですが、それでも巨人やソフトバンクとは離されていますから、
丸と超大型契約をして不慮の事態が発生すると、他の選手に払える年俸総額が圧縮されているのでチームが傾いてしまいます。
来季、丸が抜けたことで優勝争いが厳しいラインまでチーム力が低下した場合、
近年中のFA取得が予想される野村祐輔、田中広輔、菊池涼介も無理には引き止めないのではないかと予想します。
No title
丸の年俸の話で興味深いのは2015年のオフに丸は前年度より低い額を提示されてそれを受け入れたんですよね。
2015年の丸は打撃三部門で打率.249 本塁打19 打点63と前年度に残した数字(打率.310 本塁打19 打点67)に比べると打率を大きく落としたのですが
ただ
・四球による出塁がリーグ平均(BB% 7.9)より多い(BB% 14.8)
・長打力もリーグ平均(ISO .111)を超えている(ISO .164)
・2015年のマツダスタジアムが打者不利な環境だった(得点PF 0.91)
といったこともあって2015年の丸の打撃貢献は決して低いものではなく(むしろリーグ上位であり)
DELTA算出のWARだとリーグトップクラスの貢献をしている選手でした。
WARではトップクラスの選手であるにも関わらず翌年の年俸が上がるどころかむしろ下げられてしまうというのはなんだか変な話に思えます。
ただこれは広島が丸の貢献を過小評価しているというよりも「球界全体」が打率・本塁打・打点の「打撃三部門」を高く評価してるのに対して
勝利との関係が強い「チームの得失点の増加」を過小評価していることに起因するものではないかなと思っています。
(丸自身も広島の提示に納得していたわけですから)
正確に言えば過小評価と言うより得失点の増加が勝率に強く関わることと「選手個人」の働きでどれだけ得失点を増加させたか(打点や得点のような環境依存的じゃない数字で)を測る方法があるということがあまり知られてないんじゃないかと思いました。
(投手が未だに勝利数や勝率、特に補正もされていない防御率で評価されていますがこれも同様の理由だと思っています)
2015年の丸は打撃三部門で打率.249 本塁打19 打点63と前年度に残した数字(打率.310 本塁打19 打点67)に比べると打率を大きく落としたのですが
ただ
・四球による出塁がリーグ平均(BB% 7.9)より多い(BB% 14.8)
・長打力もリーグ平均(ISO .111)を超えている(ISO .164)
・2015年のマツダスタジアムが打者不利な環境だった(得点PF 0.91)
といったこともあって2015年の丸の打撃貢献は決して低いものではなく(むしろリーグ上位であり)
DELTA算出のWARだとリーグトップクラスの貢献をしている選手でした。
WARではトップクラスの選手であるにも関わらず翌年の年俸が上がるどころかむしろ下げられてしまうというのはなんだか変な話に思えます。
ただこれは広島が丸の貢献を過小評価しているというよりも「球界全体」が打率・本塁打・打点の「打撃三部門」を高く評価してるのに対して
勝利との関係が強い「チームの得失点の増加」を過小評価していることに起因するものではないかなと思っています。
(丸自身も広島の提示に納得していたわけですから)
正確に言えば過小評価と言うより得失点の増加が勝率に強く関わることと「選手個人」の働きでどれだけ得失点を増加させたか(打点や得点のような環境依存的じゃない数字で)を測る方法があるということがあまり知られてないんじゃないかと思いました。
(投手が未だに勝利数や勝率、特に補正もされていない防御率で評価されていますがこれも同様の理由だと思っています)
Re: No title
コメントありがとうございます!
「得失点差の改善に対して与えた影響」を貢献の評価基準にするという考え方は、
セイバーメトリクスではコンセンサスを得ていますし、最も説得力を持った考え方だと私も考えています。
少なくとも打率、本塁打、打点、盗塁などをただ並べ、それぞれに主観に基づいた重み付けをしていくよりは合理的でしょう。
>正確に言えば過小評価と言うより得失点の増加が勝率に強く関わることと「選手個人」の働きでどれだけ得失点を増加させたか
(打点や得点のような環境依存的じゃない数字で)を測る方法があるということがあまり知られてないんじゃないかと思いました。
球界全体にそうした評価基準が浸透していない、という点は私も同意します。
丸が提示額を受け入れたのも、丸自身がそうした評価基準を重視していなかったことを物語っていると思います。
(WARが年俸に比例するという考え方からすると、成績に見合う提示額ではなかったのは仰る通りだと思います。)
ただ、「得失点差の改善に対して与えた影響」を評価基準にした年俸査定をしていないからといって、
「広島はそうした評価基準を重視していない」とは、必ずしも言えないところが興味深い部分だと思っています。
広島はどこまで把握したうえでやっているのかなと。
選手に不満の出ない範囲で、年俸をできる限り安く抑え込むことがフロントの仕事です。
丸がトップクラスの貢献を残したことを把握しながらも、
あえて「打撃三部門」に基づいた低年俸を提示することもできるんですよね。
(実際に丸はそれで提示額を受け入れたわけですから、「年俸を安く抑え込む」という観点で見れば正解でした)
把握したうえでやっているんだとしたら、それは「マネーボール」にほかなりませんね。
(マネーボールのアスレチックスは四球の重要性を把握しながら、それをあえて年俸に反映しなかったことで年俸を抑えた)
「得失点差の改善に対して与えた影響」を貢献の評価基準にするという考え方は、
セイバーメトリクスではコンセンサスを得ていますし、最も説得力を持った考え方だと私も考えています。
少なくとも打率、本塁打、打点、盗塁などをただ並べ、それぞれに主観に基づいた重み付けをしていくよりは合理的でしょう。
>正確に言えば過小評価と言うより得失点の増加が勝率に強く関わることと「選手個人」の働きでどれだけ得失点を増加させたか
(打点や得点のような環境依存的じゃない数字で)を測る方法があるということがあまり知られてないんじゃないかと思いました。
球界全体にそうした評価基準が浸透していない、という点は私も同意します。
丸が提示額を受け入れたのも、丸自身がそうした評価基準を重視していなかったことを物語っていると思います。
(WARが年俸に比例するという考え方からすると、成績に見合う提示額ではなかったのは仰る通りだと思います。)
ただ、「得失点差の改善に対して与えた影響」を評価基準にした年俸査定をしていないからといって、
「広島はそうした評価基準を重視していない」とは、必ずしも言えないところが興味深い部分だと思っています。
広島はどこまで把握したうえでやっているのかなと。
選手に不満の出ない範囲で、年俸をできる限り安く抑え込むことがフロントの仕事です。
丸がトップクラスの貢献を残したことを把握しながらも、
あえて「打撃三部門」に基づいた低年俸を提示することもできるんですよね。
(実際に丸はそれで提示額を受け入れたわけですから、「年俸を安く抑え込む」という観点で見れば正解でした)
把握したうえでやっているんだとしたら、それは「マネーボール」にほかなりませんね。
(マネーボールのアスレチックスは四球の重要性を把握しながら、それをあえて年俸に反映しなかったことで年俸を抑えた)